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『エイプリルの七面鳥』

配給:ギャガ・コミュニケーションズ
オフィシャルサイト:http://www.gaga.ne.jp/april/


キャスト スタッフ データ
ケイティ・ホームズ
パトリシア・クラークソン
デレク・ルーク
アリソン・ピル
ジョン・ギャラガー・ジュニア
アリス・ドルモンド
リリアス・ホワイト
イザイア・ウィットロック
シスコ
ショーン・ヘイズ
オリバー・プラット
監督、脚本:ピーター・ヘッジズ
製作:ジョン・ライオンズ
撮影:タミ・レイカー
編集:マーク・リヴォルシー
プロダクション・デザイナー:
  リック・バトラー
衣装:ローラ・バウアー
音楽:ステフィン・メリット
※サンダンス映画祭 審査員特別賞 受賞
※ナショナル・ボード・オブ・レビュー 最優秀助演女優賞 受賞
※全米映画批評家協会賞 最優秀助演女優賞 受賞
※シカゴ国際映画祭 新人監督賞、観客賞 受賞
他 各地映画祭にて受賞

2003/アメリカ/ビスタサイズ/SRデジタル/1時間20分

イントロダクション
「“サンクス・ギビング・ディ”が生み出す家族、ご近所さんの人間関係のおかしくも暖かい物語。『ギルバート・グレイプ』の脚本家ピーター・ヘッジスの監督デビュー作」
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  日本でそれぞれの家族や時には親族が集まる機会といえば、お正月やお盆だろう。お正月やお盆にはそれぞれの家族が実家に戻り、テーブルを囲むという光景は今でも多いはずだ。アメリカで、この日本のお正月やお盆に相当するのが11月の第4木曜日から週末を挟んで4日間の休日に当たる“サンクス・ギビング・ディ”(感謝祭)である。この“サンクス・ギビング・ディ”はアメリカに入植した清教徒たちが様々な困難を経た末に秋の収穫を神に感謝したのが始まりとされている。これが“サンクス・ギビング・ディ”という形で定着したのはワシントン大統領の時代、11月の第4木曜日からとなったのはルーズベルト大統領に時代だという。そして、この離れ離れに暮らしていた家族が一堂に会する機会である“サンクス・ギビング・ディ”に欠かせない料理が詰め物をして、オーブンで焼き上げた七面鳥だ。今回紹介する作品『エイプリルの七面鳥』はそんな家族が一堂に会する“サンクス・ギビング・ディ”の1日を描いたおかしく、心がほんわかと暖かくなる作品である。
 物語の主人公はエイプリルという女の子。ニューヨークのローワー・イースト・サイドの小さなアパートメントで黒人の彼氏と暮らす彼女にとって、今回の“サンクス・ギビング・ディ”は大切な1日だった。離れて暮らす家族をこのアパートに招待するのだ。もちろん、七面鳥を用意して。朝からボーイフレンドと七面鳥の料理に取り掛かるが、肝心のオーブンが故障していて、アパートを上へ下への大騒動となってしまう。一方、彼女のアパートへと出発した家族の車もトラブル続きでスムーズに到着することができない。エイプリルにとってはこの家族との再会は、自分がしっかりと生活しているという安心を与えるための機会でもあったのだが、果たしてうまく行くのか・・・・というのがこの作品の物語である。散々、家族に反発し、ドラッグ中毒になったりと迷惑をかけ続けてきたエイプリルが、家族と邂逅するためにトラブルに見舞われながらも、色々な人に出会い、がんばっていく様子と、エイプリルのアパートへ嫌々ながらも向かっている家族の様子を描いている作品なのだが、登場してくる人物のキャラクター、トラブルにつぐトラブルの展開など本当に面白く出来ている、実際、ありえるかもなという話でもあるのだ。
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 この作品『エイプリルの七面鳥』を監督したのはピーター・ヘッジス。自身が原作も書いた『ギルバート・グレイプ』や『アバウト・ア・ボーイ』などの脚本で大きな評価を獲得している人物である。この初監督作品ではもちろん脚本も担当している。ヘッジス監督はこの作品について「時を使い果たす前に、伝えるべきことを描いた作品だ」と語っている。自らの母親の死を経験した監督は、そのことをきっかけに大きな怒りとちょっとしたユーモアがある本物の感情が存在する物語、人生とかけ離れているのではなく、覗き見しているような映画を撮ろうと決意したのだという。
 出演は『ワンダー・ボーイズ』、『ケイティ』のケイティ・ホームズ、『エデンより彼方に』のパトリシア・クラークソン、『きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー』のデレク・ルークなど。音楽はマグネティック・フィールズなど様々なバンド、ユニットを率いるアメリカン・インディーズ・シーンで最も注目される才能のひとり ステフィン・メリットが担当している。
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 エイプリルや彼女のボーイフレンド、家族など登場してくる人物はほとんど誰もがどこか抜け落ちているのだが、そういったキャラクターだからこそ生み出すことが出来る愛着がこの作品には満ちている。普段、料理なんかしていないから物入れと化していたオーブンが故障していたため、エイプリルはアパートメントを上に下へと走り回り、今まで交流すらなかった住民(これが貧乏人のニューヨークらしく多様な人種)と触れ合い、心を通わせていく。エイプリルは変わったんだからと信じ、諭しながら、でも信じきれずに目的地へと向かう家族は同行しているエイプリルの母親の死という現実を抱えている。母親に気遣い、やたらと記念写真を撮りまくる彼らのこの小さな旅行というべきものは最後へ向けての思い出作りのひとつである。そんな家族からは蚊帳の外の状態にあったエイプリルにとって、この“サンクス・ギビング・ディ”は家族との、特に死を目前にした母親との最期の邂逅の機会、しっかりやっている自分を示す機会でもあるのだ。エイプリルのボーイフレンドもそのことを分かりきっているから、この日のために最善の努力を尽くす。エイプリルとボーイフレンドがどんなに頑張ったところでうまくいくとは限らない。でも、うまくいくと信じて彼らは頑張る。そんな登場人物たちの空回りすることばかりだけど、様々な人物たちと繋がり、広がっていく気持ちがうまく描かれているこの作品は、観ているこちらの気分も自然とホンワカ暖かくしてくれる。派手さはないが、気に入ったら手放したくなくなるようなハート・ウォーミングな作品です。ぜひ、劇場に足を運んでみて下さい。  

