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『炎の戦線エル・アラメイン』
配給:ギャガ・コミュニケーションズ /
アニープラネット
オフィシャルサイト:
http://www.gaga.ne.jp/el-alamein/

キャスト スタッフ データ
パオロ・ブリググリア
ビエルフランチェスコ・ファヴィーノ
エミリオ・ソルフリッツィ
ルチアーノ・スカルパ
トマ・トラバッチ
シルヴィオ・オルランド
ロベルト・チトラン
ジュゼッペ・ツェデルナ
監督、脚本:エンツォ・モンテレオーネ
製作:リカルド・トッツィ
撮影:ダニエル・ナヌツィ
美術:エットーレ・グエリエッリ
衣装:ヴィンツェンツォ・マストラントニオ
2002年/イタリア/カラー/シネスコ/ドルビー/1時間53分

イントロダクション
「戦争の空虚感、過酷さをイタリア的リアリズムで描いた良作」
 戦争が生み出す数多くのドラマ、そういったドラマの中に後々まで語り継がれている戦いや激戦地を舞台にしたものも数多い。例えば、第二次世界大戦での日本の沖縄での戦い、ソ連とドイツのスターリングラードでの戦い、連合軍のノルマンディー上陸作戦などその多くは何度となく映画化もされている。そういった激戦のひとつに北アフリカのエジプト砂漠にあるエル・アラメインでの戦いがある。
 エル・アラメインの戦いはドイツ軍のロンメル将軍の名を砂漠の狐として高めた戦いの場、第二次世界大戦で最大級の砂漠の戦車線の場、そして第二次世界大戦の帰趨を分けた大きな戦いのひとつとして語り継がれ、『ロンメル軍団を叩け』、『砂漠の鬼将軍』など数多くの映画に描かれている。一般的にはドイツ軍とイギリス軍の戦いとして知られる北アフリカのエル・アラメインの戦いだが、ここにはドイツ軍の同盟国としてイタリア軍も参加していた。今回紹介する作品『炎の戦線 エル・アラメイン』はエル・アラメインでのイタリア軍の兵士たちの友情と絶望的な戦いを描いた作品である。
 監督はアカデミー賞外国語映画賞『エーゲ海の天使』や『アメリカから来た男』の脚本で知られるエンツォ・モンテレオーネ。監督としては3作目(日本では監督作としては初公開作となる)にあたるこの作品で、イタリアのアカデミー賞に相当するダヴィッド・ディ・ドナッテロ賞に5部門ノミネートされ、撮影賞、編集賞、録音賞という3部門を受賞し、その評価と今後の大きな活躍を確かなものとしている。また、製作は日本でも大ヒットした『永遠のマリア・カラス』、『ムッソリーニとお茶を』などのフランコ・ゼフィレッリ監督の作品を手が手いるリカルド・トッツィ、撮影は『トスカニーニ/愛と情熱の日々』のダニエル・ナヌッツィが担当している。
 戦争映画、そして語り継がれるような激戦の地を舞台にしたものとなれば、派手で壮絶な戦闘シーンが繰り広げられていると想像するかもしれないが、この作品『炎の戦線 エル・アラメイン』にはそのようなシーンに大きな時間が割かれていない。夜中、塹壕の中で戦車に攻撃されるシーンや狙撃手に狙われるシーンなどはある。ただ、そういったシーンも壮絶な戦場の映画を期待する向きには物足りないものとなっている。この作品が描くのは装備が貧弱で、兵員の補充もなく、最終的には作戦本部に見捨てられたエル・アラメインのイタリア軍、彼ら抱いていたであろうの戦争に対する空虚感と過酷さ、そしてほんのつかの間の楽しみなのであるから。そういった点から、この作品はロベルト・ロッセリーニなどのリアリズムを追求したネオレアリズモと呼ばれる精神を継いだ作品と捉えることも出来るだろう(実際、兵器や軍服なども丁寧な軍事考証に基づいているという)。
 戦争というものの悲惨さを印象的なシーンをちりばめることにより伝えているこの作品『炎の戦線 エル・アラメイン』。タイトルの派手さに騙されずに観て頂ければと思える良質な作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「理想に燃える若者が前線で体験したこととは」
 1942年10月。北アフリカの砂漠の前線基地に学生志願兵のセッラが派遣された。セッラは前線で兵士が必要だというニュースを聞き、大きな希望を持って志願してきたのだが、彼を受け入れる前線は落胆に包まれていた。前線はより多くの交代要員を求めていたのだが、派遣されたのはセッラひとりだったからだ。配属も決まり、伍長の案内で前線内を配属先のリッツオ曹長の分隊へと向かっていたセッラをイギリス軍の迫撃砲が襲う。迫撃砲は伍長に命中し、彼を跡形もなく、吹き飛ばしていた。その出来事について、セッラはリッツオ曹長に「奇跡だな」と言われ、「3回あるうちの1回目の奇跡を使い果たした。あと奇跡は2回しか残っていない。」と断言される。食料、水、兵器、そして兵員も不足する前線の基地は対峙するイギリス軍による迫撃砲の攻撃などに常に晒されていた。そんな中、イギリス軍による猛攻が始まろうとしていた。
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