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『10話』
Ten
2002年/フランス・イラン/94分/カラー/35mm(DV撮影)/
1:1.66/DTS
配給:ユーロスペース
オフィシャルサイト

キャスト スタッフ データ
マニア・アクバリ/ ロヤー・アラブシャヒ/ キャタユン・タレブザデー/ マンダナ・シャルバフ/ アメネ・モラディ/ アミン・マヘル/ カムラン・アードル/ モルテザ・タバタバイ/ バフマン・キアロスタミ/ マスタネー・モハジェル/ マズダク・セパンル/ レザ・ヤズダニー/ ヴァヒド・ガーズイ 監督・プロデューサー・脚本:
   アッバス・キアロスタミ
プロデューサー:
   マリン・カーミッツ
使用楽曲:
   ハワード・ブレイク
   ‘Walking in the air’
※2002年カンヌ国際映画祭正式出品作品

イントロダクション
 「アッバス・キアロスタミ監督が女性の視点で見つめた世界の姿」
 イラン映画界の巨匠アッバス・キアロスタミ監督の待望の新作『10話』が公開される。新たな作品が公開されるごとに様々な話題を提供してきた監督が今回の作品で捉えたのは、タイトルが表すように連なっていく10話の物語である。主人公は名もない一人の女性。車を運転し続ける彼女が、別れた夫の下で暮らす自分の息子や姉、友人、見ず知らずの女性を助手席に乗せながら話す会話と表情によって綴られていくこの物語は、運転をする主人公が出会う10の旅の物語であり、助手席に座る者にとっては自分の直面している人生を語るという物語である。そして、キアロスタミ監督としては初めてのイランに暮らす女性(しかも現代の女性)の視点から世界を見つめた作品となっている。
 この作品の撮影は全篇が車のダッシュボードに据え付けられた小さなDV(デジタルビデオ)カメラによって行われている。しかも、監督自身は車に同乗せず、シナリオも使わず、車中での演出も行わず、記録されたもの(23時間にも及んだ)を編集段階になってコントロールしたにすぎないという。監督はこの作品について、「この作品はドキュメンタリーでも純粋なフィクションでもない、その中間とでも言おうか・・・。(この作品では私は監督として何をしたのかと問われたら)何もしてない。だが私がいなければこの作品は生まれなかった」と語っている。今までの監督の作品を観てきた方ならご存知だと思うが「現実の中で本当に起こること」を追求し続けてきたキアロスタミ監督の手法、その手法がもっとも昇華したものとして、この『10話』は捉えられるであろう。
 車内での会話と表情で綴られるだけの物語なのに、圧倒的にうったえてくるものがある珠玉の作品『10話』。ぜひ、劇場でご覧下さい。

ストーリー
 「10から始まり1で終わる物語」
 物語は〈10話〉から始まり〈1話〉で完結する。
 イランの首都テヘラン。そこに暮らす名もない一人の女性が運転する車。車は街を走り、色々な人を乗せては降ろしていく。そこで交わされる会話と表情からは、彼女たちが直面する現実が垣間見える。
 まず、最余に彼女が乗せたのは離婚した夫と暮らす彼女の息子。次に乗り込むのは彼女の姉。次に乗り込むのは礼拝に向かう老婆。次に夜の街で娼婦を乗せる。翌日は婚約中だという女性を乗せ、再び、息子を夫からピックアップする。夜の街では離婚した友人と待ち合わせをし、車に乗せる。その翌日、また、息子をピックアップし、あの婚約中の女性を乗せることになる。そして、また、息子を乗せて、10話の連なる物語は終わっていく。そこで交わされるのは、運転手の彼女や彼女が乗せた人たちが直面している世界の物語であった。
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