「エイプリル、離れて暮らす家族が集まる大切な“サンクス・ギビング・ディ”の1日」
ニューヨークのローワー・イースト・サイドにある小さなぼろアパートメントに黒人のボーイフレンド
ボビーと暮らすエイプリル。今日は彼女にとって大切な1日だった。“サンクス・ギビング・ディ”のこの日に彼女は公害に暮らす両親、祖母、弟、妹の家族をこの小さなアパートに招待したのだ。それは長い間、迷惑をかけ続けてきた家族への感謝と邂逅の気持ちの表れでもあった。特にそれは死を目前にした母親、長い間反目し続けた母親への気持ちでもあった。朝から七面鳥の下ごしらえなどをするボビーエイプリル。他の準備のためにボビーは出掛け、エイプリルはオーブンで七面鳥を焼こうとするが、肝心のオーブンは故障していた。しかも修理屋も休業。エイプリルはオーブンを求め、アパートを上へ下へと走り回る。エイプリルのボーイフレンドのボビーは知り合いにある人物が探していたと告げられ、その見知らぬ人物を探したり、自分の準備をしたりで右往左往。
一方、エイプリルの家族は車で彼女のアパートメントへと走り出したが、エイプリルの思い出したくもない思い出話などで行く気を失ったり、トラブルが起こったりと順調に進んでいく気配がない。果たして、無事に家族の“サンクス・ギビング・ディ”は祝えるのだろうか。 |