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『9000マイルの約束』
配給:東芝エンタティンメント / アルシネテラン
オフィシャルサイト:
http://www.alcine-terran.com/main/asfaras.htm

キャスト スタッフ データ
ベルンハルト・ベターマン
ミヒャエル・メンドゥル
アナトニー・ヴラディミロヴィチュ・コテニョフ
イリーナ・パンタエヴァ
ハンス・ペーター・ハルヴァクス
イリス・ベーム
アナ・ヘルマン
監督、製作、脚本:ハーディ・マーティンス
製作:ジミー・C・ゲルム
原作:ヨゼフ・マーティン・バウアー
脚本:ベルント・シュバム
   バスティアン・クレヴェー
撮影:パーヴェル・ルベシェフ
編集:アンドレアス・マーシャル
美術:ヴァレンティン・キドゥラノフ
   イゴール・シュチェロコフ
衣装:タチャーナ・コノトポヴァ
音楽:エドワルド・アルテミェフ
2002年ヒューストン国際映画祭 グランプリ&最優秀アドベンチャー賞 受賞
2001年ドイツ・ビーベラッハ映画祭 観客賞&国際審査員賞 受賞
2002年フランス・ヴァランシエヌ映画祭 特別賞 受賞
2002年ニューポート・ビーチ映画祭 功労賞 受賞
2003年ゆうばりファンタスティック国際映画祭 審査員特別賞 受賞

2001年/ドイツ/35ミリ/カラー/シネスコープ/ドルビーサラウンド/2時間38分

イントロダクション
「各地の映画祭で喝采を浴びたヨーロッパで最も有名な実話の映画化」
 戦争という極限の状態を生き残った人間のドラマは数多い。映画でも、2002年度のアカデミー賞作品賞など数多くの賞を受賞し、大ヒットした作品『戦場のピアニスト』やプリーモ・レーヴィの原作を映画化した『遙かなる帰郷』などといった作品が思い浮かぶ。こういった実話をベースにした良質な作品のひとつに加えられるであろう作品が、今回紹介する『9000マイルの約束』である。
 戦争の生き残りのドラマというと、ユダヤ人というものがどうしても頭に浮かぶが、ここで描かれる人物はドイツ人である。戦争終結のドサクサの中でシベリアへ抑留されたドイツ人(こういう部分はある年齢の日本人の心情に重なる部分もあるだろう)が9000マイルという距離を歩き続け、家族のいるドイツへとたどり着くまでのとてつもない話である。
 原作はドイツ軍の兵士であったクレメンス・フォレルの体験談をヨゼフ・マーティン・バウアーが纏め上げた作品。この作品は1955年に発売後、現在までに15の言語に翻訳され、世界中で3000万部以上の売り上げを記録している(現在もドイツ本国では年間9万部以上発行され続けている)。1959年には6部構成のテレビシリーズも製作され、高視聴率を記録しているが、映画化は今回がはじめてである。
 この作品を監督したのはスタントマンの冒険(?)を描いた『カスケーダー』で映画監督デビューをしたハーディ・マーティンス。この作品は監督第二作目になる。撮影は『コーカサスの虜』など多くの傑作を撮ってきたロシアを代表する映画人 パーヴェル・レベシェフが担当している。また、スーパーモデルとしても活躍するイリーナ・パンタエヴァが出演しているのも話題であろう。
 主人公の道程に合わせ、ほぼ1年という月日をかけてオールロケで行われた撮影は暑さと寒さが両極端な気候、全く整備されていないインフラなど非常に過酷なものであったという。だが、そういった撮影があったからこそ伝わってくるユーラシア大陸の持つ壮大で厳しく、美しい自然が画面に満ちている。そんなユーラシア大陸を3年もかけて歩き続けた男の脱走の物語は信じがたい出来事の連続である。そこにあるのは自由への希望であり、生き残ること、家族への渇望である。雄大なユーラシア大陸の自然と男の希望が重なることにより生み出された物語は2時間半以上の長尺な作品だが、そういった長さは全く感じさせない手に汗握るスリリングさと冒険、大きな感動にあふれたものになっている。
 個人的には国家が行う戦争とそこに巻き込まれる個人というものを改めて考えさせられる作品でもあった。そういった意味合いを込めて『戦場のピアニスト』に感動した方にはぜひ、見てもらいたい作品だと思う。ちなみにこの作品は数々の映画祭に招待され、2002年ヒューストン国際映画祭グランプリをはじめ多くの受賞を重ねている。ぜひ、劇場へ!

ストーリー
「家族への思いを果たすために、男は収容所を脱出した」
 戦争も終結間近の1944年。ドイツ人中尉のクレメンス・フォレルは出発する駅のホームで身重の妻と一人娘に別れを告げていた。次のクリスマスまでには帰るという言葉を残して。
 1945年の秋、クレメンス中尉はモスクワの裁判所で戦争犯罪者として有罪判決を受けた。あまりにもいい加減な裁判であったが、その結果、彼は多くの捕虜と共に極寒のシベリアへと送られることになった。シベリアへの移送の間や収容所に到着後も多くの捕虜が過酷な作業や疲労により息絶えていった。そんな中、クレメンスは家族のもとに戻るために1度目の脱走を試みる。しかし、脱走は失敗に終わり、ロシア兵だけでなく、捕虜仲間からの信頼も失ってしまう。暴行を受け、体力的にも無理が利かなくなったクレメンスを救ったのは収容所のドイツ人医師シュタウファーだった。シュタウファーは元々自分自身の脱走計画のために準備していた装備などをクレメンスに渡し、自らの伝言を託すことにした。実はシュタウファーは癌に侵されていたのだった。その夜、クレメンスは2度目の脱走を試みる。それは家族との約束のための果てしなく長く、過酷な道程であった。
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