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『イオセリアーニに乾杯!』

配給:ビターズ・エンド
オフィシャルサイト:http://www.bitters.co.jp/otar/


キャスト スタッフ データ
『四月』
ギア・チラカーゼ
タニア・チャントゥリア
『歌うつぐみがおりました』
ゲラ・カンデラキ
ジャンスグ・カヒーゼ
マリーナ・カルツィヴァーゼ
『蝶採り』
ナルダ・ブランシェ
アレクサンドル・チェルカソフ
アレクサンドラ・リーベルマン
『群盗、第七章』
アミラン・アミナラシヴィリ
ダト・ゴジベダシヴィリ
ギオ・ジンツァーゼ
ニノ・オルジョニキーゼ
『素敵な歌と舟はゆく』
ニコ・タリエラシュヴィリ
リリー・ラヴィーナ
フィリプ・バ
ステファニー・アンク
『月曜日に乾杯!』
ジャック・ビドウ
アンヌ・クラヴズ=タルナヴスキ
ナルダ・ブランシェ
ラズラフ・キンスキー
監督:オタール・イオセリアーニ

『四月』
脚本:オタール・イオセリアーニ
   エルロム・アフヴレディアニ
撮影:ユーリ・フェドネフ
『歌うつぐみがおりました』
製作:ゲルマン・グヴェネターゼ
脚本:オタール・イオセリアーニ
   ディミトリ・エリスターヴィ 他
『蝶採り』
製作:マルティーヌ・マリニャック
脚本:オタール・イオセリアーニ
『群盗、第七章』
製作:マルティーヌ・マリニャック
脚本:オタール・イオセリアーニ
『素敵な歌と舟はゆく』
脚本:オタール・イオセリアーニ
製作:マルティーヌ・マリニャック  
『月曜日に乾杯!』
脚本:オタール・イオセリアーニ
製作:マルティーヌ・マリニャック

※1992年ヴェネチア国際映画祭 PASIETTI賞 受賞他(『蝶採り』)
※1996年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞 受賞(『群盗、第七章』)
※1999年ルイ・デリュック賞受賞他(『素敵な歌と舟はゆく』)
※2002年 ベルリン国際映画祭 銀熊賞、国際批評家連盟賞 受賞(『月曜日に乾杯!』)

