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『ドラムライン』
DRUMLINE
配給:20世紀フォックス映画
オフィシャルサイト:
http://www.foxjapan.com/movies/drumline/


キャスト スタッフ データ
ニック・キャノン
ゾーイ・サルダナ
オーランド・ジョーンズ
レナード・ロバーツ
GQ
ジェイソン・ウィーヴァー
アール・C・ポワティエ
J・アンソニー・ブラウン
監督:チャールズ・ストーン三世
製作:ウェンディ・フィネルマン
   ティモシー・M・ボーン
   ジョディ・ガーソン
脚本:ティナ・ゴードン・チズム
脚本・ストーリー:ショーン・シェップス
撮影:シェーン・ハールバット
編集:ビル・パンカウA.C.E.
衣装:サルヴァドール・ペレス
美術:チャールズ・C・ベネット
音楽:ジョン・パウエル
音楽製作総指揮・製作総指揮:ダラス・オースティン
2002年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/ドルビーSR・SRD/DTS/1時間59分

イントロダクション
「マーチング・バンドが圧倒的な黒人青春ドラマの良作」 
  これが定説になっているのかどうかは分からないのだけれども、黒人ドラマは日本で受けないという話がある。アクションなら別なんだろうけど、どうも受けが悪いようなのだ。確かにデンゼル・ワシントンが初監督した『きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー』や同じくデンゼルが出演した『タイタンズを忘れない』なんかも内容は良かったのにヒットしたという感じはしない。他にも思い浮かぶ作品はたくさんあるだろう。ま、そんな具合に“受けない”ということが当然とみなされているような黒人ドラマの秀作がまた1本公開される。それが今回紹介する作品『ドラムライン』である。
 今まであまり受けたとも思えない黒人ドラマだが、この作品には「もしかしていけるかも」と思わせる要素がある。それは日本でも盛んなブラス・バンド(この作品ではマーチング・バンド)を扱っているという点である。しかもそれが圧巻なのである。
 タイトルの『ドラムライン』とはマーチング・バンドの要であるドラム部門を意味している。余りなじみはないかもしれないが、ここでいうマーチング・バンドとはアメリカン・フットボールなどのスポーツ競技のハーフタイムに演奏するマーチング・バンドのことである。チア・リーディングと共にハーフタイムの主役ともいうべきマーチング・バンド、このマーチング・バンドには全米の大学から選びぬかれたバンドが集まり、バトルを繰り広げるという大会まである。この作品『ドラムライン』はその全米大会をクライマックスに、優れたマーチング・バンドにスカウトされた天才的なドラムテクニックを持つデヴォンという青年の成長を描いた青春ドラマになっている。
 天才的なドラムのテクニックを持つデヴォンは、アトランタの優秀なマーチング・バンドを持つ大学にスカウトされるが、その傲慢な性格ゆえに監督やリーダーと対立、恋人との関係にも誤解が生じていく。こんなところではやっていられないと感じるデヴォンだが、様々な葛藤を経て、人間的に成長し、全米大会での優勝をチームとして目指していくというのがストーリーの骨子。ま、スポコンものなどどこにでもあるような青春ドラマのストーリーだが、これがマーチング・バンドというものが加わることによって圧倒的な迫力を生み出している。
 この作品のベースになっているのは、今のR&B界には欠かせないプロデューサーであるダラス・オースティン(TLC、ジャネット・ジャクソン、ボーイズUメン、果ては安室奈美恵まで)の実体験。実際にアトランタの高校のマーチング・バンドでドラム・ラインを担当していた彼はこの作品の企画を90年代の半ばにスタートさせた(もちろん、映画内のマーチング・バンドが演奏する曲の作・編曲、サウンドトラックの製作も彼が担当している)。監督は自らもドラマーとしてバンドで活動したこともあるチャールズ・ストーン三世。CMやミュージック・ビデオの世界で大きな評価を獲得している彼の劇場長編第二作目の監督作である。出演はこの作品が初主演作になる『メン・イン・ブラック2』のニック・キャノン、『エボリューション』のオーランド・ジョーンズ、『ノット・ア・ガール』のゾーイ・サルダナなど。
 マーチング・バンドの世界にも流行り廃りがあるのだろ。デヴォンの所属する大学はあくまで正攻法の古臭い曲のセレクト(それがEW&Fであったりもするところが笑えるんだけど)で攻め、ライバル大学はヒップホップやファンク的な要素を絡め、よりエンタテインメントなノリで対抗してくる。しかし、そのふたつのパターンはどちらも僕たちにとっては圧倒的にファンクに聞こえるはず。ブラスバンドはすごいけれども、日本のブラスバンドにはここまでのスタイルはないはず。それはアトランタ、黒人という血が生み出したものなのだろう。その圧倒さはクライマックスに来る両校のマーチング・バンドの対決でピークを迎える。その前の練習風景でのポジションの奪い合いもそうなのだが、これはタイマンなんだよね。ドラム・ラインの果し合いみたいなもの。こういう競技が行われていることにびっくりするし、それが圧倒的なことに度肝を抜かれるという感じかな。青春ドラマとしてはありきたりな話だが、それがマーチング・バンドと結びついたときにここまでハードでエネルギーに満ちたものになっているとは想像もできなかった。ブラス・バンドに関心のある方はもちろん、黒人音楽好きや成長を描いた青春ドラマが好きな人は見て損はないはず。とにかく、クライマックスは圧倒的です。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「天才的な才能を持つドラマー デヴォンの葛藤と成長」
 ニューヨーク、マンハッタンのハーレム。ここに母親と暮らすデヴォンはドラムのテクニックを買われ、マーチング・バンドの名門 アトランタのA&T大学にスカウトされていた。この日の高校の卒業式のセレモニーでも持ち前のドラムのテクニックで会場を大喝采にと導いていた。
 アトランタのA&T大学での初日、圧倒的なドラムのテクニックを披露したデヴォンは同級生や上級生の度肝を抜く。しかし、自分の才能に溺れているデヴォンはA&T大学のマーチング・バンドの信条のひとつである「バンドはひとつ、音楽はひとつ」というチームワークを守ることができず、上級生との対立からチーム内で干された立場に追い込まれていく。恋人との関係もうまく行かなくなってきたデヴォン。そんな彼にチームを追放されざる得ない重大な事実が発覚する。
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