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『グシャノビンヅメ』
配給:オンリー・ハーツ
オフィシャルサイト:http://wevco.com/gusherbin/

キャスト スタッフ データ
藤崎ルキノ
辻岡正人
小柴亮介
税所伊久麿
南加絵
財田ゆう子
横川康次
漆崎敬介
監督・脚本:山口洋輝
製作:石川寛
撮影:安田光
編集:山中貴夫
美術:宮下忠也
特殊メイク:AKIHITO
テクニカルスーパーバイザー:
佐藤学
音楽プロデューサー:TAIMEI
音楽:岡田修
   サカタマコト&シミズトシキ
    (from Shoking Lemon)
2003年/日本/カラー/1時間36分

イントロダクション
「インディーズムービー・フェスティバルでグランプリを獲得した
山口洋輝監督の鮮烈な劇場デビュー作」

 映画界の新たな才能の発掘を目指し、1996年に始まった「インディーズムービー・フェスティバル」。この映画祭の最大の特徴は著名な映画監督や俳優、評論家などが審査員となり、作品賞を決定するのではなく、全国での上映会、ケーブルテレビ、インターネットでの放映や、ビデオレンタル店での作品のレンタルなどにより、作品自体を一般の多くの方々に観てもらい、ネットや葉書での投票、レンタルの回転率などを加味して、グランプリを決定するという、ある意味“観客の、観客による、観客のための”画期的な映画祭なのである(詳しくはオフィシャルサイト http://www.the-indies.com/ をチェックしてください)。この「インディーズムービー・フェスティバル」の第1回目のグランプリを獲得したのは『あずみ』、『スカイハイ』などで一気に大きな注目を浴びた映画監督 北村龍平であった。今回紹介する作品『グシャノビンヅメ』はその「インディーズムービー・フェスティバル」の第2回グランプリを獲得した映画監督 山口洋輝の待望の劇場デビュー作となる。
 山口洋輝監督が「インディーズムービー・フェスティヴァル」でグランプリを獲得したのは19歳の時。その作品『深夜臓器』は彼にとって2作目の映画であったというから、驚きである。その後、3作目の『ハテシナイタメイキ』も第3回の同フェスティバルに入選を果たすなどその才能を改めて示した彼が、この初めての劇場用作品『グシャノビンヅメ』の製作に取り掛かったのは2000年の秋であった。全国から公募した俳優陣と学生スタッフたちによる5ヶ月に及ぶ合宿生活を基本に行われた撮影は“予算”というどうしても支配されざる得ない条件のために大きな困難を極めたという。最初は監督の地元である京都で撮影が行われるはずだったが、条件に合うロケーション場所が見つからず、スタジオを東京の六本木に変更。学生スタッフたちは宿泊場所もないまま上京(結局、スタッフルームや一軒家での雑魚寝生活となった)、スクラップ工場から集めてきた廃材を使ったセットの製作など限られた予算の中で下地を作りながら、撮影はクランクインする。しかし、ここからが本当の“予算”との戦いであった。最後の2週間はスタッフはもちろん、キャストにまでおにぎりとチョコレートだけという食事が強いられ、平均1時間という睡眠時間での撮影が続く日々。ここまで来ると半ばスタジオが強制収容所になったようなもので、体調不良(睡眠と栄養不足から来る口内炎など)に苦しむスタッフが続出したという。これも全てが“予算”という魔物と自分のビジョンを実現させたいという監督の完全主義が起こしたことなのだが。で、その監督の完全主義者ぶりはより高いクオリティーを要請し、エグゼクティブプロデューサーが公開の延期を決定。さらに7ヶ月間の制作期間を経て、完成したのがこの作品『グシャノビンヅメ』なのである。完成したから、きっとスタッフたちは笑い話のようにこの話が出来るだろうけれども、きっと終わりの方は意識とかなかったんだろうなと思います。
 完成後、東京、京都、名古屋でのプレミア上映で「素晴らしすぎる」、「スゴイ!」、「低予算とは信じられない」という声がある一方で、グロで衝撃的な映像に途中退場者も出たというこの作品、とにかく細部にまでこだわったセットのディテール、様々な要素が絡んだ現代の風刺とも言うべき物語の設定と内容、イマジネーション、そしてスタイリッシュな映像は本当に素晴らしいです。今後の日本映画界の期待の星になるであろう山口洋輝監督の「グシャノビンヅメ」、ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「何層にも渡って連なる居住区を移動する“移動機筒”で始まる悲劇」
 何層にも渡って連なる居住区。完全な監視体制化に置かれたここに暮らす女子高生 藤崎ルキノ。ある日、彼女は学校に向かうため、階層を網羅するエレベーターのような交通機関“移動機筒”に乗り込む。そこにはサラリーマン、DJ風のオトコ、OL、知り合いの女子高生、おばあちゃんと子どもなどが、貧民と精神病院の街、科学と実験と研究者の街、企業社宅と独身寮の街などの階に停まる度に乗降してきた。その階層は正に社会の階層そのものであった。
 そしてルキノの乗った“移動機筒”は監視局の要請である階に緊急停止する。そこは囚人と監獄の街だった。そこで乗り込んできたのは監視局員に連れられた二人の囚人だった。何事もなく、目的地へと向かうはずの“移動機筒”だったが、悲劇はここから始まるのだった。
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