ステファニア・ロッカ
ティモシー・ピーチ
マリー・ボイマー
セシル・ボワ
アントネッラ・ポンツィアーニ
ジューリオ・スカルパーティ
マリーナ・ヴラディ |
監督、脚本：パウロ＆ヴィットリオ・ダヴィアーニ
原作：レオ・トルストイ（「復活」）
撮影：フランコ・ディ・ジャーコモ
編集：ロベルト・ペルピニャーニ
美術：ロレンツォ・バラルディ
衣装：りーナ・ネルリ・タヴィアーニ
音楽：ニコラ・ピオヴァーニ |
2002年モスクワ国際映画祭グランプリ受賞
2001年/イタリア・フランス・ドイツ合作/35ミリ/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビー/3時間7分 |
ロシア、世界を代表する文豪 トルストイ。著作の多くが映画化され、『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』、近年では『コーカサスの虜』が傑作としての評価を得ている。そして、ひとつに仲間入りするであろう作品がここに生まれた。それが今回紹介する作品『復活』である（もともとはTV用として製作されている）。この作品は2002年モスクワ国際映画祭グランプリを受賞している。
主演は『ニルヴァーナ』、『HOTEL』のステファニ・ロッカとTV映画を中心に活躍するドイツのスター俳優 ティモシー・ピーチ。共演に『ジェルミナル』のセシル・ボア、『マニトの靴』のマリー・ボイマー、『クレーヴの奥方』のマリーナ・ヴラディなどの実力派がそろっている。
裁判の陪審員として法廷に呼び出されたネフリュードフ。彼は殺人と窃盗の罪で被告席にいる女性を見て、唖然とする。それは彼がかって愛し、捨てた女性カチューシャであったのだ。 ふたりはネフリュードフが大学生であった頃に出会っている。カチューシャはネフリュードフの叔母たちの家で召使として雇われていた。その時にほのかな恋心を感じあい、それから３年後に再会した彼らは関係を結ぶのだが、ネフリュードフはあっさりとカチューシャを捨ててしまった。それは自らの将来を考えてのことだった。
