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『市川雷蔵祭 艶麗』

配給:角川映画
オフィシャルサイト:http://www.kadokawa-pictures.com/rai-sama/film/index.html


キャスト スタッフ データ
市川雷蔵

日本

イントロダクション
「映画デビュー50周年を記念して、美男の代名詞 市川雷蔵の素晴らしい映画の世界が再びスクリーンに」
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(c)角川映画
 映画に限らずエンタテインメントの世界に欠かせないもののひとつに“スター”という存在がある。その世界では誰もが“スター”を生み出そうと躍起になっている。今はスター不在の時代、誰もが手が届く時代になったとされるけれど、それは山の裾野が大きく広がった分、高さも低くなったというだけで、個々にとっての“スター”は必ず存在しているはずだ。手が届かない国民的な“スター”は石原裕次郎や長嶋茂雄、美空ひばりの時代が最後になるのかもしれないが、この方もその人脈に入れていいのではないかと思う。その方の名前は、市川雷蔵。今回紹介するのはそんな市川雷蔵の作品が思う存分堪能できる映画祭『市川雷蔵祭 艶麗』である。
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(c)角川映画 お嬢吉三
 市川雷蔵。美男の代名詞ともされるこの方の作品は年配の方なら間違いなくご存知だろう。しかし、それ以外の層にとっては、名前くらいは知っているけどという存在でしかないかもしれないので、簡単に市川雷蔵のプロフィールを書いておきたいと思う。生まれたのは1931年、生後6ヶ月で歌舞伎俳優 市川九団次の養子となり、15歳で初舞台を踏む。1951年に関西歌舞伎の重鎮・市川寿梅の養子となり、この年、8代目市川雷蔵を襲名する。歌舞伎役者としての将来を大いに期待されていたが、1954年『花の白虎隊』で映画デビュー。大映と専属契約を結ぶ。その後、溝口健二監督の『新・平家物語』、市川崑監督の『炎上』などに出演し、役者としての名声を高めていく。特に三隅研次監督とは名コンビといわれ、“眠狂四郎”シリーズ、『大菩薩峠』、『斬る』など数々の名作を送り出している。1969年肝臓ガンで死去。享年37歳。1954年から亡くなる1969年までの15年間で出演した映画の総本数は158本だった。
 市川雷蔵は歌舞伎役者であるにもかかわらず、映画界に足を踏み入れてからはほとんど歌舞伎の公演を行っていない(ただし、歌舞伎ものと呼ばれる映画には何本も出演している)。1年間に10本以上の映画に出演していること、映画俳優としてブレイクしたことなどそこには様々な要因があると思う。こうした部分は、市川海老蔵、中村獅童など歌舞伎の外の世界で大きく活躍する歌舞伎役者たちの先駆けであったと捉えることも可能だろう。
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(c)角川映画 大菩薩峠
 今回開催される映画祭『市川雷蔵祭 艶麗』は1990年代になってから、写真集の出版や様々な映画祭の開催などで新たな世代も魅了し、再評価も完全に定着した市川雷蔵の映画デビュー50周年を記念して企画されたものである。上映される本数は今までの映画祭では最多となる全41本。“眠狂四郎”シリーズ、『斬る』、『剣』、『剣鬼』という三隅研次監督との名コンビぶりが発揮された“剣三部作”など様々な作品が上映される。その中でも目玉となるのは、何度となく開催されてきた雷蔵の映画祭でも初めての試みとなる『大菩薩峠』三部作の上映、日本初のカラー・デジタル・リマスター版(オリジナルのネガをデジタル化し、修整した上で当時の色味を再現。音声もデジタル修復でよりクリアにされている)での上映となる『新・平家物語』だろう。その他、幾つかの作品もニュープリントで上映される。
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(c)角川映画 新平家物語
 第二次世界大戦も終ろうという時代に映画デビューし、日本映画の全盛期を駆け抜けていった市川雷蔵。彼の作品を追っていくことは日本映画の全盛期を体験することになるし、“5社協定”という日本の映画会社が生み出した最悪と呼ばれる(封建的な)システムの中での“大映映画”の色合いを感じるということにもなる。彼と同い年で同じ映画会社にいたことからライバルという位置づけをされていた勝新太郎は「風景を壊さず、風景に負けない役者」と市川雷蔵のことを評している。作品を観てもらえば、彼の言っている意味合いや、そこにいるだけで画面がしまってくる、きりっとしてくる市川雷蔵の存在感を感じることが出来るはずだ。“温故知新”というが、今回の『市川雷蔵祭 艶麗』に通うということは正にその意味合い通りだと思う。雷蔵の佇む姿、台詞回しにやられ、あの当時の日本映画の面白さにノックアウトされる。古い、昔と片付けず、ぜひ、劇場に足を運んでください。面白い発見があるはずです。

ストーリー
「上映される作品など」
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(c)角川映画 薄桜記
 今回開催される『市川雷蔵祭 艶麗』で上映される作品は、日本初のカラー・デジタル・リマスター版での上映となる『新・平家物語』、『大菩薩峠』三部作、“眠狂四郎”シリーズ、三隅研次監督との名コンビぶりが発揮された“剣三部作”、歌舞伎ものの『弁天小僧』、現代劇の『炎上』、ノワール作品『ある殺し屋』、『ある殺し屋の鍵』など盛りだくさん。作品の詳細、上映スケジュールなどはオフィシャルサイト http://www.kadokawa-pictures.com/rai-sama/film/index.html でチェックしてください。
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