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『氷海の伝説』
ATANARJUAT, THE FAST RUNNER
2001年/カナダ(イヌイット語)/172分/35mm/
カラー/1:1.85/ドルビーSR
配給:アルシネテラン

キャスト スタッフ データ
ナタール・ウンガーラーック
シルヴィア・イヴァル
ピーター・ヘンリー・アグナティアック
ルーシー・トゥルガグユク
監督・製作・脚本・編集:
ザカリアス・クヌク
撮影・共同制作・脚本・編集:
ノーマン・コーン
共同制作・脚本:
ポール・アパク・アンギリック
※2001年カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)受賞
※2001年トロント国際映画祭最優秀カナダ映画賞受賞
※2002年カナダアカデミー賞6部門受賞(作品賞、監督賞、脚本賞ほか)
※2001年フランダース国際映画祭グランプリ(作品賞)受賞
※2001年エジンバラ国際映画祭最優秀新人監督賞受賞
※2002年アカデミー賞外国映画賞カナダ代表

イントロダクション
 「世界初のイヌイットによるイヌイット語の映画」
アメリカ大陸の最北端に暮らすイヌイット。その彼らに伝わる口承伝説を映画化した作品が、この『氷海の伝説』である。この作品は2001年のカンヌ国際映画祭で世界初公開されるやいなや、大絶賛を浴び、カメラドール(新人監督賞)を受賞。その後、本国カナダの映画賞をはじめ、各国の映画祭で受賞と絶賛を浴び、世界各国でヒットを記録している。
 物語は、アメリカ大陸の最北端に暮らすイヌイットたちに語り継がれてきた“アタナグユアト”(足の速い人)伝説に基づいた叙事詩である。元来、書物になどまとめられることのなかったイヌイットの口承伝説をこの作品の完成を待たずに亡くなった発起人であるポール・アパク・アンギリックが、8人の長老たちから聞き取り作業を行い、その内容を記録。その記録を元に、彼や監督を含めた5人の脚本家の手により、イヌイット語と英語の脚本が完成した。衣装の面など、製作中もイヌイットの長老たちのアドバイスを受け、その結果、イヌイットの生活や文化がリアルに伝わる作品が出来上がった。また、この物語が作られた背景には、欧米化により共同体としての危機を迎えざる得なくなっているイヌイットの現状というものもある(そのため、脚本にも現代のイヌイットには理解しにくい言葉などをチェックしながら、口承文化という言葉の力を壊さないようにしている)。
 実際にイヌイットが暮らす地で、実際にそこに暮らすイヌイットをキャストに使用し(もちろん、ほとんどが映画初出演)、監督や脚本をはじめスタッフのほとんどもイヌイットという体制で、イヌイット語(イヌクティトゥト)を用い撮影されたオリジナリティー溢れる壮大な物語。3時間という長さもその映像と物語に取り込まれれば、苦にならないはず。ぜひ、劇場でご覧下さい。

ストーリー
 「イヌイットに、数百年も昔から伝わる物語」
イグールリックにあるイヌイットの村。そこのリーダー クマグラックの息子であるサウリは父親が自分ではなく、トゥリマックという名の男に目をかけているのが気に食わなかった。そのため、自分の父親を殺し、自分が新しいリーダーとなり、トゥリマックを村から追い出してしまう。トゥリマックにはふたりの息子や家族がいたが、彼らはクマグラックの妻らの気遣いにより、なんとかその村で命を永らえていた。
 月日は過ぎ、トゥリマックのふたりの息子 アマグアックとアタナグユアトはたくましく成長していた。兄のアマグアックは力持ちで知られ、アタナグユアトは誰よりも速く走ることが出来た。サウリにもオキという息子がいた。オキは父にも増して、邪悪で粗暴だった。オキにはアートゥアトという美しい許嫁がいたが、アートゥアトは実はアタナグユアトと心を寄せ合っていた。
 そんなある日、村の宴会でアタナグユアトとオキのふたりはアートゥアトをめぐって、決闘を行い、アタナグユアトが勝利する。その結果、オキはアタナグユアトに大きな恨みを抱くことになり、血なまぐさい状況へと変わっていく。
(C)Cinemavault Releasing and Igloolik Isuma Productions
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