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『花』
配給: ザナドゥー
オフィシャルサイト
http://www.cine-tre.com/hana/index_w.html

キャスト スタッフ データ
大沢たかお/ 柄本明
牧瀬里穂/ 西田尚美
加瀬亮/ 樋口可南子
南果歩/ 椎名桔平
中村トオル/ 遠藤憲一
中江有里/ 藤村志保
監督:西谷真一
製作:若杉正明
脚本:奥寺佐渡子
撮影:町田博
照明:大村太朗
美術:福澤裕二
編集:奥原好幸
音楽:村治沙織
2002年/日本/35ミリ/カラー/アメリカン・ヴィスタサイズ/1時間46分

イントロダクション
「相米慎二 監督への愛情に満ちた人生に損失感を抱えた男のロード・ムービー」
 映画監督 相米慎二が亡くなって2年の月日が流れた。『台風クラブ』、『ラブホテル』、『魚影の群れ』、『風花』など彼の映画に魅了された方は数多いだろうし、彼の作品に影響を受けて、映画を撮り始めた方もいるだろう。
 今回紹介する作品『花』は、そんな相米監督にずっと憧れを抱き続けてきた西谷真一監督の映画監督デビュー作である。「ふたりっ子」などテレビドラマの世界の第一線で演出を続けてきた西谷監督は、いつか映画監督としてデビューをしたいと、憧れの相米監督に自分の演出した作品や映画の企画書を送り続けていたという。相米監督は亡くなってしまったが、彼の想いはここに形となったわけである。しかも、西谷監督の相米監督への憧れを汲むかのように、相米監督の作品に関わったスタッフが再結集するなど相米監督へのいっぱいの気持ちを込めた作品に仕上がっている。相米監督の作品ではないが、相米監督がいたからこそ出来上がっていたであろう作品が、この『花』なのである。
 原作は「GO」(映画も素晴らしかった)で直木賞を受賞した金城一紀の短編小説「花」。1台の車で、人生への損失間を抱えた初老の男と青年が旅をして行くというロードムービーであるこの物語の主演のふたりを演じるのは、『カンゾー先生』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など各種映画賞を受賞した日本映画界には欠かせない俳優 柄本明と『天使の牙』、『スカイハイ』など出演作が相次ぐ大沢たかお。その他、牧瀬里穂、西田尚美、樋口可南子、南果歩、椎名桔平、中村トオルなどの豪華な出演陣がふたりの旅の道中などに顔を出している。また、実力・人気ともに一流のクラシックギタリスト 村治佳織が映画音楽に初挑戦しているのも大きな話題である。
 スタッフはもちろん、『風花』で使用した車を塗装を変えての再使用(『風花』はなんとなく知り合っていた男と女のロードムービーだった)、映像面でも相米監督の大きな特徴であるゆったりとした長回しなどオマージュに満ちた作品になっているが、そういった部分を抜きにしても、損失感を抱えた男ふたりが少しずつ打ち解けながら、人生を語り、考えていくという部分を時間をかけながらゆったりと映像化した素晴らしい作品に仕上がっている。観れば、きっと、ふたりが心を開いてことにより生じてくる物語の広がり、深みにはまり込んでいくはずだ。相米監督のファンはもちろん、お見逃しないように。

ストーリー
「東京から鹿児島へ 男ふたりの国道を辿る旅の先にあるもの」
 その人柄からか、営業成績もいいサラリーマン 野崎陽一郎。彼の人生は思わぬきっかけでストップしてしまう。動脈瘤によって倒れてしまったのだ。医者の説明によれば、一刻も早い手術が必要だが、手術の結果には保障が置けないという。しかも、成功した場合でも今までの記憶を一切失う可能性があるという。彼は会社を辞め、手術同意書も白紙にしたまま、やるせなく日々を過ごしていた。
 そんな日々の野崎に声をかけてきたのが、アパートの前でよく出会う男。男は野崎にバイトを紹介する。その仕事は男の上司である依頼主を鹿児島まで連れて行く運転手であった。依頼主は25年に渡る再審請求の末、冤罪事件勝訴し、マスコミを賑わせた弁護士 鳥越弘だった。野崎はバイトを受けることにする。
 出発の朝、指定された待ち合わせ場所で出会った野崎と鳥越。鳥越の希望は高速を使わず、国道1号、2号、3号と乗り継ぎながら鹿児島まで向かう旅であった。そこには鳥越の大きな思いが隠されていた。そして、ふたりの損失感を抱えた男の旅が始まった。
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