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『ニール・ヤング/グリーンデイル』
配給:boid
オフィシャルサイト:
http://boid.pobox.ne.jp/greendale/nyindex.htm


キャスト スタッフ データ
アダム・ドンキン
ディラン・ドンキン
エリック・ジョンソン
ベン・キース
エリザベス・キース
サラ・ホワイト
監督、製作、撮影、音楽:
ニール・ヤング
(バーナード・シェイキー)
製作:LA.ジョンソン
   エリオット・ラビノウィッツ
編集:トシ・オーヌキ
2004/アメリカ/35mm/1時間22分

イントロダクション
「ロック・ミュージシャン ニール・ヤング自身によるアメリカの縮図のような小さな町の物語である音楽アルバム「グリーンデイル」の映画化作品」
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 ブッシュJrの再選で終った2004年のアメリカ大統領選挙。日本のメデイアが伝えたほどに反ブッシュの風は吹かなかった、イラクの影響は大きくなかったという見方も出来るだろうが、これまでにないほど多くの人々が反ブッシュに立ち上がったのも事実である。そういった文脈の中にはマイケル・ムーアの作品『華氏911』があり、ブルース・スプリングスティーン、REMなどが企画・参加したコンサート・ツアー“VOTE FOR CHANGE”というものもあった。このマイケル・ムーアの『華氏911』の主題歌にも使用され、“VOTE FOR CHANGE”にも度々飛び入りで参加したミュージシャンがニール・ヤングである。今回紹介する作品『ニール・ヤング/グリーンデイル』は彼自身が監督も務めているアメリカの縮図を描いたような作品である。
 ロックファンなら誰もが知っているであろうニール・ヤングというミュージシャンだが、映画ファンの中には知らない人も多いかもしれないので、簡単にプロフィールを書いておきたい。ニール・ヤングは1945年カナダのトロントに生まれている。1967年にバッファロー・スプリングフィールドの中心メンバーとしてレコード・デビュー。スティーブン・スティルス、リッチ・フューレイ、ジム・メッシーナなどを要した彼らのサウンドは当時の空気を反映した実験的なもので、後々のバンドに大きな影響を及ぼす。日本では、はっぴいえんども彼らの影響を受けている。バンド解散後にソロ・デビュー。オリジナルなギター・ワークと声、繊細な内容の曲で「Harvest」、「After the Gold Rush」などの傑作アルバムを発表する。ソロ活動と並行して、スティーブン・スティルスなどによるグループ C.S.N&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ アンド ヤング)にも参加。「Deja Vu」という傑作アルバムを残す。その後、現在まで幾多の苦難を乗り越え、ソロ活動を続ける。特にパンク・ロック全盛期に彼らへの賛意をもって発表された「Rust Never Sleeps」は後のグランジ・ロックの世代にまで連なる賞賛を獲得し、グランジの元祖的な祭り上げられ方もしている。彼らの音楽、道程を捉えたドキュメンタリー映画として、ジム・ジャームッシュ監督による『イヤー・オブ・ザ・ホース』がある。
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 ニール・ヤング監督による今回の作品『グリーンデイル』は彼の最新アルバム(傑作!)でもあり、昨年の来日公演でもステージで上演されたアメリカにある架空の町グリーンデイルを舞台にしたアメリカの縮図ともいうべき物語の決定版である。彼はヴィジュアル的な部分も意識しながら「グリーンデイル」というコンセプト・アルバムになるレコーディングに望み、その中で湧き上がってくるキャラクター、彼らが連なり見えてくる物語からこの映画を作ろうと思ったという。前述したように、彼はライブにおいてもこのアルバムの曲を説明するために舞台的な演出を行っている。それは彼自身が持っている現在の地球環境や状況への危機感を訴えるためにはどうしても必要なことであった。彼は『グリーンデイル』にこめたメッセージについて「(地球の将来は)若者たちにこそ、かかっているということだ」と語っている。
 出演はニール・ヤングの仲間や友人、家族たち。撮影は8mmカメラで行い、それを35oフィルムにブローアップしている。また、監督名のバーナード・シェイキーはニール・ヤングの変名であり、彼自身による過去の監督作品もこの名前が使用されている。
 映画はニール・ヤングのアルバム「グリーンデイル」の曲順どおりに、1曲ごとの独立したエピソードが連なっていく物語として描かれていく。出演する役者たちに台詞はなく、ニール・ヤングの曲に口を合わせていくだけだ。それをプロモーション・ビデオのように感じる向きもあるかもしれないが、それがまとまることで、彼自身がレコーディング時点からヴィジュアルを重視していたこと、このヴィジュアルと音が一体となって「グリーンデイル」という作品が完成したんだなということを感じざる得ない。平穏な小さな町グリーンディールにある事件を発端に起こる様々な出来事。映画自体には政治的な意味合いは全面的に押し出されていないが、僕がこの作品を観たのはブッシュJrの勝利直後だっただけに相当な重さがあった(様々な部分で絡み、想像できる)。それはこのアルバムを家で聞いていたとき以上の重みだった。ニール・ヤングのファンはもちろん、アメリカの状況に興味があるなら劇場に足を運んでください。ちなみに吉祥寺バウスシアターでの公開は音楽ライブ用の音響システムを使用した爆音上映になります。   

ストーリー
「平穏な町グリーンデイルに巻き起こる騒動」
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  平穏な町であるグリーンデイル。この町には刑務所があり、小さな港もある。そして様々な人が暮らし、悪魔も住んでいる。そんな平穏な町グリーンデイルで警官殺人事件が起きる。犯人はこの町の普通の住人だった。そしてこの町は様々な騒動に巻き込まれていく。
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