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『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』

20世紀フォックス(極東)映画会社
オフィシャルサイト
http://www.foxjapan.com/movies/lineup/index.htm

キャスト スタッフ データ
サマンサ・モートン
パディ・コンシダイン
ジャイモン・フンスー
サラ・ボルジャー
エマ・ボルジャー
キアラン・クローニン
監督、製作、脚本:ジム・シェリダン
製作:アーサー・ラビン
共同制作:ポール・マイラー
脚本:ナオミ・シェリダン
   カースティン・シェリダン
撮影:デクラン・クイン
美術:マーク・ジェラハティ
編集:ナオミ・ジェラハティ
衣装:エニア・ニ・ヴォールドニー
音楽:ギャビン・フライデー
   ムリス・シーザー
2003年/
アイルランド・イギリス合作/
35ミリ/カラー/ヴィスタ・サイズ/
1時間46分/

イントロダクション
「『マイ・レフトフット』のジム・シェリダン監督が描く深く染み渡る移民家族の物語」
 映画監督デビュー作である『マイ・レフトフット』が絶賛を浴び、アカデミー賞作品賞、監督賞などににノミネート。その後もベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『父の祈りを』、『ボクサー』と4、5年に1作というペースで自分のルーツであるアイルランドをテーマにした良質な作品を製作し続ける映画監督 ジム・シェリダン。そんな彼の久しぶりの作品が、この『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』である。
 今回の作品はタイトルが表しているようにアメリカでの生活と彼がずっとこだわってきたアイルランドという視点を重ねて描いた作品である。つまりそれは移民として、アメリカに暮らすアイルランド人の物語である。
 この作品のアイデアは監督の実体験に基づいている。1989年に『マイ・レフトフット』がアカデミー賞にノミネートされた頃、自分が移民としてアメリカにやってきた時に住んでいたボロアパートの隣人と再開し、昔話などで旧交を温めた監督は隣人の「あの場所は素晴らしい場所だった」という言葉に胸を打たれ、そこから、あの特別な時と場所についての映画を作ろうと考え始めたという。完成までに数年を要したという脚本は、リアリティーを出すために姉妹の会話の部分は自分の娘たちに任せるなどという試みなどにより、現実感を持ちながらもマジカルな感触を持った現実と虚構の部分がいい意味で交じり合ったものに仕上がっている。
 欧米は不況に見舞われていた80年代、そんな時代に職を失いカナダを経由してアメリカのニューヨークへとやって来たアイルランド人の移民家族の生活を描いたこの作品。主演の家族を演じるのは『ギター弾きの恋』、『モーヴァン』のサマンサ・モートン、『24アワー・パーティー・ピープル』のパディ・コンシダイン、実の姉妹でもあるサラ・ボルジャー、エマ・ボルジャー。共演に彼らの住むアパートの謎めいた住民役で『アミスタッド』、『グラディエーター』のジャイモン・フンスーなど。
 教師の職が見つからず、アイスクリーム・ショップで働く母親、役者のオーディションを何度となく受けるが、役にはありつけない父親、友人のいない娘たち、暮らすのは薬中の溜まり場のアパートメント、アイルランド人という差別、取り付かれたかのように忘れられない過去の出来事。こういった部分だけを見ると決定的に暗い映画のような気がするが、不思議なことにそういった苦労の部分は余り感じさせない。逆に今までの苦労がアメリカという国にやって来て、このアパートメントの不思議な住人と交流することにより少しずつ洗い流されていく状況が描かれている。長女の視点で語られていくそのちょっと不思議な話の展開にはきっと観る側の気持ちも洗い流されていくはずだ。
 マンハッタンに入った瞬間に流れるラヴィン・スプーンフルの“魔法を信じるかい”、長女が歌うイーグルスの“デスペラード”、アパートに鳴り響くNYサルサなど要所で使われる音楽も素晴らしいこの作品『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』(ちなみに来年のアカデミー賞の有力候補でもあると噂されている)。ハートウォーミングな映画が好きな人はもちろん、家族を持っている夫婦(特におやじ)なんかにはたまらない作品となっています。今年のお正月公開の中では最良の一本です。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「新しい生活を求めてNYへやって来たアイルランド人の一家にもたらされるもの」
 カナダとアメリカの国境。ジョニー、サラ、クリスティ、アリエルのサリヴァン一家は休暇と偽って、アメリカへ入国しようとしていた。彼らの本当の目的はニューヨークで仕事を見つけ、新しい生活を始めることだった。だが、スムーズに進むはずの検問にちょっとしたことから引っ掛かってしまう。どぎまぎする両親を見ながら、長女のクリスティは三つの願い事の一つ目をお願いする。お願いの効果か、一家は無事に国境を通過し、マンハッタンへと到着する。
 クリスティが信じている三つの願い事は、死んだ弟のフランキーが残した「願い事には願っていいことといけないことがある。そして願えるのは三つだけ」という言葉に従ったものだった。
 家族はマンハッタンの薬中や叫びだす男などが住むボロボロのアパートメントに居を構えた。自分たちで壁を塗ったりしながら、適当に家具を置き、暮らせる空間を作っていくサリヴァン一家。母親はアイスクリームショップで働き、父親は舞台のオーディションを繰り返し受けるが、結果が伴わない。それでも一家の生活は順調に進んでいるかに見えた。サラは妊娠をし、ジョニーはタクシーの運転手として働きながら、オーディションを受け続けた。しかし、このふたりはフランキーの死という影に囚われ、それが大きな亀裂となっていた。そんな中、ハロウィーンの日にクリスティとアリエルはマテオという人を拒絶し続けていた同じアパートメントに住むアーティストと知り合いになる。それは友達のいなかった姉妹や家族にとって、大きな転機となっていく。
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