イントロダクション
「『月曜日に乾杯!』のオタール・イオセリアーニ監督の全てを体感できる映画祭」
「群盗、第七章」
▲群盗、第七章

 藤村俊二のナレーションによる予告編、“ノンシャランといきましょう”というコピーも秀逸だった『月曜日に乾杯!』、その前作『素敵な歌と舟はゆく』で多くの熱心なファンを獲得した映画監督オタール・イオセリアーニ。時の流れに身を任せてしまうようなゆったりとしたカメラワーク、まっとうな人生からちょっと外れてしまったような人間味に溢れるキャラクター、ジャック・タチを思い出させるようなユーモア感覚など一編の詩のような世界にはまってしまった方もきっと多いだろう。そんなイオセリアーニ監督の昔の作品を観たいと思っても今まではなかなか観ることが出来なかったのが実情。でも、これからは大丈夫かもしれない。今回、イセオリアーニ監督の作品の回顧展とも言うべき『イオセリアーニに乾杯! オタール・イオセリアーニ映画祭』が開催されるのだから。
「蝶採り」
▲蝶採り
 オタール・イオセリアーニ監督は、1934年に旧ソ連グルジア共和国に生まれている。トビリシ高等音楽学院で作曲を学び、モスクワ大学で応用数学を専攻した後にモスクワ国立映画大学の監督学科に入学し、演出を学び、数本の短編映画を製作した後、中篇映画『四月』(1962)を製作(これは当局により上映を禁止された)。続く『落ち葉』(1966)が1968年のカンヌ国際映画祭批評家連盟賞と第1回ジョルジュ・サンドゥール賞を受賞し、イオセリアーニ監督の名は世界中の注目を集めることになる(この作品は日本でも劇場公開されている)。その後『歌うつぐみがおりました』(1970)、『田園詩』(1976)(1981年ベルリン国際映画祭批評家連盟賞 受賞)などを製作し、1979年に活動の拠点をフランスのパリに移し、数年に1作という独自のゆったりとしたペースで『月の寵児たち』(1984)(1984年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞 受賞)、『そして光ありき』(1989)(1989年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞 受賞)、『月曜日に乾杯!』(2002)(2002年ベルリン国際映画祭 銀熊賞、国際批評家連盟賞受賞)などの作品を制作している。映画監督生活は40年以上という長いキャリアを持つが、その間に製作した劇映画はわずか10本(その他、数本の短編、TV番組用ドキュメンタリーなどを監督している)、しかもそのほとんどの作品が何らかの映画祭で受賞を果たしているという打率10割ともいうべき、とんでもない監督なのである。今回、日本で開催される『イオセリアーニに乾杯! オタール・イオセリアーニ映画祭』のきっかけとなったのは、2000年のカンヌ国際映画祭(イセオリアーニがカメラドール審査委員長を務めた)で中篇デビュー作『四月』が復刻上映されたことと、2004年テサロキニ国際映画祭(ギリシャ。テオ・アンゲロプロス監督がプレジデントを務めている)でイオセリアーニ監督への尊敬、感謝、愛情の念をこめて、彼の全作品の上映が行われたことが大きいだろう。そして、その波がやっと日本にたどり着いたというわけだ。
「四月」
▲四月
 「僕は駄目な数学者で、駄目な音楽家だった」から映画を撮り始めたというイオセリアーニ監督は映画作りについて「僕が出来る唯一の仕事は映画で、映画によって僕は僕らの思考の痕跡を残すことが出来る。僕のだけじゃない、僕らの世代の、だ。映画は僕らに続く人々のための橋のようなものなんだ。」と語り、その作品は「映画は何かがひらめいた時に、実際に生きた経験が卵を産み落とした時につくるほうがいい。」と語っている。実際、寡作ながらも自分の魅力を損なわない作品を撮り続けてられたのは、そうした信念によるところが大きいのだろう。
 今回、『イオセリアーニに乾杯! オタール・イオセリアーニ映画祭』で公開される作品は残念ながら彼の劇映画全てではないが、上映禁止になったデビュー中篇『四月』、『歌うつぐみがおりました』、『蝶採り』(1992年ヴェネチア国際映画祭 PASIETTI賞 受賞他)、『群盗、第七章』(1996年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞 受賞他)という本邦初公開作と『素敵な歌と舟はゆく』、『月曜日に乾杯!』という日本でのイオセリアーニ監督の人気を決定付けた作品の合計6作品。言葉で語ることは作品の説明にはならないと断言し、映画という表現手段では話すことなく理解される点を気に入っている(字幕をつけるのすら嫌だという)というイオセリアーニ監督の世界に浸りきれる最高の機会です。その世界に魅了された方はもちろん、その豊潤な映画世界を味わってみたいという方はぜひ、劇場に足を運んでください。最高の時間が堪能できると思いますよ。

ストーリー
「公開される作品の詳細」
 今回公開される作品の詳細です。
「歌うつぐみがおりました」
▲歌うつぐみがおりました
 『四月』は幻の傑作と語り継がれていたイオセリアーニ監督の中篇デビュー作。台詞を使わず、音楽(音)と映像だけで綴られる若いカップルのコミカルな愛の物語。なぜ、このテーマで上映禁止になったのかさっぱり分かりません。
 『歌うつぐみがおりました』は身勝手で女好きのティンパニー奏者。いつも時間に追われて走り回る彼の日常はまさにつぐみのよう。ヌーヴェルヴァーグの映画が好きならたまらないであろう作品。
 『蝶採り』は古城で余裕の余生をおくる老婦人2人と彼らの親族、隣人などを巡るお金の力とはかなさをシニカルに描いた物語。この古城を買いに来るのがバブルに湧く日本人なんだよね。
 『群盗、第七章』はイオセリアーニ監督の祖国グルジアの歴史をやりたい放題、荒唐無稽に描いた物語。政治への痛烈な皮肉、時間軸や場所が交錯したり、一人何役もこなしたりととにかく最高の作品。
 『素敵な歌と船はゆく』はライブラリーをチェック! http://www.movienet.co.jp/movie/opus00/sutekinautatofune/index.html
 『月曜日に乾杯!』もライブラリーをチェック! http://www.movienet.co.jp/movie/opus01/getuyoubinikanpai/index.html                 
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