『六月の蛇』
A SNAKE OF JUNE
2002年/日本/77分/アシディック・ブラック&ホワイト/
スタンダード/35ミリ/DTS STEREO
配給:
ゼアリズエンタープライズ
オフィシルサイト:
http://ysfm.ryosaku.com/snake/
黒沢あすか
神足裕司
塚本晋也
寺島進
田口トモロヲ
鈴木卓爾
監督・製作・脚本・撮影監督・美術監督・編集:
塚本晋也
撮影:志田貴之
照明:吉田恵輔
音楽:石川忠
衣装:岩崎浩子
小説:六月の蛇(塚本晋也著/マガジンハウス刊)
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「世界から絶賛された塚本晋也監督が描く“究極の愛”の物語」
圧倒的な世界観を持つ『鉄男』での鮮烈な劇場デビューにより、日本はもちろん、世界中に多くの熱狂的なファンを獲得した映画監督 塚本晋也。その塚本監督の最新作にして、2002年 第59回ベネチア国際映画祭で審査員特別大賞を受賞した作品が、この『六月の蛇』である。
塚本監督はこの作品について「毎年、梅雨の季節が来ると、今年も『六月の蛇』を作らなかった、とかれこれ10年、いや15年以上の長い間思い続けてきました。『鉄男』から『双生児』にいたるまで、『六月の蛇』の幻を追い掛けて死にものぐるいで映画を作ってきたように思えます。この映画が出発点であり、ひとつの到達点なのです。」と語っている。
主演は『愛について、東京』でヒロインを熱演した黒沢あすか(彼女はこの『六月の蛇』で私の女優生命が始まりました、と語っている)と、コラムニストとして活躍する神足裕司、監督でもある塚本晋也。共演には、寺島進、田口トモロヲなどの塚本作品の常連が出演している。
電話カウンセラーとして働く美しい人妻に届くストーカーからの脅迫と、その人妻の夫をめぐる“究極の愛”の物語。 これまでの塚本作品の集大成であり、これからのステップにあたるこの作品。ファンはもちろん、塚本監督の作品を未見の人もぜひ、劇場へ。
「ストーカーに追い詰められ、目覚める欲望」
粘りつくように蒸し暑い梅雨の東京。潔癖症の中年サラリーマン 辰巳重彦と電話カウンセラーとして働く妻 りん子は都心のマンションで恵まれた生活を送っていたが、セックスレスの夫婦関係は決してうまくいっているとは言えなかった。
ある日、職場で自殺予告の電話を受けたりん子は、その男に励ましの言葉を与え、自殺を思いとどまらせる。しかし、それをきっかけに、男のりん子へのストーカー行為がはじまる。郵送で送られてくる彼女の自慰行為を盗み撮りした写真、送られてきた携帯電話から要求される脅迫・・・・。それは、りん子にとって、恐怖と恥辱に満ちた日々の始まりであり、心の中の眠っていた蛇の目覚めでもあった。
(C)2002 KAIJYU THEATER/TSUKAMOTO SHINYA & (C)FOR MATERIALS 2002 THERE'S ENTERPRISE INC.
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