「姉の病気を治したいと願うリュ。様々な出来事から彼は足を踏み外していき・・・・」
耳も口も不自由なリュは大切な姉と安普請のアパートに暮らしている。姉は重い肝臓の病気であり、移植の提供者が現れているのを持っているが、その気配は一向にない。リュも提供者としての検査を受けたが、その結果は不適応だった。姉への提供者を待ちながら、工場で働く毎日のリュだったが、不況のあおりを受け、工場を解雇されてしまう。手にしたのは僅かな退職金だけだった。ある日、リュはトイレで臓器提供のビラを目にする。そこに連絡を取ったリュは彼の肝臓と退職金で姉に肝臓を提供すると約束されるが、それは詐欺でお金と肝臓を失ってしまう。それからすぐ、姉への臓器提供者が現れる。しかし、リュの手元には手術費用がなかった。リュは知人で活動家のヨンミに相談をする。ヨンミが提案したことは誘拐、そのターゲットはリュを解雇した工場の経営者の娘だった。 |