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『アカルイミライ』
2002年/日本/1時間55分/カラー/1:1.85/
DTSステレオ
配給: アップリンク

キャスト スタッフ データ
オダギリジョー
浅野忠信
藤竜也
りょう
笹野高史
白石マル美
小山田サユリ
はなわ
製作:浅井隆
   小田原雅文
   酒匂暢彦
   高原建二
撮影:柴主高秀(J.S.C.)
美術:原田恭明
衣装:北村道子
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イントロダクション
  「未来とは、現在のすぐ先に黒々と横たわっている嵐のような時間のことだと思う。嵐の中に見え隠れする何本かのレールは地獄に向かい、何本かは吹き飛ばされて既に跡形もない。さあどうするか。」黒沢清監督はそう言い、カンヌ出品作品『回路』以来、2年ぶりの新作である本作品を完成させた。監督のオリジナル脚本による本作では、相手と判り合えないという事実を受容しながらも人々が共存している世界が、世代間の対立を交えて感動的に描かれている。本作はスタッフも俳優たちも、そのほとんどが黒沢組初参加となる。オダギリジョーは自分をもてあまし、荒々しい気持ちで日々を送る青年雄二の心の内部の成長を見事に表現し、雄二が唯一、慕う存在・守役の浅野忠信は、一見穏やかでありながら、内面に激しい怒りを抱えた青年の葛藤を、静かな悲しみをたたえたクールなまなざしとともに画面に焼き付けた。そして、黒沢監督が初めて自分よりも上の世代の人を起用したという藤竜也は、色気と野性味のある存在感に、切なさを湛えた中年過ぎの世代の思いが加味され、映画に厚みを与えている。エンディングの主題歌はこの作品のトーンを決定するものとして重要視され、多くの候補者の中から選ばれたTHE BACK HORNが本作のために書き下ろした「未来」は映画の最年少世代の心情を鮮やかに描き出している。

ストーリー
 仁村雄二(オダギリジョー)と有田守(浅野忠信)は、おしぼり工場で働く同僚。守はいつも他人とうまくわたり合えない雄二を気にかけ、「俺がこうやったら(親指を自分の方に向ける)待てで、こうやったら(人差し指を相手に向けたら)行けだ」とサインを出すことを提案する。守は人を殺すほどの猛毒を持つアカクラゲを大切に育てているが、雄二が彼の家を訪ねた日、工場の社長の藤原(笹野高史)が突然やって来る。相変わらず面白くもない藤原の話も笑顔でやりすごす守に反し、雄二は苛立ちを隠せない。藤原は水槽にクラゲを見つけ、手を伸ばしてみる。あわてた雄二を制止した守は、藤原をじっと見つめたまま、何も言わない。なぜか危機を感じた藤原は、自ら手を引っ込めるのだった。その翌日、藤原がクラゲの猛毒のことを言わなかった守をクビにすると言う。守は雄二に“待て”のサインを残して工場を後にする。夜、むしゃくしゃした雄二は、突然暴力的な衝動に駆られ、鉄パイプを手にして藤原の家に急ぐ。そこには、血の海で倒れている夫婦の死体があった。わけが分からないまま家に戻った雄二は、暗闇の中必死で守に電話をかけるが、いくら呼んでも守の応答はない…。
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