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『フェスティバル・エクスプレス』
FESTIVAL EXPRESS
配給:ポニー・キャニオン、ファントム・フィルム
オフィシャルサイト:http://www.festivalexpress.jp/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ジャニス・ジョプリン
グレイトフル・デッド
ザ・バンド
マシュマカーン
バディ・ガイ・ブルース・バンド
フライング・ブリトー・ブラザーズ
シャ・ナ・ナ
イアン・シルヴィア&グレイト・スペックルド・バード
ケン・ウォーカー
エリック・アンダースン
ケニー・グラドニー
監督:ボブ・ストーミン
プロデューサー:
  ギャビン・プールマン
  ジョン・トラップマン
撮影監督:ピーター・ビジウ
編集:イーモン・パワー
音楽:エディ・クレイマー
2003/イギリス、オランダ/カラー/ドルビーデジタル/1時間30分

イントロダクション
「知る人ぞ知るロック・コンサート・ツアー“フェスティバル・エクスプレス”が30年という時を経て映像化」
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  これからの時代はドキュメンタリーが来ると言われだしたのはのはマイケル・ムーアの『ボウリング・フォー・コロンバイン』が大ヒットしたときだった。それ以降、数多くのドキュメンタリー作品が公開される中、コンスタントに多くの客を集めてきたのが音楽ドキュメンタリー作品だろう。マーティン・スコセッシ製作総指揮による“ブルース”シリーズや90年代のブリット・ポップ・シーンを描いた『リヴ・フォーエヴァー』、日本ではGSシーンを代表するバンド ゴールデン・カップスのヒストリーと再結成を描いた『ザ・ゴールデン・カップス/ワン・モア・タイム』、フォークシンガー高田渡の日常を描いた『タカダワタル的』などマイナーなものからメジャーなものまで多くの作品が公開され、熱心なファンを集めてきた。そういった熱心なファンを虜にするであろう音楽ドキュメンタリー作品がまたひとつ公開される。それが今回紹介する作品『フェスティバル・エクスプレス』である。
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 この作品『フェスティバル・エクスプレス』は1970年に行われた知る人ぞ知るロック・コンサート・ツアーのドキュメントである。そのツアー・タイトルは映画のタイトルと同様の“フェスティバル・エクスプレス”、これは“オリエント・エクスプレス”(オリエント急行)を真似たタイトルで、ミュージシャンたちはこのツアーのためにレンタルされた列車に搭乗し、カナダのトロントからカルガリーまで、ライブで列車内のオフステージでと5日間も音楽に浸りながら旅を続けたのだ。このツアーの企画に惹かれ、ギャラも度外視して参加したミュージシャンたちの顔ぶれもすばらしい。ジャニス・ジョプリン、グレイトフル・デッド、ザ・バンド、フライング・ブリトー・ブラザーズ、バディ・ガイ、イアン&シルヴィア、マシュマカーン、シャ・ナ・ナ、デラニー&ボニー、エリック・アンダースンなど(これはこの作品に登場するミュージシャンたちであって、これ以外のミュージシャンも参加していたという)。これは70年代のアメリカン・ロックの顔になろうとしていたミュージシャンたちが参加したツアーでもあったのだ。では、なぜ、このツアーの存在は余り知られていなかったのか。ひと言で答えれば、このツアーの音源や映像が公表されていなかったからだろう。だから、この作品が公開されることにより、この“フェスティバル・エクスプレス”というツアーはロックの歴史の中にきちんと刻み込まれていくはずだ。
 このツアーを企画したのはプロモーターのケン・ウォーカーとトール・イートン。彼らは企画段階からこのツアーを「アーティストが魅了され、喜んで参加したくなるようなものにしたい」と考え、列車でのツアーを思いついたという。そうした企画にミュージシャンも低いギャランティーにもかかわらず喜んで参加を表明。しかし、参加ミュージシャン、企画の面白さを考えれば、成功間違いなしとも考えられたこのツアーは興行的には大失敗となってしまう(ケン・ウォーカー自身も作品の中でそのことを悔やみながらも「また、やりたい。もっと小規模な形でね」と言っているのは面白い)。このツアーが失敗したのは高い入場料と伝説的なロックフェスティヴァル“ウッドストック”の余波だった。“ウッドストック”は有料コンサートであったが、様々な事情と混乱から無料コンサートになっている。この余波は、当時の生き方のひとつであったヒッピー的な志向と重なり、コンサート=無料という流れを生み出していた。この流れをもろにかぶってしまったのが“フェスティバル・エクスプレス”だった。だから、そのチケット価格が内容からすると妥当であろうが、高いということになるのだ。映画の中では、コンサートをする地域を巻き込んでのそうした混乱も捉えている(そのためにジェリー・ガルシアはフリー・コンサートの開催を約束する。ここは時代であり、デッド的な部分だ)。ツアーの様子は映画フィルムにすべく、撮影されていたのだが、トラブルにより頓挫。バラバラに散らばってしまったフィルムは制作にかかわった人物により可能な限り集められ、保管されていた。そのフィルムの存在の噂を聞きつけ、出来上がった作品がこの『フェスティヴァル・エクスプレス』なのである。
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 音楽ファン、ロックファンにとっては本当にたまらない内容だ。オープニングの列車内でのデラニー&ボニーのセッション、酔っ払ったジャニス、リック・ダンコ、ジェリー・ガルシアらによる即興的セッション、バンド、ジャニス、デッドらの入魂のステージ、その当時を振り返るミュージシャン、関係者のコメントなど。そこには何度観ても、新たな発見があるはずだ。75時間撮られたというフィルムのうち、残されていたものは46時間分。まだまだ貴重な映像はあるはずで、それがどうしても観たいと思ってしまうのが、ロック好きの悲しいところ。ライブシーンだけでも完全版を期待したいのですが。ロック好きなら、ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「専用列車に乗って街から街へとツアーする伝説のロック・ツアー“フェスティバル・エクスプレス”」
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 1970年、ひとつの壮大なロック・ツアーが始まろうとしていた。“フェスティバル・エクスプレス”と名づけられたこのツアーはその名の通り、列車に乗って街から街へと訪ね、コンサートを行い、列車の中では酒とセッションに明け暮れるという音楽を媒介としたお祭り騒ぎであった。参加したミュージシャンは、ジャニス・ジョプリン、グレイトフル・デッド、ザ・バンド、フライング・ブリトー・ブラザーズ、バディ・ガイなど錚々たる面々。トロントからカルガリーまでカナダを東から西へと向かうこの圧倒的な内容のロック・コンサート・ツアーを最初に待ち受けていたのは、高い入場料に対しフリーを要求する観客だった。
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