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『アララトの聖母』
ARARAT
2002年/カナダ/115分/ビスタサイズ/
ドルビーデジタル
配給:ギャガ・コミュニケーションズGシネマグループ
オフィシャルサイト:http://www.gaga.ne.jp/ararat/

キャスト スタッフ データ
デヴィッド・アルペイ
シャルル・アズナーブル
アーシニー・カンジャン
マリ・ジョゼ・クローズ
イライアス・コティ−ズ
ブルース・グリーンウッド
クリストファー・プラマー
エリック・ボゴシアン
ブレント・カーヴァー
監督・製作・脚本:
    アトム・エゴヤン
製作:ロバート・ラントス
撮影:ポール・サロッシー
編集:スーザン・シップトン
プロダクション・デザイン:
    フィリップ・ベイカー
衣装:ベス・ペスターナク
音楽:マイケル・ダナ
※2002年 カンヌ国際映画祭 正式出品作品
※2002年 カナダ・アカデミー賞 最優秀作品賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀衣装デザイン賞、最優秀作曲賞 受賞

イントロダクション
「アルメニア人としてのルーツ、人間としての絆を描いたアトム・エゴヤン監督の新作」
 『エキゾチカ』で1994年カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞、『スウィートヒアアフター』では19997年カンヌ国際映画祭 グランプリ、続く『フェリシアの旅』も1999年 カンヌ国際映画祭 パルム・ドールにノミネートされた映画監督 アトム・エゴヤン。常に新作が話題を呼ぶ、カナダを代表する映画監督である彼の新作が、この『アララトの聖母』である。
 この作品は、アルメニアからの亡命者だった両親を持つエゴヤン監督自身が、自らのルーツであるアルメニア人、20世紀初頭の今のトルコ(オスマン帝国)によるアルメニア人虐殺という史実にスポットを当てた作品となっている。トルコからは現在も事実として認められていないこの虐殺を描くことに関して、エゴヤン監督は「なぜ虐殺が事実として認められないのか、なぜその拒絶は今も続いているのか、そして拒絶を続けることがどんな結果を結果を生むのかという問題を、すべてこの映画で描かなくてはならなかった。」と語っている。
 そのためにエゴヤン監督が用いた手法は、現代に生きるアルメニア人と過去に生きたアルメニア人を交差させながら描いていくというものであった。それは虐殺で母親を亡くしたアルメニア人の亡命画家アーシル・ゴーキーという過去と、心のすれ違いが生じているアルメニア人の母子という現代である。聖なる山アララトの麓で起きたアルメニア人虐殺の映画化を背景に展開する「映画中映画」的なこの作品の中でアシール・ゴーキーは彼の代表作である「芸術家と母親」を完成させていく。一方、その映画の製作に係わる母子、その息子はアルメニアの自由のためにトルコ大使の暗殺を企て、殺害された父親の真実を知るために映画の舞台で、虐殺の地でもあるアララトへと向かう。
 出演は、フランスを代表する歌手、役者であるシャルル・アズナーブル、エゴヤン監督作品の常連 アーシーニ・カンジャン、本年度のカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したマリ・ジョゼ・クローズ、カナダ出身の名優 クリストファー・プラマー、そしてこの作品がデビュー作となる新人 デヴィッド・アルペイなど。
 時代という波を超えて語り継がれるであろうアルメニア人の叙事詩的な物語であり、ひとつの歴史的認識を確認するにも最適な映画である『アララトの聖母』。知らない人が多いであろうアルメニア人に起こった民族的な悲劇(それは他の民族で今も起こっている)と、それを通過することで蘇ってくる自らのルーツと人間としての絆を描いた感動的な物語です。ぜひ、劇場でご覧下さい。

ストーリー
「自分たちのルーツと絆を求めて・・・・」
 著名なアルメニア人の映画監督のエドワード・サロヤンは、1915年に聖なる山アララトの麓で起こったアルメニア人の大虐殺という史実を映画化するため、カナダのトロントにやって来た。彼はアメリカ人宣教師クラレス・アッシャーの著作と母親を大虐殺で亡くした画家アーシル・ゴーキーに焦点を合わせての映画化を計画していた。そのため、アーシル・ゴーキーの研究家として知られる美術史家のアニに撮影への参加を依頼する。
 アニにはトルコ大使の暗殺を企てて、射殺された最初の夫との間にラフィという息子がいた。その息子との関係は決して良好とはいえなかった。また、事故死した二番目の夫との間には彼が連れてきた娘シリアがいたが、彼女との関係も良好ではなかった。その原因として、どちらにも父親の死に対する疑問が横たわっていた。そして、ラフィとシリアは恋人の関係にあった。
 アニは映画の撮影への参加を引き受け、息子のラフィも雑用係として映画の撮影に参加することになった。映画の撮影にも、そこに出演している役者たちにもそれぞれの紆余曲折があった。そんな中、ラフィは父親がなぜ死んだのかという確信を得るために、映画の舞台であるアララトへ旅立つことを決意するが・・・・。
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