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『アンナ -まなざしの向こうに-』
Anna Wunder
2000年/ドイツ/98分/ビスタ/ドルビーSR
配給:パイオニア映画シネマデスク

キャスト スタッフ データ
アリス・ディーケーリング
レネ・ソーテンダイク
ステファン・デルグリュン
ゲッツ・シューベルト
フィリップ・ペータース
監督・脚本:
    ウラ・ヴァグナー
製作:カール・バウムガートナー
    クリストフ・フリーデル
撮影:ヨランダ・ディレウスカ
音楽:トマス・オスターホフ
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イントロダクション
 「少女の成長と愛情を捉えた女性監督の良作」
 貧困、暴力、虐待などん底に近い家庭環境に育った子供たちがそこから抜け出そうとする状況(結果として、抜け出せようが抜け出せまいが)をテーマにした映画は数多く作られている。今回、公開される『アンナ -まなざしの向こうに- 』もそういったテーマを持った作品のひとつである。
 ベルリンの壁が築かれるなど東西冷戦の最中にあった1960年代の西ドイツ。そこに暮らす少女 アンナは母親と幼い弟の3人家族。母親は自分が愛した夫のことを忘れられず、アルコールに溺れ続ける日々だったが、家族は愛情に溢れていた。
 監督は、この作品が長編映画初作品となる女性監督 ウラ・ヴァグナー。この作品について監督は、人間が成長するとはどういうことなのかという普遍的なテーマを表現しようと考えた愛についての物語である、と語っている。
 その成長と愛に関する物語を体験していく主人公の少女アンナを演じるのが、この作品のオーディションで選ばれ、スクリーン・デビューを飾ったアリス・ディーケリング。暗さの中の葛藤や前向きさなど、デビュー作とは思えない印象的な演技をみせている。また、主人公の母親役を国内外で活躍する女優レネ・ソーテンダイクが演じている。
 有名な俳優はいないし、ありがちなテーマの作品だが、前半のどん底の暮らしに陥っていく中から、前向きな後半、そして不思議と安堵感を持つラストにつながっていく話の展開、登場人鬱の関係などが自然と胸を打ってくる地味ながらも良質な作品です。ぜひ劇場に足を運んでください。
 ちなみにこの作品は、なくなってしまったボックス東中野の跡に新たにオープンするポレポレ東中野のオープニング作品になります。映画館としての新たなスタンスに期待しましょう。

ストーリー
 「少女アンナがみつけた希望とは」
 1960年代初めのドイツ郊外。ガガーリンが宇宙へと飛び、ベルリンの壁が構築された時代。ここに11歳の少女 アンナは、母親と幼い弟との3人で暮らしていた。母親は友人たちと毎日のようにバーでたむろし、家でも酒を飲み続けていた。そんな3人の暮らしの毎日は愛情に溢れ、明るかったが、先行きには暗雲が立ち込めていた。家賃は滞納しているし、近所の店に付けはたまっているし、アンナの進学の資金すら払うことが出来なかった。社会福祉事務所の補助も母親のプライドといざこざゆえに受け取ることが出来なかった。また、戦死した父親の弟 フランツと母親との関係は最悪で、母親はフランツの援助の申し出も拒絶していた。
 そんなある日、母親の友人に赤ちゃんが生まれたことを機会に、アンナは母親に戦死したという自分の父親について改めて尋ねてみた。酔っ払った母親は、夫の思い出の品を取り出しながら、父親がフランスのどこかに生きていることを告白した。死んでいたはずの父親が生きているということは、アンナにとって大きな希望となっていた。そんな時、アンナの家族に大きな変化が起こる・・・ 。
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