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『カレンダー・ガールズ』
CALENDER GIRLS
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
オフィシャルサイト:
http://www.movies.co.jp/calendergirls/


キャスト スタッフ データ
ヘレン・ミレン
ジュリー・ウォルターズ
ペネロープ・ウィルトン
アネット・クロスビー
シーリア・イムリー
リンダ・バセット
シアラン・ハインズ
ジョン・アルダートン
フィリップ・グレイニスター
ジェラルディン・ジェームズ
監督:ナイジェル・コール
製作:ニック・バートン
   スザンヌ・マッキー
脚本:ジュリエット・トウィディ
   ティム・ファース
撮影:アシュレイ・ロウ
編集:マイケル・パーカー
プロダクション・デザイン:マーティン・チャイルズ
衣装デザイン:フランシス・テンペスト
音楽:パトリック・ドイル
2003年/イギリス/カラー/シネマスコ−プサイズ/ドルビーSRD/1時間48分

イントロダクション
「イギリスの田舎町で実際に起こった出来事を描いたユーモラスでハート・ウォーミングな最高のイギリス映画」 
 生活は恵まれているし、家庭もうまく行っているはずなのに、心のどこかが壊れ始めてしまった主婦のことを“ブレイク・ワイフ”なんて呼ぶことがある。その症状は様々なんだろうけど、根底にあるのは延々と続く平凡な日常なのだろう。その退屈さ、展望のなさに押しつぶされてしまうわけだ。ただ、“ブレイク・ワイフ”にはならないけれど、そういった平凡でどこかで自分を押し殺さず得ない日常というのは別に日本だけに限ったことではない。イギリスの片田舎のおばちゃんたちも地元の婦人会に通いながら、賛美歌を歌ったり、ブロッコリーについての全く有意義とも思えない講義を聴くという退屈極まりない毎日を送っていた。でも、それがある出来事がきっかけで大きく変わり始める。今回紹介する作品はそんな状況をユーモラスかつ感動的に描いた作品『カレンダー・ガールズ』である。
 イギリスのヨークシャーに住む平凡な主婦。母親に対する忠誠などから地元の婦人会に通っているのだが、その内容は“良妻賢母”といった内容で全く面白みを感じない。でも、彼女がそこに通うのは友人がいるからだった。ある日、彼女の友人の旦那が病死してしまう。友人を励ますために、彼女は婦人会が毎年作るカレンダーの売り上げで、病院にリラックスできるソファーを寄贈しようと提案する。ただ、通常のカレンダーからはそんな売り上げは期待できない。そこで彼女は大胆なアイデアを提案する。それは自分たちがヌードになったカレンダーを製作するということだったという物語のこの作品、ご存知の方も多いと思うが社会現象となった“実話”なのである。
 映画の物語のベースとなったのはトリシア・スチュワートとアンジェラ・ベイカーという映画の舞台と同じヨークシャーに住むふたりの婦人。彼女たちが所属するライルストーン地区女性連盟は1999年4月にヌード・カレンダーを発表する。それは白血病で亡くなったアンジェラの夫の面倒を見てくれた病院への寄付金集めのためのチヤリティーであった。歳をとって老いてしまう前に女性連盟のメンバーに自分たちのヌードを描いてもらおうなどとジョークで話したことはあったという彼女たちだが、それが現実の物語となり、とんでもない反響を呼び起こすとは想像もしていなかった(なんと30万部も売り上げたのだ!)。
 映画の製作の発端となったのも彼女たちが想像していなかった反響のひとつである新聞記事だった。この作品の製作者のスザンヌ・マッキーはその記事にこれまでの女性映画とは違う新しいドラマの可能性を発見し、すぐに婦人たちに連絡を取ったという。作品の映画化に関して最初は抵抗を感じていたというアンジェラだが、白血病基金のために寄付するには最高の機会と考え、了承をしたという。トリシア、アンジェラ、実際にカレンダーを撮影したテリー・ローガンらの協力を得て進められたこの作品を監督したのは、日本初登場となるナイジェル・コール。劇場長編2作目にあたるこの作品で圧倒的な評価を獲得した彼は「彼女たちがカレンダーを作るための苦労話だけに焦点を当てる映画も作れたはずだが、僕はそれをもっと発展させたかった。」と婦人たちが抱える日常の問題も丁寧に描くように心がけたという。
 そしてこの作品の主役であるすばらしい演技を見せる出演者たちは、アンジェラが自分の役をやってもらいたいと願っていた『ハリー・ポッター』シリーズのジュリー・ウォルターズ、『ゴースフォード・パーク』のヘレン・ミレンという英国を代表する女優、ペネロープ・ウイルトン(『遠い夜明け』)、シーリア・イムリー(『ブルジット・ジョーンズの日記』)、リンダ・バセット(『めぐりあう時間たち』)、ジェラルディン・ジェームズ(『愛のエチュード』)という映画、舞台、テレビで活躍する実力派女優たちと、シアラン・ハインズ(『ロード・トゥ・パーディション』)など。
 実在の彼女たちが体験してきた話を大げさに誇張することなく進んでいくストーリは、イギリスらしいユーモアがふんだんに取り入れられている。どこの国の女性たちもこうなんだよなと思わせる会話、行動のおかしさにクスクスと笑いながらも、所々に散りばめられたペーソスに考えさせられたり、胸を打たれたりする。これは監督が語るように彼女たちがカレンダーを作るための苦労話だけに焦点を当てた映画ではなく、彼女たちを取り巻く生活やその後の物語(完成後の反響)にも大きな焦点を当てたからこそ生み出された世界である。話が実話だと分かっていようが、物語を知っていようが、観始めたら彼女たちの演技や行動に共感し、感動することは間違いないであろう作品『カレンダー・ガールズ』。イギリス映画らしいユーモアにあふれた良質なこれぞハート・ウォーミング・ムービーという作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「夫を亡くした友人を励ますために大胆なカレンダーのアイデア」
 イギリスのヨークシャーにある田舎町 ネイプリー。ここで平凡な主婦として暮らす親友のクリスとアニーは、毎月、女性連盟のミーティングに参加していた。そこではゲストを迎えてどうでもいいような講演が開催されていた。それは退屈なミーティンなのだが、友人もいるし、特に何もすることのないのなんとなく参加し続けていた。
 そんなある日、アニーの最愛の夫ジョンが白血病で亡くなってしまう。クリスはアニーを励ますために、ネイプリーの女性連盟が毎年製作するカレンダーの収益で、ジョンがお世話になった病院の休憩室へソファーを寄贈することを計画する。ただ、いつも通りの風景写真のカレンダーではそんな利益など得られるはずがない。そこでクリスが思いついたアイデアは、自分たちがヌードになるカレンダーという大胆なものだった。最初は反発だらけだったこの企画も彼女たちの努力によって大きく動き出していく。そして、このカレンダーは彼女たちの想像以上の反響を呼び起こしていく・・・・。
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