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『十三通目の手紙』

配給:十三通目の手紙製作委員会
オフィシャルサイト:http://www.13-letter.com/


キャスト スタッフ データ
高原知秀
森まさひろ
深来勝
林田和久
矢野トモ子
中村祐樹
中西俊彦
松井紀美江
和泉ちぬ
斉藤林子
篠田三郎
みやけみつる
阪脩
森次晃嗣
監督、原作、脚本:亀田幸則
製作:村上八千代
プロデューサー:関口渉
撮影:岡田次雄
照明:上田雅晴
録音:志満順一
編集:石井香奈江
美術:清水明彦
音楽・演奏:寺村容子
      成川修士
      滝幸一郎
      菅原正宣
2004年/日本/カラー/ヴィスタサイズ/1時間51分

イントロダクション
「舞台で好評を博した密室会話推理劇の映画化。」
 いつか自分の作品をこの世に示したい、残したいと思っている人は多いだろう。しかし、映画だったり、小説だったり、写真だったりと様々な表現手段がある中で、そういった気持ちを貫き、きちんと作品を残せる人が少ないのも事実である。今回紹介する作品『十三通目の手紙』は“21世紀になったら自分の作品を発表したい”という夢を持ち続けていた人物による初監督作品である。
 “21世紀になったら自分の作品を発表したい”という夢を持ち続けていたという亀田幸則監督、なんと50歳を超えての遅咲きの監督デビューである。しかも映画の世界で下積みをつんだわけではなく、どちらかといえばまったくの門外漢という人物。もちろん、映画に対する愛情は相当なもので、高校時代に『12人の怒れる男』を観て以来、映画の世界に深く没頭し続けたという。彼にとって特別の世界である映画だが、最近は心を動かされる作品にめぐり合うこともなく、どこか悶々とした気持ちを抱えていたらしい。そんな彼は先にも書いたように“21世紀になったら自分の作品を発表したい”という思いから執筆活動を開始。未完ながら、いくつもの小説を書き上げている。その中のひとつの作品を改訂し、舞台脚本とした作品がこの『十三通目の手紙』であった(この舞台により、彼の夢は実現したわけだ)。自らが主宰した劇団 御成門により、2001年に初演されたこの作品は好評を博し、その後も再演が繰り返されてきた。今回の映画化は、その作品をより多くの人に観てもらいたいという想いと共に、大人の鑑賞にも堪えうる作品を送り出すという意図があったという。そのあたりについて亀田監督は「大人の世界を垣間見る、かっての小説や映画にはそんな感覚がありました。今の時代は、大人の鑑賞に耐えられるものが少なくなってきている様です。若い世代をターゲットにした物づくりが主流の現代では、それもやむを得ないのかもしれません。しかし、いつの時代にも若者は存在し、同時にお年寄りも存在するのです。価値観の違いをジェネレーションギャップで片付けるのは愚かなことだと思います。老若男女を問わず、「全ての大人たちを応援するエンターテイメント」そんな映画を目指しました。」と語っている。
 それだけではなく、この作品『十三通目の手紙』は亀田監督が最も感銘を受けたであろう映画『12人の怒れる男』への想いを反映した作品であるともいえる。それはこの作品が、バーという密室での会話からある事件の真相を探っていくという物語、密室劇であるからだ。バードランドというバーに集まった様々な客たち。そこに探偵が現れる。彼は友人の死のきっかけとなった1年前にこの店で起こった出来事を探っていたのだった。それはこの店にディスプレーされていたジャズの名盤の貴重なオリジナルレコードの盗難にまつわる話であった。常連客たちは探偵の言葉からあの日の記憶を紐解いていくという会話のみ、同じ時間軸で進んでいくというこの作品について、亀田監督は「今回の映画は「物語」そのものを主役と考えて撮りました。14人の登場人物は10代から70代まで、どこにでも居るようなごく一般的な人物です。人生経験、立場や考え方に差のある人物がひとつの事柄を話し合う。それぞれの思いを話す中で、変化し、成長するさまを描きたかったのです。皆さんは15人目の登場人物として同時進行で話に加わり、自分なりの結論を出して欲しいと思います。」と語っている。
 出演は「超星人グランセイザー」で人気上昇中の高原知秀、篠田三郎、森次高嗣など。音楽は舞台がジャズバーということもあり、もちろんジャズがふんだんに取り入れられている。
 舞台作品をより多くの人に観てもらいたい、物語を主役として撮ったという意図からだろうか、舞台を再現したという色が強く、密室ドラマ映画の持つ緊迫感に欠けてしまっているのが難点なのだが、登場人物への感情移入や推理しながら観てしまう物語などは良く出来ているし、監督が目指した「全ての大人たちを応援するエンターテイメント」という部分もクリアしているのではないだろうか。特にミステリー好きにとっては楽しめる作品に仕上がっていると思う(予定されているという次回監督作にも大いに期待したい)。ひじょうに短い期間の公開ですが、ぜひ、劇場へ足を運んでみてください。

ストーリー
 
「1年前の事件の真相は・・・・」
 都会の片隅にあるジャズ・バー“バードランド”。この日もいつものように常連客たちでにぎわっていた。ただ、いつもと少し違うのは、マスターが書いた処女推理小説の新人賞の発表の知らせが舞い込むかもしれなかったこと、そして、初めて現れたお客のひとことがあったからだった。そのお客の職業は探偵。彼は1年前にこのバーで起こった事件がきっかけとなって亡くなった友人の死の原因を追いかけていた。そして、その真相がつかめたから、このバーに現れたのだった。1年前にその場に居合わせた常連客にとっては終わっていた出来事なのだが、探偵の推理から新たな真相が浮かび上がってくる。
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