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『アイデン&ティティ』
配給:東北新社
オフィシャルサイト:http://www.iden-tity.com/

キャスト スタッフ データ
峯田和伸/ 中村獅童
大森南朋/ マギー
麻生久美子/ コタニキンヤ
岸部四郎/ 三上寛
大杉漣/ あき竹城
塩見三省/ 平岩紙
野村祐人/ 夏木ゆたか
小林麻子/ 村上連

ポカスカジャン
監督:田口トモロヲ
製作:瀬崎巌/甲斐真樹/村山創太郎
プロデューサー:小西啓介/ 代晴明彦
原作:みうらじゅん
脚本:宮藤官九郎
撮影監督:高間賢治
照明:上保正道
録音:岩倉雅之
編集:上野聡一
美術:丸尾知行
音楽:白井良明/大友良英/遠藤賢司
2003年/日本/カラー/ビスタサイズ/DTSステレオ/1時間58分

イントロダクション
 「原作:みうらじゅん 監督:田口トモロヲ 脚本:宮藤官九郎 テーマ:ロック」
 みうらじゅん と田口トモロヲと言えば、最近CDも再発されたチャールズ・ブロンソンの男気に敬意を払ったユニット“ブロンソンズ”である。そんなふたりが原作(みうらじゅん)&監督(田口トモロヲ)という形でタッグを組んだともいえる映画が公開される。それが今回紹介する作品『アイデン&ティティ』である。
 田口トモロヲの初監督作品となるこの作品の原作は1992年に発行されたみうらじゅんによるコミックである。ロックバンドの青年が“俺のロック”というものを追い求めるという原作に大感動した田口トモロヲはこの興奮を何とか伝えたいと思い、自分にも出来ることということで映画化を決意。みうらじゅんの了承を得て企画書を作成したものの、その企画書は誰の関心も引かず、数年以上の長い歳月が何もないまま流れていく。しかし、映画&ロックの神はこの企画を見捨てることなどなかったのだった。その長い年月の眠りから目覚めたかのように映画化は最高の形で動き出していく。
 田口トモロヲにとっては“ライフワーク”的な“生きているうちに撮らなきゃならい作品”だったというこの作品に同じような思いを寄せている人物がいた。それが今回脚本を担当した今最も注目を浴びている脚本家 宮藤官九郎である。単行本に連載されている当時からこのコミックの大ファンであったという宮藤官九郎は「だれかが書いてそこそこ面白くても腹立つし、全然ダメでもムカつくし、じゃあ俺がやる!と思って引き受けました。」とこの作品への思いを語っている。
 みうらじゅん、田口トモロヲ、宮藤官九郎というこの3人に共通するものがもうひとつある。それはロック、バンドマンという存在への思い入れだろう。自らもバンドマンの3人。この作品には現場を経験してきたロックへの思いが満ち溢れている。
 主演もそんなバンドいうものが分かっている現役のバンドマン 元ゴーイング・ステディーのボーカル峯田和伸、彼とバンドを組んでいる仲間たちにも中村獅童、大森南朋、マギー(ジョビジョバ)というバンド経験者が集まった。時間のない中、スタジオを押さえリハーサルを重ねた彼らのレパートリーはクランクイン時には十数曲になっていたという。その他の出演者は麻生久美子、コタニキンヤ、岸部四郎、三上寛、大杉漣、あき竹城、塩見三省などの個性的な面々。音楽は遠藤賢司、白井良明、大友良英が担当。映画のキーでもある神様役のディランの曲もふんだんに使用されている。
 この作品の素晴らしさは不良でも反骨精神にあふれたわけでもなく、どん底に落ちたわけでもない普通の人間がこの日本という国でロックをやるとはどういうことなのかということを問い続けていることである。反骨の精神であったはずのロックを“もてたい”とかそんな些細なくだらない欲望のために使っていいのだろうか、俺にとってロックって何なんだろうかとディランに出会うことによって問い続け、悩んでていく主人公の気持ちは、バンドをやった人間やロック好きの奴なら分かるはずだ(もちろん、それはロック以外のことにも横たわる悩みである)。だから、この物語はロックに囚われてしまった者の物語でもあるし、観る者にとっては自らのロックを捜し求めるための物語でもあるのだ。ロックに憧れる普通の若者の最高の青洲映画となっているこの作品、ぜひ、劇場に足を運んでください。さて「あなたにとってロックとはなんですか?」。

ストーリー
「俺のロックは一体何なのか?ディランよ。」
 ロックバンド“SPEED WAY”。素人参加型のバンド・オーディション番組で大きな人気を獲得し、メジャーデビューを果たした彼らは、デビュー・シングルの「悪魔とドライブ」がヒットしたにもかかわらず、生活は何一つ変わっていなかった。そんな彼らは、この日も小さなスタジオで練習を続け、新たな方向性の展開を模索していた。それは“売れる”ということと“やりたいことをやる”ということとの葛藤でもあった。メンバー4人の仲はいいものの、その葛藤のためにメンバー間には気まずい空気が流れていた。
 バンドの曲作りの大半を担当しているのはギターの中島。夜毎、曲作りに関して悩み続ける中島の風呂なし一間のアパートにある夜、ハーモニカを持った男が現れる。ボブ・ディランに似たその男はライブの会場、ファンと寝ているときなど中島の前だけに度々姿を見せるようになる。その男の姿を見て、話しかけ、感じているうちに中島の中に今までとは違う気持ちが目覚めていく。それはこのままでいいのか、俺のロックは何なのかという根本的な問題であった。
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