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『ホテル・ハイビスカス』
2002年/日本/92分/カラー/DTS/ヴィスタ
配給:シネカノン
オフィシャルサイト:
http://www.shirous.com/hibiscus/

キャスト スタッフ データ
蔵下穂波
照屋政雄
余貴美子
平良とみ
ネスミス
亀島奈津樹
和田聡宏
大城美佐子
登川誠仁
監督・脚本:中江裕司
企画:佐々木史朗
製作:竹中功/川城和美/高原健二/吉川和志
脚本:中江素子
原作:仲宗根みいこ
   (「ホテル・ハイビスカス」新潮社刊)
撮影監督:高間賢治
音楽監督:磯田健一郎
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イントロダクション
「『ナビィの恋』の中江裕司監督の待望の新作」
 オムニバス映画である『パイナップル・ツアーズ』の一編『春子とヒデヨシ』、全国的なロングラン大ヒットを記録した前作『ナビィの恋』など沖縄に自らが暮らし、沖縄を舞台とした作品を撮り続けている映画監督 中江裕司。彼の4年ぶりの待望の新作が、この『ホテル・ハイビスカス』である。舞台はもちろん沖縄、そこにある家族経営の宿“ホテル・ハイビスカス”に暮らす天真爛漫な小学3年生の女の子 美恵子。優しい家族のみんなや友人に囲まれた元気で好奇心一杯の彼女の周りには色々な出来事が起こっていた。
 主役の美恵子を演じるのは、沖縄本島内の小学2年から4年生を対象に配られたちらしでの募集オーディション(3,100人の応募があった)から選ばれた女の子 蔵下穂波。共演には『ナビィの恋』、『ちゅらさん』の平良とみ、沖縄民謡界の重鎮 照屋政雄と登川誠仁と大城美佐子、ベテラン女優 余貴美子、「アイフル」のCMで大きく注目された和田聡宏など。友情出演として、前作に続き村上淳、西田尚美らも顔を出している。
 画面から抜け出してくる沖縄の美しい風土、三線の音色が心地よい琉球音楽、そして人情とパワー。観ていくうちに元気が沸いてくるこの作品をぜひ、劇場でご覧下さい。

ストーリー
 「腕白少女 美恵子の出会いが一杯のひと夏」
 バーで働きながら一家を支えている美人の母ちゃん、三線とビリヤードが得意な父ちゃん、黒人とのハーフのケンジにぃにぃ、白人とのハーフのサチコねぇねぇ、くわえタバコのおばぁ、そして腕白で好奇心旺盛な小学三年生の女の子 美恵子という家族が経営するホテル・ハイビスカス。今なら、通常一泊四千円のところを沖縄料理付きで三千円とサービス中。でも、お客さんの部屋は一部屋しかないんだけど。
 美恵子の一日は忙しい。今日も学校帰りに、同じクラスの親友のガッパイとミンタマーを引き連れて、森の精霊キムジナー探しに出かけていたのだが、彼女たちが見つけたのは、行き倒れていた青年 能登島。ホテル・ハイビスカスへと運ばれた彼は、その日からお客として家族の一員となった。
 能登島という新しいお客さん、キムジナー探し、ホテル・ハイビスカスのお手伝いなど美恵子にとって、忙しく、新しい出会いで一杯のひと夏が始まろうとしていた。
(C)2002『ホテル・ハイビスカス』パートナーズ
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