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『ビューティフル・デイズ』

●主演男優のニコラス・サプトラから
ムービーネット読者への熱いメッセージ

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ディアン・サストロワルドヨ
ニコラス・サプトラ
ラディア・シェリル
シシー・プリシラ
ティティ・カマル
アディニア・ウィラスティ
デニス・アディスワラ
フェビアン・リカルド
マン・ディマン
監督:ルディ・スジャウォ
プロデューサー、原案:
  リリ・リザ
  ミラ・レスマナ
原案:プリマ・ラスディ
脚本:ジュジュル・プラナント
撮影:ロイ・ロラング
編集:デヴィ・S・アリバサ
音楽:メリー・グスロウ&アント・フッド
配給:エデン
オフィシャルサイト:http://www.beautifuldays.jp/

2002/インドネシア/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSR/1時間52分

イントロダクション
「インドネシアで大ヒットを記録した友情と恋の間で揺れ動く女の子の気持ちを描いたポップでピュアなラブ・ストーリー」
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 映画を観れば世界が分かることはないが、映画を観れば世界の一端を知ることは出来る。だから、見慣れた欧米諸国の作品ではなく、それ以外の国の映画を観るということは新鮮な気分をもたらしてくれる。その国の若者がどういう音楽を聴いているのか、どんな食べ物を食べているのか、どんなファッションをしているのかという部分、時代を映画はきちんと捉えようとしているからだ。まして、その作品がその国で大ヒットした映画となれば、それはその国の流行の一端を担っているといっても過言ではないだろう。今回紹介する作品『ビューティフル・デイズ』は2002年のバレンタイン・デーに公開されるや若い層を中心に熱狂的に受け入れられたインドネシア発の青春映画である。
 昨年(2004)末に、突然襲った地震と津波により、大きな被害を受けたインドネシア。インドネシアという国が多数の島から成り立っていること、世界最大のイスラム教徒の国であること、東南アジア最大の産油国であること、日本をはじめとした国々に統治された歴史を持っていること、東ティモールの独立に見られるように決して一枚岩の国ではないことは多くの人が知っているだろう。でも、「インドネシア映画って知ってる?」と聞かれたら、答えることができるだろうか。映画に限らず、文学も音楽もTV番組もインドネシアで一般的に受け入れられているポップ・カルチャーの類を僕たちはほとんど知らない。それはインドネシアに限らず、欧米以外の多くの国々に関しての現状ではないだろうか。僕自身もインドネシア映画に出会うのはこの作品が初めてだったから、ワクワクしていた(ちなみに音楽に関しては、ガムラン、クロチョン、久保田真琴の影響でダンドゥというインドネシアの歌謡曲を知っていた)。
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 僕も初体験のインドネシア映画。そんなインドネシア映画の歴史は、国の歴史と同様に様々な紆余曲折を経てきている。それは、ある時代には植民地支配のあおりであったり、マレー半島で製作されるマレー語映画の人気であったり、現在ではこれは世界的な流れであるハリウッド映画の人気に大きく揺り動かされてきたのだ。こうした中で、近年、新感覚のインドネシア映画が登場し、国内での大きな支持を集めてきている。そうした作品の代表作ともいえるのが、この作品『ビューティフル・デイズ』なのである。
 作品は永遠の友情を誓い合った親友と自分が初めて恋してしまった男の子との間で思い悩み、揺れ動く17歳の女子高生の物語である。初めての恋の切なさ、うきうき感という普遍的な気持ち、友情と恋の間で起こる波乱が、この作品には描かれている。こういった部分は、どこの国の初恋映画であろうが変わらない部分である。でも、このピュアな感覚をきちんと描けるかなかなと考えると、今の日本映画ではいくら“純愛”がキーワードにあるとはいえ、難しいかなと感じてしまう、そんな甘さと切なさを持ったピュアな作品でもある。
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 映画を観て、最初にビックリしたのはオープニングの色使いも鮮やかなテロップと音楽のポップさである。それはそこまでポップな、欧米や日本と比較しても変わりのないものが出てくるとは想像もしていなかった自分がいたということで、香港映画『恋する惑星』を初めて観たときの感覚に近いものがあった。物語に入ってからも僕たちがどこかで経験してきた思春期の恋の物語が綴られていく。話される言葉、風景に東南アジアらしさはあるが、登場する人物たちの生活は僕たちの高校の頃とほとんど変わらない気がする。好きな音楽を聴き、踊り、コンサートに行き(ここに出てくるバンドがU2みたないな音で、主人公の部屋にもU2のポスターが貼ってあったりする)、喧嘩をし、友情を確かめ合う。本当に変わらないなと感じてしまう。この作品が受け入れられるとしたら、主人公の女の子たちの可愛さ、クラスに1人はいた大人びた、クールな主人公の男の子などのルックスもあると思うが、それ以上に思春期の変わらない部分をきちんと描いていることだと思う。子供じみてるなと感じる部分があるかもしれないが、大人ぶった行動に走ろうが、そこに描かれる根っこの部分のかもし出す甘さや切なさ、楽しさはいつだって、歳を重ねたって変わらない(想い出はより純化濃縮されているしね)。だから、この作品は誰もを魅了する力に溢れているんだと思う。作品には民主主義になって歴史が浅いインドネシアという国の抱える問題も描かれている。そういった部分を描くことはインドネシアという国が成長していくにはきっと必要な部分だし、そういった部分があるからこそ、僕たちは世界の一端を知ることができる。こういった現実的な部分をうまく閉じ込めながら進んでいく物語は世代によって、性別によって、様々な受け取り方、想い出がよみがえる作品となっている。インドネシア映画と敬遠せずに、誰もが楽しめる世界中どこでも変わらない青春の恋と友情の物語を楽しんでほしいと思う。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「17歳の女子高生チンタの友情と恋とで揺れる気持ち」
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  詩を書くことが趣味で高校の新聞部に所属するチンタ、同じ新聞部の仲間4人とは生涯の友情を誓い合った親友である。毎年、高校で開催される詩のコンテスト、チンタとその仲間たちは今年もチンタが1位であることを確信していた。でも、今年の1位に選ばれたのはランガという男の子の作品だった。チンタは悔しく思うが、選ばれた彼の詩を読み、次第に彼への興味を抱いていく。
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