ストーリー
「エイプリル、離れて暮らす家族が集まる大切な“サンクス・ギビング・ディ”の1日」
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  ニューヨークのローワー・イースト・サイドにある小さなぼろアパートメントに黒人のボーイフレンド ボビーと暮らすエイプリル。今日は彼女にとって大切な1日だった。“サンクス・ギビング・ディ”のこの日に彼女は公害に暮らす両親、祖母、弟、妹の家族をこの小さなアパートに招待したのだ。それは長い間、迷惑をかけ続けてきた家族への感謝と邂逅の気持ちの表れでもあった。特にそれは死を目前にした母親、長い間反目し続けた母親への気持ちでもあった。朝から七面鳥の下ごしらえなどをするボビーエイプリル。他の準備のためにボビーは出掛け、エイプリルはオーブンで七面鳥を焼こうとするが、肝心のオーブンは故障していた。しかも修理屋も休業。エイプリルはオーブンを求め、アパートを上へ下へと走り回る。エイプリルのボーイフレンドのボビーは知り合いにある人物が探していたと告げられ、その見知らぬ人物を探したり、自分の準備をしたりで右往左往。
 一方、エイプリルの家族は車で彼女のアパートメントへと走り出したが、エイプリルの思い出したくもない思い出話などで行く気を失ったり、トラブルが起こったりと順調に進んでいく気配がない。果たして、無事に家族の“サンクス・ギビング・ディ”は祝えるのだろうか。
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