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『blue』
2001年/日本/116分/35mm/ヴィスタサイズ
配給:オメガ・ミコット/スローラーナー
オフィシャルサイト:http://www.blue-movie.jp/

キャスト スタッフ データ
市川実日子/ 小西真奈美
今宿麻美/ 仲村綾乃
平山葉子/ 太田綾花
高岡蒼佑/ 天岸将
尾道凛/ 村上淳
吉田朝/ 河原崎建三
監督:安藤尋
製作:宮崎大
脚本:本調有香
美術:鈴村鏡子
音楽:大友良英
撮影・照明:鈴木一博
原作:魚喃キリコ
   (マガジンハウス刊)
※第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞(市川実日子)受賞

イントロダクション
 「今から5年前、魚喃キリコさんの原作を読んで涙が出そうになった。女子高生たちの愛情と友情、そして憧れと嫉妬、それらが繊細な絵のタッチとともに瑞々しく描かれていた。この作品をいつか映画化できたらいいなと、漠然と思い始めていた。」   安藤尋監督はそう語る。奔放で傷つきやすく、無垢だからこそ切ない。そんな10代の感情の揺らめきを“青”という色にたくして描いたのが本作。「南瓜とマヨネーズ」「痛々しいラヴ」など、恋愛や友情のリアルな感情の機微を描いた傑作を生み出した魚喃キリコの人気コミックスの初めて映画化である。彼女の長篇デビュー作『blue』は、少女たちの誰もが経験する淡い恋心、嫉妬、憧れを静かなトーンの中に、激しく揺れ動く彼女たちの切ない感情を描き出し、96年の発売以来、ロングセラーとして支持され続けている。監督は、『pierce/LOVE&HATE』『dead BEAT』の新鋭、安藤尋。ひとつ年上の同級生、遠藤雅美に憧れを抱く主人公、桐島カヤ子を演じるのは、同世代の女性たちの圧倒的な支持を受ける市川実日子。『タイムレスメロディ』『とらばいゆ』と女優としての歩み始めた彼女は、初主演となる『blue』で、第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を獲得した。また、共演として、カヤ子がひかれていく遠藤雅美を、舞台、TVドラマ、そして映画にと若手演技派女優として飛躍を続ける小西真奈美が、様々な思いを内に秘めた難役を清冽に演じ切った。また、遠藤の過去を知る親友、中野を、ストリートファッションシーンでカリスマ的な人気を誇るトップモデルであり、今回が映画初出演となる今宿麻美が演じている。

ストーリー
女子高生2人のレズビアンもの。と言ってしまってはつまらない。演じる女優ともども、味わいがあり、誰もがあの時代に持っていた、何かに対するこだわり。実体はなく、説明もできないけれど、確かに一筋縄ではいかない心の中の葛藤を持っていた時期。思春期だとか青春とかいわれる時期である。それをこの映画は見せてくれる。2人の女の子が歩く道や見つめる海、空など、この時代でしか見えないものの“色”がこの作品で描かれる。主役・カヤ子を演じるのは市川実日子。彼女は普通に会ってもちょっと変なのであるが、そのままこの作品の中に彼女は存在しているし、存在感がある演技である。絵を描くことを目標にする彼女だが、それがあの年齢において決断してしまう大人っぽさも表してくれる。そんな彼女が次第に弾かれていくのが雅美である。2人の出会いから少しずつ仲が良くなっていく様はリアルであり、それは気持ちの良い憧れとなって見る者に与えてくれる。2人の演技と監督の演出の賜物であろう。雅美役の小西真奈美は『阿弥陀堂だより』とは全く正反対の役なのに、こちらもまた堂々と演じてしまっている。奥の深さを感じさせる女優である。このまま、素晴らしい大女優へと突き進んで欲しい、私が今一押しの日本人女優で、久々にカメラがフィックスで捉えてほしい(そうすれば彼女の名演技がじっくり見れるからだ)逸材である。日常の自分を忘れて、フワフワと空に浮かぶ雲のように浮遊していたい、そう感じる時には見て欲しい作品である。
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