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『アバウト・シュミット』
ABOUT SCHMIDT
2002年/アメリカ/125分/カラー/ヴィスタサイズ/
ドルビーSR、ドルビーデジタル、dts、SDDS/R-15
配給:ギャガ・ヒューマックス共同
オフィシャルサイト: http://www.about-s.jp/

キャスト スタッフ データ
ジャック・ニコルソン
キャシー・ベイツ
ダーモット・マルロニー
ホープ・デイヴィス
ハワード・ヘッセマン
レン・キャリオー
監督、脚本:アレクサンダー・ペイン
製作:ハリー・ギテス
   マイケル・ベスマン
脚本:ジム・テイラー
撮影:ジェームズ・グレノン
編集:ケヴィン・テント
音楽:ロルフ・ケント
舞台監督:ジェーン・アン・スチュアート
衣装デザイン:ウェンディ・チャック
※ゴールデングローブ賞 最優秀主演男優賞[ドラマ部門]、最優秀脚本賞 受賞
※LA批評家協会賞 最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞 受賞
※その他 アカデミー賞を始めとする各種映画祭で受賞&ノミネート

イントロダクション
 「アメリカ中のメディアがこぞって絶賛&J・ニコルソンの新境地」
 アカデミー賞受賞三回、ノミネートは8回など現代を代表する俳優であり、名優であるジャック・ニコルソン。その44年もの長きに渡る彼の俳優キャリアの中で“生涯最高の演技”、“新たな金字塔”、“最も驚くべき変貌”などと大絶賛された作品がこの『アバウト・シュミット』である。今回、ジャック・ニコルソンが演じるのは、退職までは家族を養い、安泰な人生を送っていたが、退職後にその人生が崩れ始めるシュミットという男性。今までのあくの強い役柄とは正反対のどこにでもいるような定年退職後のサラリーマンである。共演は、これまた名優のキャシー・ベイツ(『ミザリー』)、ダーモット・マルロニー(『ベスト・フレンズ・ウエディング』)、ホープ・デイヴィス(『アトランティスのこころ』)など。監督は、これからのアメリカ映画界を担っていく監督の一人にあげられているアレクサンダー・ペイン。これが劇場長編三作目となる作品だが、本国での評価とは裏腹に、この作品が日本での劇場初公開作品となる(アカデミー賞最優秀脚色賞にノミネートされた前作『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(ひどい邦題だ)はビデオ・DVDリリースのみ、『Citizen Ruth』は未公開)。
 カンヌ映画祭で大絶賛されたこの作品は、アカデミー賞へのノミネートや、LA批評家協会賞で最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など4部門を受賞するななど各種映画祭でノミネート、受賞を受け、全米の100以上のメディアから2002年のベスト10フィルムの一本として選出されている。
 順風な人生にあったはずの男の定年退職後の人生を悲喜交々に描いたこの作品をぜひ、劇場でご覧下さい。

ストーリー
 「今までの自分の人生とは何だったのだろうか?」
 保険会社“ウッドメン”に勤めている66歳のウォーレン・シュミットはオフィスで時計の針が退社時間を指すのを見つめていた。その日は彼の定年退職の日。彼のそれまでの人生は家庭をきっちりと支え続けたという点で平凡かもしれないが、満足のいく人生だった。そして、定年退職。これからまた新しい人生が始まっていくはずだった。
 しかし、会社を退職していた後の人生は、シュミットにとって退屈極まりなくいものだった。毎朝きっかりと目覚めるが、やることもないのでクロスワード・パズルとテレビの日々。妻のヘレンにも相手にされず、自分の居場所を求めて会社に顔を出してみるが、当然、彼の居場所はない。そんな気分から、テレビで偶然見かけたアフリカの恵まれない子供たちの養父母になろうというチャリーティー団体のCMに触発されて、応募をしてみる。アフリカの養子へと書く手紙は、自己紹介のはずが、彼の日常の不満を吐露した内容となっていた。
 そんな彼の退職後の日々が始まってすぐに、妻が突然他界してしまう。しかも妻の葬儀のために帰省した愛する娘のジーニーは婚約者のランドールというろくでもない男を連れてきていた。今までの人生とは全く別物の人生である定年後、一体、自分の人生とは、おれとは、人とのつながりとは何だったのか。シュミットは悩み、暴走する・・・。
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