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『H story』
2001年/日本/111分/35mm/カラー
配給:東京テアトル

キャスト スタッフ データ
ベアトリス・ダル
町田康
馬野裕朗
監督:諏訪敦彦
プロデューサー: 仙頭武則
撮影監督:キャロリーヌ・シャンプチエ
照明:和田雄二
録音:菊地信之
美術:林千奈
音楽:鈴木治行
編集:諏訪敦彦/大島裕二
※第54回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門正式出品作品

イントロダクション
 「ベアトリス・ダル主演 諏訪敦彦監督待望の新作」
 第54回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門に公式出品され大きな話題を呼んだ作品が、この『H story』である。監督は初長編監督作品『2/DUO』と前作『M/OTHER』で脚本なしの即効演技での創作という新しい形での映画制作のあり方を浸透させた諏訪敦彦。どちらの作品も多くの国際的な映画祭に招聘されるなど評価が高かった監督の作品だが、特に『M/OTHER』ではカンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞、国内の第54回毎日コンクールで〈日本映画優秀賞・脚本賞・音楽賞〉をトリプル受賞するなど監督の評価を決定付けている。
 そんな彼の待望の新作は1959年に本国であるフランスと舞台となった広島のある日本で話題となった作品『24時間の情事』のリメイクをめぐる物語。撮影は続けられ、時に中断していく。そんな様子を映画は虚実を交え、リアルに捉えていく。そして、どこまでが演出なのか、そこには境界線があるのかなど様々に交錯する思いを観るものに感じさせ、美しい陰影、リアリティーに満ちた映像の中にのめりこませて行く。
 主演は、オーディションの際に、諏訪の作品ならなんでもOKだと語ったという『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダル、作家、ミュージシャン、俳優と幅広く活躍する異才の人 町田康、そしてベアトリスが求めたフランス語も相手役としての馬野裕朗。撮影監督として、ゴダールやリヴェットの作品で名高いキャロリーヌ・シャンプチエが参加している。
 作品の混乱や混沌とした様子も捉え続けた本当に不思議な美しい感触を持つ作品『H story』。ベアトリス・ダルはこの映画を観て「これほどまでに真実の私を撮った映画があっただろうか。」と呟き、ただ泣いたという。ぜひ、劇場でご覧下さい。

ストーリー
 「ヒロシマ、『24時間の情事』が生み出す物語」
 諏訪監督は、自身の故郷広島で『24時間の情事』のリメイクの撮影に取り掛かっていた。主演はベアトリス・ダルと馬野裕朗。撮影は非常に順調に進んでいいるかに思えたが、40年前にマルグリット・デュラスが書いた「ヒロシマ モナムール」の台本通りに演技することに固執する監督と、そこに違和感を感じるベアトリスとの間に差異が生じ、ベアトリスは一切の演技が出来なくなり、撮影は中断する。実は、なぜ、リメイクなのかという質問は監督にも答えられないものだった。
 撮影が半ばに差し掛かった頃に現れた町田康。撮影現場を放棄したベアトリスと言葉も通じないのに一緒に歩く町田康。彼と彼女の間にはいつしか不思議な関係が生まれていた・・・。
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