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『バレエ・カンパニー』
THE COMPANY
配給:エスピーオー
オフィシャルサイト:http://www.thecompany.jp/


キャスト スタッフ データ
ネーヴ・キャンベル
マルコム・マクダウェル
ジェームズ・フランコ
バーバラ・ロバートソン
ウィリアム・ディック
スージー・キューザック
マリリン・ドッズ・フランク
ジョン・ローダン
マリアン・メイベリー
リック・ピープルズ
ヤセン・ペヤンコフ
監督、製作:ロバート・アルトマン
製作:デヴィッド・レヴィ
   ジョジュア・アストラチャン
   ネーヴ・キャンベル
   クリスティーン・ヴァション
   パメラ・コフラー
原案、製作:ネーヴ・キャンベル
原案、脚本:バーバラ・ターナー
撮影:アンドリュー・ダン
編集:ジェラルディン・ペローニ
美術:ゲイリー・ボウ
衣装:スーザン・カウフマン
音楽:ヴァン・ダイク・パークス
2003年/カラー/アメリカ、ドイツ/シネマスコープ/ドルビーデジタルDTS/1時間52分

イントロダクション
「ロバート・アルトマンが描くバレエ・カンパニーの表舞台と裏舞台」
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 メジャーなスタジオではなく、インディペンデントという立場で作品を撮り続けて来たアメリカ映画界を代表する監督のひとりであるロバート・アルトマン。朝鮮戦争の野戦病院で働く医師たちを描いた『M★A★S★H』、カントリー&ウエスタンの世界を描いた『ナッシュビル』、ハリウッドの内幕を描いた『ザ・プレイヤー』、最近では『ゴースフォード・パーク』など数多くの傑作を撮ってきた彼の作品の公開を常に待ち続けている方も多いと思う。今回紹介する作品はそんなロバート・アルトマン監督の新作『バレエ・カンパニー』である。
 タイトルが『バレエ・カンパニー』あることから分かるように、この作品はアルトマン監督がアルトマン流に描く“バレエ”の世界である。実在するバレエ・カンパニーを舞台に観客に提示される演目という表の顔と、その中で繰り広げられる肉体的、経営的努力やせめぎあいという裏の顔をを捉えていくこの作品の企画は、主演女優であるネーヴ・キャンベルから持ちかけられたものだという。子供の頃からバレエを始め、一時期はバレエ・ダンサーとしても第一線で活躍していた彼女はバレエ・カンパニーの世界を確固たる視点で描いた作品を撮りたいと考えていたという。この企画を受け入れたプロダクションは、実在のバレエ・カンパニーの協力がなければ、この作品を実現することが出来ないと考え、モダンからクラシックまで幅広い演目を取りいれ、アメリカで最も人気のあるカンパニーである“ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ”に協力を依頼する。ネーヴとこの作品の脚本を仕上げたバーバラ・ターナーは2年以上にわたって、このカンパニーに密着し、テープレコーダーを更衣室に置き、ダンサーたちの生の声を手に入れるなどリサーチと脚本執筆を行っていく。彼らの中では監督はアルトマンに依頼することが決まっていたが、完成した脚本を読んだアルトマンは興味はそそられたが、バレエの世界を知らないことから大きく躊躇したという。それでもアルトマンが監督を引き受けてきた理由は、彼が常に持ち続ける新しいことをやらなくてどうするという開拓者精神があったからだという。このあたりが正にアルトマンだなと思う。
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 出演は、企画を持ち込み、全てのダンスを代役なしでこなしたネーヴ・キャンベル、名優マルコム・マクダウェル、『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコなど。しかし、最高の主役は“ジェフリー・バレエ・オブ・シカゴ”のダンサーたちであることは間違いない。
 ブザーと共にオープニングの幕が開き、“ジェフリー・バレエ・オブ・シカゴ”によるネオンのような光が美しいモダンなバレエのシーンからエンディングの幕が下りるシーンまで、この作品は“ジェフリー・バレエ・オブ・シカゴ”のワンシーズンを演目と舞台裏を織り交ぜながら追っていく。舞台裏では、ダンサー同士による恋愛、カンパニーの経営に頭を悩ませる芸術監督の姿、バレエだけでは食べていくことが出来ないためにアルバイトをしたり、少しでも生活費を浮かすために共同生活をするダンサーたちの姿、日々積み重ねられていくレッスン、トップダンサーとカンパニーとの摩擦、常にパーフェクトを求めるカンパニーにとって絶対的な芸術監督とダンサーたちとの衝突、避けられぬ事故、子供に期待をかける親の様子などが描かれていく。ドキュメンタリーではないが、セミドキュメンタリーともいうべき人間臭さが現れているその内容をアルトマン監督はアルトマン流ともいうべき群像劇として描いていく。そして、その舞台裏があったからこそ出来上がったバレエの演目のシーンは限りなく美しい。その中でも最も印象に残るシーンのひとつが、野外、嵐が近づく中で演じられるネーヴと
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男性ダンサーによる「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」にのせたバレエである。ここでネーヴ演じるダンサーはひとつの大きな評価とステップアップを獲得する。そうしたことからだろう、この作品の中ではチェット・ベイカー、エルヴィス・コステロ、リー・ワイリー、クロス・カルテットなど様々なミュージシャンによる「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が印象的に使用されている。
 ドキュメンタリーではあったが『エトワール』がトップダンサーの過酷な日々を描いているのに対し、この作品は喜びと苦悩が交差するカンパニーとダンサーたちのワンシーズンを捉えた作品と言ってもいいだろう。バレエ好きの方にはたまらない作品であることは間違いありませんが、アルトマン監督のファンも満足できるはずです。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「“ジェフリー・バレエ・オブ・シカゴ”とその団員たちのワンシーズン」
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  “ジェフリー・バレエ・オブ・シカゴ”の今シーズンの幕が開こうとしていた。ここで着実にキャリアを築き上げているライは、ダンスでも私生活でもパートナーであったフランキーとの関係が終わることにより、シーズンの始まりを迎えようとしていた。数多くのダンサーが所属するこの有名カンパニーにしてもダンスだけで食べていけることが出来るダンサーは一握りである。ライも夜はアルバイトを続けている。カンパニーの芸術監督で絶対的な存在であるミスターAはカンパニーの演目のパーフェクトさと予算組みに頭を悩ませ続けている。そんな中、ライに大きなチャンスが訪れる。
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