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『小さな中国のお針子』
BALZAC ET LA PETITE TAILLEUSE CHINOISE
2002年/フランス(中国語)/110分/カラー/
ドルビーSRD
配給:アルバトロス・フィルム

キャスト スタッフ データ
ジョウ・シュン
チュン・コン
リィウ・イエ
ワン・シュアンバオ
ツォン・チーチュン
ワン・ホンウェイ
シャオ・ション
ダン・ヅォフイ
チュン・ウェイ
監督・脚本・原作:
ダイ・シージエ
製作:リズ・ファヨル
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
美術:ツァオ・チュンリン
音楽:ワン・プージャン
衣装:トン・ファミャオ
原作:「バルザックと小さな中国のお針子」
(早川書房刊)
※2002年カンヌ国際映画祭“ある視点”部門オープニング作品

イントロダクション
  「ある映画製作会社が映画化に興味を示したのがきっかけでした。実際は、何人ものプロデューサーが本の編集者に連絡を取ってきたのですが、結局、この映画のプロデューサーとなったリズ・ファヨルが原作をよくわかってくれて、映画化について私と話があったのです。」監督・脚本・原作の3役を務めたダイ・シージエは語る。「オリジナル脚本というより、あくまで原作の映画化という方針でした。彼女は 小説をとても気に入っていて、映画でも、同じ物語、同じ感動を望んでいました。映画では、物語により今日性をもたせる意味で、いくつかのシーンをつけ加えましたが、あとの大部分は70年代の中国での物語をそのまま使いました。」彼は89年に『中国、わがいたみ』で長編デビューし、その年の新人監督賞(ジャン・ヴィゴ賞)を受賞した。フランスを拠点に活動を続け、自身が書いた本作品の原作本がフランス国内で40万部を超え、世界30カ国で翻訳されるベストセラーとなった。ロケ地は壮大な美観で知られる湖南省・張家界。本が禁じられ、無数の芸術家や知識人が命を落とした暗い世相を背景としながらも、ユーモアをもって少年少女の恋と成長を爽やかに描いた本作品は、本年度カンヌ映画祭「ある視点」部門オープニング作品にも選ばれた。しなやかな美しさに強さを秘めたお針子役には『ふたりの人魚』の新鋭女優ジョウ・シュン。さらに『山の郵便配達』の息子役で好演したリィウ・イエ、チュン・コンなど、中国の若手人気俳優が顔をそろえた。

ストーリー
1971年、中国。文化大革命の嵐が吹き荒れる只中、医者を親に持つ17歳のマー(リィウ・イエ)と18歳のルオ(チュン・コン)は、反革命分子の子として再教育のため山奥深くに送り込まれた。そこは、チベットとの国境沿い、鳳凰山という名が示す通り、手つかずの自然とけわしい山々がそびえる、忘れられた地域…。雲に至る石段を上がると、小さな村と湖がひっそりと姿を現わす。村人は素朴で、読み書きを知らず、村長(ワン・シュアンバオ)によく従っていた。二人の再教育生活が始まった。彼らを待っていたのは、屈辱的な仕事や、つらい畑仕事、そして未開の鉱山から素手で鉱石を抽出するなどの過酷な作業だった。ある日二人は、年老いた仕立て屋(ツォン・チーチュン)と美しい孫娘のお針子(ジョウ・シュン)に出会う。仕立て屋の持っているのは時代遅れのミシンだが、西洋文明からかけ離れたこの村ではモードを生み出す近代化の象徴だった。ルオはたちまちお針子に恋をする。そして文盲のお針子に物語を語り聞かせてあげたいと思い立つ。お針子は、ルオとマーに、やはり再教育で来ている若者が、外国小説を寝床の下のかばんいっぱいに隠していると伝える。この若者は、作家を父に、詩人を母に持ち、あだ名を“めがね”(ワン・ホンウェイ)といった。彼らはこのかばんを盗むことを決意する。そして、そこで見たものは、まさしく宝物と呼ぶべき本の数々だった。フロベール、ユーゴー、トルストイ、ディケンズ、ロマン・ロラン、デュマ、ルソー、そしてバルザック。これらすべての文学は高度に反動的とされ、禁止されていた。見つけたことは誰にも言えない。ルオとマーは、昼間は働き、夜になると誰にも見つからないように読書にふけった。同じ危険を冒す3人は結びつきをより深め、恋愛と友情の間で揺れ動いた。
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