『ドラッグストアガール』
配給：松竹株式会社
オフィシャルサイト：
http://www.dsg-movie.jp/
田中麗奈/ 柄本明
三宅祐司/ 伊武雅刀
六平直政 / 徳井優
余貴美子/ 荒川良々
藤田弓子/ 根岸季衣
今福将雄/ 永澤俊矢
篠井英介/ 山咲トオル
杉浦直樹/ 三田佳子
監督：本木克英
製作：小林栄太郎/気賀純夫
脚本：宮藤官九郎
撮影：花田三史
照明：松岡泰彦
美術：太田喜久男
音楽：周防義和
2003年/日本/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル/1時間45分
「田中麗奈×宮藤官九郎 オヤジ世代も共感できるコメディー作品」
『がんばっていきまっしょい』で映画デビューし、その後も『はつ恋』、『東京マリーゴールド』など出演作ごとに演技の幅を広げてきた人気女優 田中麗奈。そんな彼女の主演する最新作が、今回紹介する『ドラッグストアガール』である。
同棲していた彼氏の二股に傷心した女の子がたどり着いた先は全く知らない町。ひょんなことから、その町の開店間近のドラッグストアでアルバイトをすることになった彼女。何でも豊富に安く売っているドラッグストアの出店に戦々恐々としていた商店街の頭の固いおやじたちだったが、そこで彼女に出会ってしまい、気に入られたいがために見よう見まねで彼女のやっているラクロスを始めてしまうというオヤジたちの一途さを面白おかしく描いたこの作品の監督は本木克英。『てなもんや商社』、『釣りバカ日誌』のシリーズ11〜13と大衆的なコメディーを得意とする監督である。
そもそもこの作品は「田中麗奈がコメディに挑戦して、ドラッグストアに勤めているという設定」という企画を本木監督が振られたことから始まったという。すぐに「これはやるしかない。」と決めた監督が脚本を依頼したのは『GO』、『ピンポン』、「木更津キャッツアイ」など担当した作品の全てがヒットするというほどのヒットメーカー（で、売れっ子中の売れっ子）宮藤官九郎。これがはじめてのオリジナルの映画の脚本ということで監督の依頼を受けたという宮藤官九郎だが、実は受けたのにはもうひとつの理由があったとか。それは彼自身が田中麗奈の大ファンであるということだった。
監督自身が「無謀なおじさんたちの話が撮りたいと思っていて」と脚本の宮藤官九郎に話したところ、彼もそういうのがやりたといと思っていたということで出来上がったこの物語、脚本家が大ファンであるという田中麗奈の魅力を存分に出しながら、オヤジ世代も共感できる内容を持った、どの世代が観ても笑える本木克英監督らしいコメディー作品に仕上がっている。
出演は、主演の田中麗奈の他に柄本明、三宅裕司、伊武雅刀、六平直政、徳井優、杉浦直樹、余貴美子、藤田弓子、三田佳子、根岸季衣、篠井英介、荒川良々、山咲トオルなどのベテランを中心とした個性的な面々。
正直、前半のテンポの良さと面白さの相互作用が、物語の展開上、後半になるとなくなってきてしまうのは残念なのだが（それも物語の展開やオヤジ世代の共感を考えれば仕方ないのだが）、田中麗奈の元気一杯の魅力にやられ、所々にちりばめられた笑いに爆笑しながら、最後まで見続けてしまうという作品です。田中麗奈、宮藤官九郎のファンはもちろんですが、実はオヤジ世代にこそ観てほしいのよというある種の応援歌的な作品にも仕上がっています。監督も「オヤジ版ウォーターボーイズ」とか言っていましたし。ぜひ、劇場に足を運んでください。
「ドラッグストアでバイトを始めた恵子はオヤジたちの天使になって････」
授業が休講になったので、早目に帰宅した恵子。彼女がそこで見たのは同棲中の彼氏が浮気をしている現場だった。彼は二股をかけていたのだった。怒りと傷心から電車に飛び乗った恵子がたどり着いた駅は聞いたこともない郊外の町の駅。寂れた商店街を歩きながら、彼女がたどり着いた先は開店直前のドラッグストアだった。なぜか、そこで彼氏の愚痴を聞いてもらった彼女は、なりゆきでそのドラッグストアでアルバイトをすることになった。
実はそのドラッグストアに商店街の面々は戦々恐々としていた。何でも安く売るドラッグストアの出現は死活問題だったからだ。そこで店主のオヤジたちはドラッグストアに嫌がらせをすることを日々考えていたのだが、事態は変わっていく。アルバイトの恵子に一目ぼれしたオヤジたちはドラッグストア撲滅ではなく、いかに彼女に気に入られるかに力を注ぐことになったのだ。そして、彼女が“ラクロス”というスポーツをやっているのを知ったオヤジたちは見よう見まねで練習を始めるのだが。
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『がんばっていきまっしょい』で映画デビューし、その後も『はつ恋』、『東京マリーゴールド』など出演作ごとに演技の幅を広げてきた人気女優 田中麗奈。そんな彼女の主演する最新作が、今回紹介する『ドラッグストアガール』である。
そもそもこの作品は「田中麗奈がコメディに挑戦して、ドラッグストアに勤めているという設定」という企画を本木監督が振られたことから始まったという。すぐに「これはやるしかない。」と決めた監督が脚本を依頼したのは『GO』、『ピンポン』、「木更津キャッツアイ」など担当した作品の全てがヒットするというほどのヒットメーカー（で、売れっ子中の売れっ子）宮藤官九郎。これがはじめてのオリジナルの映画の脚本ということで監督の依頼を受けたという宮藤官九郎だが、実は受けたのにはもうひとつの理由があったとか。それは彼自身が田中麗奈の大ファンであるということだった。
出演は、主演の田中麗奈の他に柄本明、三宅裕司、伊武雅刀、六平直政、徳井優、杉浦直樹、余貴美子、藤田弓子、三田佳子、根岸季衣、篠井英介、荒川良々、山咲トオルなどのベテランを中心とした個性的な面々。
授業が休講になったので、早目に帰宅した恵子。彼女がそこで見たのは同棲中の彼氏が浮気をしている現場だった。彼は二股をかけていたのだった。怒りと傷心から電車に飛び乗った恵子がたどり着いた駅は聞いたこともない郊外の町の駅。寂れた商店街を歩きながら、彼女がたどり着いた先は開店直前のドラッグストアだった。なぜか、そこで彼氏の愚痴を聞いてもらった彼女は、なりゆきでそのドラッグストアでアルバイトをすることになった。
