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『カルメン』
配給:クレスト・インターナショナル
オフィシャルサイト:
http://www.crest-inter.co.jp/carmen/

キャスト スタッフ データ
パス・ヴェガ
レオナルド・スパラグリア
ジェイ・ベネディクト
アントニオ・デシャン
ジョアン・クロサス
ジョー・マッカイ
ジョセフ・リヌエサ
ウィリアム・アームストロング
フリオ・ペレス
エミリオ・リンデル
監督・脚本:ビセンテ・アランダ
製作:ホアン・アレキサンデル
原作:プロスペル・メリエ
脚本:ホアキン・ホルダ
撮影:パコ・フェメニア
編集:テレサ・フォント
プロダクション・デザイナー:ベンハミン・フェルナンデス
衣装:イヴォンヌ・ブレイク
音楽:ホセ・ニエト
2003年/スペイン・イギリス・イタリア/カラー/シネスコープ/ドルビー・デジタル/1時間58分

イントロダクション
「スペインで記録的なヒット。
原作を忠実に再現した今までになかった「カルメン」の映画化作品」 

 ビゼーのオペラとして名高い作品「カルメン」。その原作は1847年に出版されたフランス人作家 プロソペル・メリエが、当時、スペインで実際に起こったセンセーショナルな男女の事件を下地に書いたものであるということをご存知の方は少ないかもしれない(かく言う私もそうでした)。このプロスペル・メリエが書いた原作は、ビゼーのオペラだけでなく、現在も舞台、バレエなどあらゆる形で新たな息吹を与えられ続けている。当然、映画も『カルメン』を題材に製作された作品は数多い。その中でも最も有名なのは、スペインの巨匠 カルロス・サウラによる『カルメン』やゴダールによる『カルメンという名の女』ではないだろうか。どちらの作品も原作からテーマを借りた形での映画化なののだが、今回紹介する作品『carmen.カルメン』はプロスペル・メルメが書いた原作を忠実に映画化した今までにない作品として、大きく評価され、本国であるスペインでは大ヒットを記録しているものである。
 この作品を監督したのはビセンテ・アランダ。日本では無名の監督だが、40年という長きキャリアを持つ現代のスペインを代表する映画監督のひとりである(スペインで大ヒットした『女王ファナ』も公開される)。「カルメン」という様々な形で料理されてきた素材を映画化するに当たり、監督は「「カルメン」という題材を選ぶにあたり、我々は「男を狂わせる女」といった表面的なものだけに気をとられることのないようにしたかった。つまり、カルメンの原動力ともいうべき、奥深い性質を掘り下げてきたいと思ったのだ。原作に純粋であろうとすればするほど、我々はカルメンが「妖婦」の烙印を押されている以上に、「真っ当な女性」であると断言できる。自分の感情に逆らって服従することを拒む多くの現代女性たちと同じなのだ。」と語っている。
 カルメンの本質を掘り下げていく中で、重要な要素となっているのが19世紀のカルメンが生きた時代背景である。この頃のスペインはナポレオンに侵攻され、国内が大きく二分されていた時代である。監督、スタッフはこの時代の思想はもちろん、ローケーションの場所、プロダクション・デザイン、衣装などに対しても最大限のこだわりを持って、撮影に望み、それが大きな効果を生み出している。
 主役のカルメンとホセを演じるのは、カルメン役にペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』の劇中映画「縮みゆく恋人」のヒロインであったパス・ヴェガ、ホセ役に『10億分の1の男』でスペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞の最優秀新人男優賞を受賞したレオナルド・スバラグリアという今後の活躍が大いに期待される若手俳優二人。
 この作品は原作者であるプロスペル・メリエを作品に登場させ、プロスペルがホセの話を聞きながら綴られていく物語となっている。先にも書いたようにカルメンが生きた19世紀の時代背景を再現するために最高に力を入れたというロケ場所、衣装などが、自分の生き方を求めた“悪女”と呼ばれた女性とその女性に心底惚れざる得なかった男性との物語との相乗効果を生み出し、非常に濃い悲劇的なラブストーリーとなっている。悪女でありながらも、今までになく自由奔放なカルメンのかっこよさが際立っている作品なので、女性はより共感できるのではないだろうか。ぜひ、劇場に足を運んでみてください。

ストーリー
「プロスペルが出会ったホセという男から語られるカルメンという運命の物語」 
 フランス人のプロスペル・メリエは旅をしている途中でホセという山賊に出会う。彼は殺人と強盗の罪で指名手配されている男だった。
 旅から戻ったプロスペルは、ある日、ジプシーと思われる若い女に時間を尋ねられる。彼女に時間を教え、家へと送っていくとそこにいたのはあの旅の途中で出会った山賊のホセであった。
 そしてプロスペルはもう一度、ホセに出会うことになる。それは指名手配されていた彼が捕らわれの身となっている獄中だった。目前の死刑執行を待つ身である彼は、プロスペルが出会ったジプシーと思われる若い女性カルメンと自分の運命の物語を語り始めた。
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