イザベラ・ロッセリーニ
イェルーン・クラッベ
ヴェロニカ・ニッコライ
ラーラ・カンポリ
エレナ・サフォノヴァ
ポール・ブルック
バルバラ・エンリキ
ジャンナ・ジャンケッティ |
監督：アンドレア＆アントニオ・フラッツィ
原作：ロレンツァ・マッツェッティ
「Il cielo cade」
製作：カルロ・M.クッキ
ヴィットーリオ・ノイア
脚本：スーゾ・チェッキ・ダミーコ
撮影：フランコ・ディ・ジャーコモ
ステーファノ・コレッタ
美術：マーリオ・ガルブリア
音楽：ルイス・バカロフ
衣装：カルロ・ディアッピ |
※2000年 イタリア、ジッフォニ青少年映画祭
金賞 (最優秀賞)
※ 2000年 ジッフォニ青少年映画祭 ブロンズ賞(最優秀女優賞：ヴェロニカ・ニッコライ)
※ 2000年 フロリダ フォート・ローダデイル国際映画祭 審査員賞 (最優秀外国語映画)
※4 2000年 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 主演女優賞、新人監督賞 ノミネート
※ 2001年 ベルリン国際映画祭 ドイツ児童救済週間部門 特別賞 (最優秀作品)
※ 2001年 ナストロ・ダルジェント賞 新人監督賞ノミネート |
フェディリコ・フェリーニが「この本を読んだときほど、熱狂的にのめり込み、楽しんだことはめったにない」と語ったというロレンツァ・マッツェッティが1961年に発表したデビュー作である自伝的小説「天が落ちてくる（Il
cielo cade）」の映画化。この小説は世界中で翻訳が出版され、愛読されている名作である。映画化に際しては脚本、撮影などイタリア映画史を彩ってきたスタッフが脇を固め、これが長編映画デビュー作となる双子の兄弟アンドレア＆アントニオ・フラッツィを支えている。作品は各種映画祭などで絶賛と感動の渦を巻き起こし、ベルリン国際映画祭など数々の映画祭で多くの賞を受賞している。
物語の舞台は第ニ次世界大戦下のイタリアのトスカーナ地方。ペニーとベビーの2人姉妹は、両親の相次ぐ突然の死によって、叔父夫婦の家で暮らすことになった。叔父さん夫婦の家には彼らの娘のマリーとアニーの姉妹、メイドのエルサとローサたちが一緒に暮らしており、その他に画家のマヤおばさん夫婦、ピアノの先生のピットさんなど大勢の人たちが出入りするにぎやかな所だった。アニーの突然やって来たペニーとベビー姉妹に対する嫉妬からいざこざがおこったり、大人たちの会話にはいれないという息苦しさを少し感じたりはしたが、叔父さん夫婦をはじめとするまわりの大人たちの理解によりペニーとベビーの姉妹は周囲の環境に自然に溶け込んでいった。すぐに学校に通い始めたペニーとベビーは学校の友達たちと仲良くなり、放課後は鬼ごっこや戦争ごっこ、川遊びなど周囲に広がる広大な自然の中で農園の子供や同級生たちと遊びまくるようになっていた。そして、ある日、叔父さんと叔母さんは「今日から私たちがあなたたちの親代わりよ。」と姉妹を自分たちの子供として迎え入れてくれた。
叔父さんに怒られて、ひと騒動おこしてしまったりしながらも毎日を好奇心いっぱいに生きていくペニーとベビー姉妹。それは不思議なことや秘密でいっぱいの日々だった。しかし、そこにはドイツ軍の影が迫っていた・・・。
