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『21グラム』
21g
配給:ギャガ・ヒューマックス
オフィシャルサイト:http://www.21grams.jp/


キャスト スタッフ データ
ショーン・ペン
ナオミ・ワッツ
ベニチオ・デル・トロ
シャルロット・ゲンズブール
メリッサ・レオ
クレア・デュヴァル
監督、製作:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
撮影:ロドリゴ・プリエト
編集:スティーヴン・ミリオン
プロダクション・デザイナー:ブリジット・ブロシュ
衣装デザイナー:マーレーナ・スチュワート
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
※2003年ヴェネチア国際映画祭 最優秀主演男優賞、観客賞最優秀主演女優賞、観客賞最優秀助演男優賞 受賞
※2003年ナショナル・ボード・オブ・レビュー 最優秀主演男優賞 受賞
※2004年フロリダ映画批評家協会賞 最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞 受賞
ほか各種映画祭にて受賞及びノミネート

2003年/アメリカ/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSR、ドルビーデジタル/2時間4分

イントロダクション
「『アモーレス・ペロス』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の待望の新作は最高の物語、最高の役者が生み出す重厚な人間ドラマ」 
 2000年のカンヌ国際映画祭批評家週間に出品された長編映画初監督作品『アモーレス・ペロス』で限りない絶賛を浴びたメキシコ出身の映画監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。3つの愛に関する独立したエピソードが交差しながら進行していくというオムニバス風スタイルを持ったこの作品の虜になった人は多いだろう。その後、BMWの短編映画シリーズ、『11"09'01/セプテンバー11』というオムニバス(テクノをバックにニュース映像がフラッシュしながら取り入れられているという作品)への参加をしていたイニャリトゥ監督の本当に待望の2作目の長編映画が公開される。それが今回紹介する作品『21グラム』である。
 “命が消えるそのときに、人は誰もが21グラムだけ軽くなる”という逸話をモチーフにイニャリトゥ監督が描く物語は、前作『アモーレス・ペロス』と同様に3つの物語が交差しながら進行していくというスタイルとなっている(このスタイルはすでに“イニャリトゥ主義”という言葉まで生み出しているという)。余命1ヵ月と宣告された心臓移植以外に助かる道のないポールという男、優しい夫とふたりの幼い娘と共に幸せな家庭生活を送る主婦クリスティーナ、信仰に打ち込むことで心の平静を得ようとしている前科者のジャック。人生に何の交わりすらない彼らの生活は、ジャックの運転するトラックがクリスティーナの愛する家族の命を奪うことにより、大きな係わりを持ってくる。それはひとつの心臓を巡ってのつながりであった。
 出演は、ポール役に『ミスティック・リバー』など出演する作品ごとに最高の演技を示すショーン・ペン、クリスティーナ役に『マルホランド・ドライブ』でブレイクしたナオミ・ワッツ、ジャック役に『トラフィック』で圧倒的な評価を獲得したベニチオ・デル・トロというハリウッドを代表する俳優たち。皆、『アモーレス・ペロス』を観て、イニャリトゥ監督の作品に出演したいと熱望していた俳優たちである。ナオミ・ワッツはこの役について「イニャリトゥ監督の作品だから、まだ脚本もない段階で出演をOKしたわ。その後、脚本を読んで『マルホランド・ドライブ』以来の素晴らしい役だと思ったわ。」と語り、ショーン・ペンは「単純な理由さ。非常に冒険的な語り口、とても人間臭い登場人物たち、そして、僕の心の琴線に触れた映画を撮った監督と組むチャンスだったんだよ。」と語り、すで『アモーレス・ペロス』に感動していたというデル・トロは「脚本を読み始めてすぐに、凄まじいまでの魂を感じて感動した。これは3人の人間の織り成す最高の物語だ。」と語っている。もちろん、イニャリトゥ監督は3人の主役たちの役作りと演技に最大級の賞賛を贈っている。その他の出演者はフランスを代表する女優 シャルロット・ゲンズブール、『17歳のカルテ』のクレア・デュバル、テレビを中心に活躍するメレッサ・レオなど。
 出演者を魅了した脚本は小説家としても確固たる地位を確立し、『アモーレス・ペロス』、BMWの短編映画シリーズでもイニャリトゥ監督とコンビを組んでいる盟友とも言うべきギジェルモ・アリアガによるもの。その脚本もイニャリトゥ監督の納得がいくまで、何十回と書き直されたという。自分の伝えたいことのためにベストの方法を探り続けたイニャリトゥ監督の熱意は繰り返し行われた綿密なリハーサルなどの製作過程にも表れている。そこまでの力を注いで描きたかったことについてイニャリトゥ監督は「私は矛盾だらけの多面的な人間が好きだ。どんな人でも、善人、悪人と単純に振り分けることは出来ない。人を裁くことなく、人の弱さも強さも見せたいんだ。なぜなら、人間という存在の真実を明らかにするには、それしか方法がないからだ。」と語っている。
 手持ちカメラで対象により迫り、息遣いを伝えるように、覗き込むように撮られる映像、鳴り響くアヴァンギャルドな音楽、バンドネオンの音色、そして役者たちの生み出す表情のすばらしさ。時間軸を入れ替え、組み変えしながら細かく進んでいく先の見えない物語。それが最後にきっちりと結ばれたときの驚き!『アモーレス・ペロス』に比べると話がパズルのように入組みまくっているため、その辺りで納得いかない向きもあるかと思うが、それでもこういったテーマをこれだけの冒険心を持って描ききる監督は今いないはず。物語、役者、監督の類稀な出会いがこの作品『21グラム』にはあります。ぜひ、映画館に足を運んでください。

ストーリー
「ひとつの出来事がつなぐ3人の人生。その辿り着いた先は・・・・」
 ジャンキーだったクリスティーナはそうした過去を断ち切り、今では優しい夫と可愛い娘2人と幸せな家庭を営んでいた。
 貧しいながらも妻と2人の子供と暮らす前科者のジャックは信仰に没頭することで心の平穏を得ようとしていた。クジで当たったトラックも神が与えてくれたものと信じていた。
 大学病院には余命1ヵ月と宣告されたポールが唯一の療法である心臓移植を待ち望んでいた。別居していた妻は彼の病状を聞き、彼のもとに戻り子供が欲しいと願っていた。
 ある日、クリスティーナに1本の電話がかかってくる。夫と2人の娘が轢き逃げされ、死亡したのだった。クリスティーナは人生に対する希望を失ってしまう。轢き逃げをしたのはジャックだった。警察に出頭した彼はあれだけ信仰していた神を呪う。そして、その事故で救われた命がひとつあった。クリスティーナの夫の心臓が移植されたポールだった。しかし、ポールにも過酷な現実が待ち受けていた。
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