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『犬と歩けば チロリとタムラ』

配給:アルゴ・ピクチャーズ
オフィシャルサイト:
http://www.argopictures.jp/inuto/


キャスト スタッフ データ
田中直樹
りょう
チロリ
ピース
大木トオル
藤田陽子
天光眞弓
芹川藍
桜むつ子
青木富夫
葛西佐紀
片桐仁(ラーメンズ)
吉村由美(Puffy)
唯野未歩子
渡辺哲
洞口依子
ガダルカナル・タカ
寺島進
はなわ
嶋田久作
矢沢心
スネオヘアー
監督:篠崎誠
製作:岡田裕
脚本:七里圭
撮影:米田実
照明:松井博
編集:樋口泰人
美術:山崎輝
音楽:長嶌寛幸
2004年/日本/35ミリ/カラー/ビスタサイズ/1時間47分 

イントロダクション
「捨て犬からセラピードッグへとなった犬と人間との交流を描いたハートフルなドラマ」 
 アニマルセラピーという言葉を初めて耳にしたのは、どこかのニュース番組の欧米からのレポートだったと思う。そこは老人ホームで、犬や猫、鳥などの動物が老人たちと触れ合っていた。老人たちが動物たちと触れ合うことで、精神的な落ち着きが出たり、心が和んだりし、それが病気の回復に役立つとレポートでは伝えていた。このアニマルセラピーの効果は日本でも認められ始め、そういった療法を取り入れている病院、老人ホームなども増えているという。今回紹介する作品『犬と歩けば チロリとタムラ』はそんなアニマルセラピーの中でもセラピードッグと呼ばれる犬に注目を向けたハートフルなドラマ作品である。
 無職で就職先を探している岡村は彼女のアパートに居候していたが、彼女は母親の看病のために田舎に戻ることになっていた。彼女に愛想をつかされ、住む家さえなくした岡村は一匹の捨て犬と出会う。お互いに行き場をなくしたもの同士として心を通じ合う一人と一匹だったが、岡村には犬を育てる余裕などない。そんな時に偶然見たテレビでセラピードッグのことを知った岡村は、犬だけでも引き取ってもらおうとセラピードッグ協会の門をたたく。一方、田舎に戻った彼女は、母親の看病、ひきこもりの妹などに心身ともに参っていたというのがこの作品のストーリーである。
 ストーリーを読んでもらえば分かると思うが、この作品は御気楽にペットを飼い、自分の都合で捨ててしまうという問題、フラフラとした生活を続ける若者の問題、ひきこもりという問題、介護という問題など現在の社会に横たわる様々な社会問題を織り込みながら、犬との出会いを介在にして、彼らの生活が少しずつ変わっていく様を描いている。
 監督は『おかえり』、『忘れられぬ人々』という作品で多くの受賞を果たし、確実な評価を獲得している篠崎誠。主演は役者として初出演した作品『みんなのいえ』で第25回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した人気お笑いコンビ ココリコの田中直樹。その他、モデル出身で『害虫』、『Rock'n Roll Mishin』など映画、TVにと活躍する りょう、「マクドナルド」のCMなどで注目を浴び、出演作が相次ぐ注目の若手女優のひとり藤田陽子、国際セラピードッグ協会の代表を務める日本のブルースシンガーのパイオニア的な存在である大木トオル、パフィーの吉村由美、ラーメンズの片桐仁などが出演している。
 国際セラピードッグ協会の監修を受けているこの作品は、まず、セラピードッグの訓練風景や実際の現場で光景などのシーンが印象的な作品である。登場する犬も実際のセラピードッグとして活躍する犬たちであるし、国際セラピードッグ協会の代表を務める大木トオルの口から伝えられる言葉も真実であるだけに重みがある(例えば、ここに出てくる犬のほとんどは捨て犬だったという事実。捨てられたものが、セラピードッグとしての訓練を受け、自分たちを捨てた人間を治癒する仕事についているのだ)。主役のフラフラした青年 岡村がセラピードッグの訓練師として自立していく様を演じていく田中直樹も地のままのキャラクターであるかの良さがあるし、りょうや藤田陽子も説得力のあるいい演技をしている。ユーモアさ、ハートフルさなどを含んだ物語としてのまとまりもあるのだが、逆に妙にまとまりすぎているところやセラピードッグによりひきこもりが回復していく過程などが見えづらいところが難点といえば難点か(この辺は短時間で描くのが難しいし、こちらの想像で補わざる得ないのかもしれないが)。それでもセラピードッグという存在を介して、ペットと人間との関係を考えるにはよく出来た作品になっている。こういった作品は大人だけでなく、子供も含めたあらゆる世代に観てもらえればと思う。ぜひ、劇場に足を運んでみてください。 

ストーリー
「彼女にフラた男と人間に捨てられた犬が出会い・・・・」
 岡村靖幸は就職先を探しているフリーター。でも、本腰を入れて探しているわけではない。そんな彼は彼女の美和のアパートに居候している。でも、美和は母親の看病のため田舎に戻ることが決まっていた。明日がアパートを引き払う日であった。その日までに岡村は仕事を見つけておくつもりだったのだが、見つからず、今でも美和にすがりつこうとしていたが、それは美和により一蹴される。
 妹にも愛想をつかされ完全な根無し草となった岡村は前日にコンビニの前で会った捨て犬と再会する。その犬に小学校の同級生を思い出した彼は「タムラ」と名づけ、一緒に行動するようになる。そして、ある日、岡村は飲み屋のテレビで偶然見たアニマルセラピーの特集から、タムラをセラピードッグにしようと訓練所の門を叩く。最初は断られた岡村だったが、住むところがないということ知った訓練所の先生は、岡村も活動を手伝うという条件で、一人と一匹を受け入れる。
 一方、田舎に戻った美和は病院の母親の介護、ひきこもりの妹の面倒という生活に心身ともに疲れ果てていた。
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