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『ホストタウン エイブル2』
HOST TOWN able2
配給:ableの会
オフィシャルサイト: http://www.film-able.com/


キャスト スタッフ データ
エイミー・パーセル
リンジー・パーセル
パディ・パーセル
ジョージー・パーセル
エイドリアン・パーセル
レイモンド・パーセル
デミアン・パーセル
ジョン・パーセル
キャロライン・パーセル
ナイジェル・パーセル
リディア・パーセル
ジョセフィーヌ・ミルズ
ケビン・オカラハン
フランシス・オカラハン
梅沢花美
中川美季
末吉恵理子
盛田鉱介
江島守
井之上拓司              
監督、製作、編集:小栗謙一
製作総指揮:細川佳代子
撮影:K.P.マロン
   スザンネ・サロネン
音楽:井上鑑
ナレーター:マラキ・マコート
2004年/日本/35ミリ/カラー/ビスタサイズ/ビスタサイズ(1:1.85)/DTSステレオ/1時間41分

イントロダクション
「スペシャルオリンピックスを背景に知的障害者の少女エイミーと大家族の生活を捉えたユーモア溢れ、ちょっと感動的なドキュメンタリー作品」
 『エイブル』という作品をご存知だろうか。知的障害を持つ日本人の少年2人がアメリカのアリゾナにある普通の家庭にホストファミリーとして受け入れられ、暮らしていく数ヶ月間を捉えたドキュメンタリー作品である。ミニシアターでロングランヒットを記録したこの作品は、その後、多くの地域で自主上映され、多くの共感を呼び起こしている。『エイブル』という作品は「障害者はできないのではない。社会が彼らをできないと思って、できなくさせているのだ。」という知的障害を持つ人々のスポーツを振興しているスペシャルオリンピックスの創設者 ユーニス・シュライバーの言葉に大きな感銘を受けた小栗謙一監督が製作した作品である。この『エイブル』を観て、スペシャルオリンピックスという大会の存在を知った人は多いと思う。スペシャルオリンピックスとは「知的発達障害のある人たちの自立と社会参加を目指し、日常的なスポーツトレーニングと協議会を提供している世界規模のスポーツ組織」である。オリンピックスと複数形になっているのは世界中のどこかで日常的なトレーニングや地域の競技会などが行われているからで、世界大会はオリンピックと同様、4年に一度開催されている。今回紹介する作品『ホストタウン エイブル2』は、2003年スペシャルオリンピックス夏季世界大会が開催されたアイルランドを背景に、その選手のためのホストタウンとなった町に暮らす障害を抱えた少女エイミーと彼女の家族を描いている。
 この作品は小栗監督やプロデューサーが、『エイブル』の好評を受け、2003年にアイルランドで開催されるスペシャルオリンピックス夏季世界大会を映画にしようと考えたことが発端となっている。2人の少年とホストファミリーの夫妻という小さな世界を描いた『エイブル』に対し、新たな作品ではもっと様々な視点のある社会やコミュニティの中で知的障害を捉えたいと考えた小栗監督は大家族を撮ってみようと企画を立て、様々なリサーチの結果浮かび上がったのが、この作品の主人公ともいうべきダウン症の少女エイミーも含め14人という大家族のパーセル一家であった。アイルランドの首都ダブリン郊外にあるニューブリッジという町に暮らすパーセル一家。この町はスペシャルオリンピックスの日本選手団のホストタウンとなっていた。スペシャルオリンピックの日は徐々に近づき、選手団がやってきて、大会が始まるというのがこの作品の物語。でも、本当にこの作品が描いているのはパーセル一家の日常と歴史である。
 14人の大家族であるパーセル一家は、父親がアルコール中毒のため苦しんだという過去がある。エイミーの出産のときにも父親はどこかで飲み歩いていた。家計も決して楽ではなかった。この家で知的障害を持つものはエイミーだけでなく、妹のリンジーは脳性麻痺のため、下肢が不自由である。そんな家族だが障害者を抱えていることに後ろめたさを一切持たず、普通に生活しているし、この町に暮らす人も同様である。エイミーやリンジーにはそれぞれに抱えている悩みがあるが、それに対して卑屈になったりせずに普通に暮らしていく。この当たり前のようでなかなか出来ない普通さがこの映画のテーマとなっている。当然、そこにいたるまでは様々な世間の無理解や家族での葛藤もあったのだが、パーセル一家はそこを超えてきているし、そんな一家を温かく見守ってきた町だからこそホストタウンとしての役割も果たせている。それって、出来そうで出来ないことなのだ。僕が子供の頃住んでいた町には知的障害者の施設があった。ちょっと特殊な隔離された環境にあったので、そこにはいい所の子供たちが入れられていると聞いていた。何で入れられるかといえば“恥”だからだ。こういったことがついこの間まで当たり前のようにあったのだ。ただ、そういったことがなくなり、普通への道は開きつつあるのも確かだ。それはそういうことも普通だと思う気持ちが浸透してきているからだろう。それでもどうしても偏見ははびこっているのだが。
 この作品『ホストタウン エイブル2』はパーセル一家の生活と、スペシャルオリンピックスの日本人選手団のホストタウンとしてのパーセル一家の住む町を舞台に知的障害者との普通の生活、交わりが描かれている。もちろん、クライマックスは壮大なスケールのスペシャルオリンピックスだ。正直、知的障害とかいう部分は抜きにして、純粋に大家族の物語とそこにやってきたスペシャルオリンピックスみたいなノリで観てもらえればと思う。作品自体もありがちな説教じみたところはなく、ユーモラスでちょっと感動的な彼らの日常を綴っているだけなのだから。重いテーマなんだろうなと尻込みせずに軽い気持ちで劇場に足を運んでもらえたらと思う。実際、そういう作品なのです。

ストーリー
「スペシャルオリンピックスのホストタウンに暮らすエイミーたち大家族の物語」
 アイルランドの首都ダブリン郊外にある町ニューブリッジ。ここに暮らす18歳の少女エイミーはダウン症を患っている。エイミーの家族は14人もの大家族で、エイミーは12人兄妹の9番目。2歳下の妹はリンジーは脳性麻痺を持って生まれ、今でも下肢が不自由だ。昔、お父さんはアルコール中毒だったが、今ではそれも克服し、母親と一緒に私たち兄妹を優しく見守ってくれている。今日もエイミーたちは大好きな音楽をかけて踊りまくっている。そこには知的障害者という重さはまったく存在しない。
 エイミーたちの住む町は、このアイルランドで開催されるスペシャルオリンピックスの日本人選手団のホストタウンとなっている。スペシャルオリンピックスの開催も間近に迫り、町は歓迎ムード一色に包まれている。もちろん、エイミーたちもすごく楽しみにしている。
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