『ナインソウルズ』
2003年/日本/120分/カラー/ビスタサイズ/
DTSステレオ
配給：
東北新社
/
リトル・モア
オフィシャルサイト：
http://www.9souls.com/
原田芳雄
松田龍平
千原浩史
鬼丸
板尾創路
KEE
マメ山田
鈴木卓爾
大楽源太
伊東美咲
監督・脚本：
豊田利晃
製作：『ナイン・ソウルズ』製作委員会
（㈱リトルモア、㈱東北新社、㈱衛星劇場、フィルムメイカーズ㈱）
撮影：藤澤順一
照明：小野晃
録音：柿澤潔
美術：原田満生
編集：日下部元孝
音楽：dip
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「『青い春』の豊田利晃監督の最新作にして、初期集大成的作品」
阪本順治監督の『王手』の脚本家として映画界に登場。『ポルノスター』で鮮烈な監督デビューを果たした豊田利晃 監督。その後、ボクサーの姿を追いかけ続けた『アンチェイン』、松本大洋の原作を映画化し、大ヒットした『青い春』と確実に自分のフィールドを広げ続けている彼の集大成的な作品が、この『ナイン・ソウルズ』である。
タイトルがそのものを示しているように、この物語は９人の男たちの魂がさまよいつく様を描いた物語である。その９人の男たちを演じるのは、名実共に今の日本映画界を代表する役者 原田芳雄、前作『青い春』から松田龍平、マメ山田、大楽源太、『ポルノスター』から千原浩史、鬼丸、KEE、そして監督、役者と幅広く活躍する鈴木卓爾、ヴァラエティーＴＶで活躍する板尾創路。この男たちにとっての重要な役として、松たか子、伊東美咲、京野ことみ、鈴木杏、今宿麻美、唯野未歩子という女優、井上順などが登場している。また、音楽でもソウル・フラワー・ユニオン、上田ケンジなど質の高いロック・ミュージシャンを起用することで知られる監督が今回、選んだのは『ポルノスター』の音楽も担当した dip。映像にマッチした印象的な音楽を展開している（作品のサウンドトラックとオリジナルアルバムの２枚のアルバムも発売される）。
監督自身はこの作品について、「『ポルノスター』を撮った後からずっと暖めていた企画で、閉塞した状況を打破したい、変革したいという青春３部作（『ポルノスター』、『青い春』、そして今作）の最後に当たるぼくの初期集大成みたいな感じの作品になるんだと思います。」、「９人の登場人物のうち、誰か１人にでも思い入れが出来てもらえればうれしい。」と語っている。
刑務所から脱走を試みた男たち９人の魂がたどり着くところは。豊田監督の初期集大成の『ナイン・ソウルズ』をぜひ、劇場でご覧下さい。
「脱走した９人の男たちが抱え続けてきたソウル、たどり着く場所」
世間から隔絶された刑務所。そこの１３号室に未散という名の父親殺しの若者が入室した。その部屋の住人は未散も含め、息子殺しで服役している父親、暴走族上がりの男、AVの帝王、自殺幇助の罪を問われた医者、横須賀のプッシャー、爆弾魔など様々な経歴を持つ犯罪者たち１０人だった。ある日、そのうちの一人である偽札王を自称する男が発狂し、その部屋から隔離される。彼は富士山麓の小学校のタイムカプセルに大金を埋めているという話をしていた。
９人になっての朝食。そこにどこからともなく迷い込んだ鼠。その鼠が入り込んだ穴を手がかりに９人は刑務所からの脱出に成功する。暗闇の中をひた走る９人は赤いバンをヒッチハイクし、乗っ取ってしまう。９人が目指す先は、偽札王が大金が埋まっていると言っていた小学校。そして、９人の男たちはそれぞれにやり残したこと、失ったものを取り返す決心を抱えていた。そういった思いを抱えながら、赤いバンはそれぞれの目的地へ向かって走り続ける。その先にあるものなど、一切知らずに走り続ける。
(C)2003 「ナイン・ソウルズ」制作委員会
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阪本順治監督の『王手』の脚本家として映画界に登場。『ポルノスター』で鮮烈な監督デビューを果たした豊田利晃 監督。その後、ボクサーの姿を追いかけ続けた『アンチェイン』、松本大洋の原作を映画化し、大ヒットした『青い春』と確実に自分のフィールドを広げ続けている彼の集大成的な作品が、この『ナイン・ソウルズ』である。
世間から隔絶された刑務所。そこの１３号室に未散という名の父親殺しの若者が入室した。その部屋の住人は未散も含め、息子殺しで服役している父親、暴走族上がりの男、AVの帝王、自殺幇助の罪を問われた医者、横須賀のプッシャー、爆弾魔など様々な経歴を持つ犯罪者たち１０人だった。ある日、そのうちの一人である偽札王を自称する男が発狂し、その部屋から隔離される。彼は富士山麓の小学校のタイムカプセルに大金を埋めているという話をしていた。
