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『永遠のモータウン』
Standing in the Shadows of Motown
配給:シネカノン
オフィシャルサイト:http://www.eiennomotown.com/


キャスト スタッフ データ
ファンク・ブラザース
スティービー・ワンダー
マーヴィン・ゲイ
チャカ・カーン
ベン・ハーパー
ブーツィ・コリンズ
ミッシェル・ンデゲオチェロ
ジョーン・オズボーン
トム・スコット
ジェラルド・レヴァート
モンテル・ジョーダン
監督、プロデューサー:ポール・ジャストマン
プロデューサー、音楽監督、原作:アラン・スラツキー
プロデューサー:サンディ・パスマン
撮影:ダグ・ミルサム
   ロン・ストラットン
編集:アン・エリクソン
※2002年 ニューヨーク批評家協会賞 最優秀ノンフィクション賞
※2002年 全米批評家協会賞 最優秀ノンフィクション賞

2002年/アメリカ/カラー/1:1.85/ドルビー・デジタルSRD SDDS/1時間48分

イントロダクション
「アメリカン・ポップス、ソウルのアイコン モータウン・サウンドを支えたバック・ミュージシャンに光を当てた感動的なドキュメンタリー作品」
 音楽好きなら、当然知っているモータウンというレコード会社。音楽に余り詳しくない人にはマイケル・ジャクソンのいたジャクソン5、スティービー・ワンダー、ダイアナ・ロス&シュープリームス、マーヴィン・ゲイなどを見出したレコード会社といえば、通りがいいのだろうか。いや、それ以前に60年代のあの思わず踊りだしたくなってしまう曲をかけてしまった方が早いはずだ。ラジオで、テレビで、もちろん映画の中で誰もが耳にしたことがあるあの特徴的な音、リズムを。今回紹介する作品『永遠のモータウン』はそんな特徴的なモータウン・サウンドを生み出した“ファンク・ブラザース”と呼ばれるバック・ミュージシャンにスポットを当てた音楽ファンなら絶対に感動してしまうドキュメンタリー作品である。
 スタジオ・ミュージシャンと呼ばれる存在がある。ある歌手のレコーディングに際し、バックで演奏するのを仕事とする人たちで、ちょっと音楽の深みにはまりだすと自分好みの音を作っているミュージシャンや彼らが所属しているスタジオの表記を元にCDやレコード買い始めていく。この作品『永遠のモータウン』で取り上げられている“ファンク・ブラザース”とはモータウン・サウンドを生み出したモータウン専属のスタジオ・ミュージシャンのことである。信じがたい話だが、モータウンが全米ヒットチャートに機関銃のようにヒット曲を送り出していた頃、彼らに対し光が当てられることはほとんどなかった。レコードジャケットにクレジットが載ることもなかったし(当時はそれが当たり前だった)、その曲をアレンジしたものとして名が載ることも印税が入ることもなかった。彼らはモータウンのスタジオ専属ミュージシャンとして、来る日も来る日も主役のために演奏を続けていたのだった。
 そんな彼らに大きな光が当てられたのがこの映画のアイデアの発端となった「Standing in the Shadows of Motown」(邦題:「伝説のモータウン・ベース ジェームス・ジェマーソン」)というほとんどの人が知らなかった全盛期のモータウン・サウンドのバック・ミュージシャンにスポットを当てた1冊の本が刊行された1989年だった。「元々はモータウン・サウンドを支えた伝説のベーシスト ジェームス・ジェマーソンのベースラインを楽譜に起こすはずの仕事が、周辺のミュージシャン、関係者に会う内にそれだけでは済まず、1冊の本となり、今度は映画にしようと思った」と、原作者のアラン・スラツキーはこの本から映画への契機について語っている。このスラツキーのプロジェクトに加わったのが、音楽ビデオやドキュメンタリーの仕事で活躍しているポール・ジャストマン監督とプロデューサーのサンディー・パスマンだった。映画化に向けて奔走していたプロジェクトがすぐにでも映画を製作する大きな要因となったのは“ファンク・ブラザース”のひとりのメンバーの死だった。メンバーにはすでに亡くなっている者もいるし、生きている者も高齢である。残された時間は少ないと感じた彼らは自らの手で映画化に向かって突き進み始める(実際、撮影後にもメンバーが亡くなっている。彼らの時間がないという選択は正しかったのだ)。そして、その映画のクライマックスに設けられているのが、この作品を契機に再結成された“ファンク・ブラザース”と彼らの生み出した音楽を敬愛するミュージシャンによる往年の名曲のライブ・シーンである。チャカ・カーン、ブーツィ・コリンズ、ベン・ハーパー、ミシェル・ンデゲオチェロらによって歌われる誰もがどこかで耳にしたであろう曲から少しマイナーな曲まで“ファンク・ブラザース”の面々と奏でられるその曲は色あせぬ生命力に満ちている(彼らはその後、再結成を果たし欧米をツアーしている。来日の噂もあります)。
 ジャズ・ミュージシャンとして一流でもあった彼らが「自分たちのレコードも作ってやる」と騙されたような形でモータウンのスタジオ・ミュージシャンとなった話、人種差別の時代に黒人と白人が混合で音を生み出していた事実(これはモータウンに限ったことではない)とそのチームワーク、いかにスタジオであの音を生み出していたのかという話など様々なエピソードにも欠かないこの作品『永遠のモータウン』は見る人によって、色んな感慨が涌いてくる作品であると思う。モータウンにこれで出会う世代はその音楽の楽しさを知り、マニアックな層はレコーディング風景や決して恵まれていたとは言えないミュージシャンたちに思いをはせる。それはここでファンク・ブラザース”と共演したミュージシャン、製作者も同じ思いであったはずだ。
 だから、音楽が好きという人はもちろん観て、体感すべき作品であるし、あの時代、アメリカというものを知る上でも充実した出来の作品になっています。並外れた音楽への愛情に満ち溢れてるこの作品に僕自身は感極まって泣きました。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「モータウン・サウンドを生み出し、支えた男たちの物語」
 レコード・ショップに来ているお客さんに「モータウンの音楽は好き?」と聞くとみんなが「私のフェイヴァリッとよ」とか「大好きだよ」と答えていく。でも、「誰がその音楽を演奏していたのか?」と聞くと、誰も答えられない。モータウンの音楽は知っていても、そのそのモータウンの音楽を生み出していたミュージシャンが“ファンク・ブラザース”だということはほとんど知られていない。エルヴィス、ビートルズ、ストーンズのすべてのNo.1ヒットを足しても“ファンク・ブラザース”が生み出したNo.1ヒットの数には敵わない。そんな彼らが、今宵、この映画のために演奏をする。そして、知られざる彼らの真実が語られていく。それはアメリカン・ポップスのアイコンでもあるモータウン・サウンドを陰で支えた男たちの物語である。
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