ティム・ロス
ミリー・アヴィタル
ジョン・タトゥーロ
ローテル・ブリュトー
ミッキー・ルーニー
オーラン・ジョーンズ
ロッド・スタイガー
クリス・フェンネル |
監督・脚本：
マイケル・ディ・ジャコモ
製作：ガブリエル・ターナー
撮影：エリック・サカロフ
編集：デービッド・レオナルド
音楽：ロバート・シミノ
衣装：パメラ・スミス
美術：カリーナ・イヴァノフ |
1997年/アメリカ/103分/カラー・一部モノクロ/1.85ビスタ/ドルビーSR
1998年カタルーニャ国際映画祭最優秀監督賞受賞、最優秀作品賞ノミネート
1998年カルロヴィ・ヴァリ国債映画祭クリスタル・グローブ賞ノミネート
1999年ファンタスポルト国際映画祭ファンタジー映画賞ノミネート
2001年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
“ヤング・ファンタスティック・グランプリ部門”審査員特別賞受賞 |
現代と過去、そして未来という時代設定。微妙に交差する登場人物たちの不思議な魅力。主演に「海の上のピアニスト」のティム・ロスを配し、ファンタジックなストーリーと映像美で贈るロードムービー、『夢の旅路』の登場だ。本作を撮り上げたのは、これでスクリーンデビューを果たした、マイケル・ディ・ジャコモ監督。脚本家としてもロマン・ポランスキーやスパイク・リー、ピーター・ガブリエルといった大物監督やプロデューサーらの作品を手掛け、世界のクリエイター達からのオファーも続く中、今後の活躍が大いに注目されている。また、ディ・ジャコモが脚本を書いている横で、ティムが即興演技をして台詞を考えたりといった二人の共同作業で脚本が練り上げられていったというエピソードもある。ティム・ロスのほか、ミリー・アヴィタル、ジョン・タトゥーロ、ミッキー・ルーニーらが出演。
ニューヨークでしがないタクシー・ドライバーとして働くヘンリーは、日々の喧騒の中、退屈な自らの人生に対する憤りを感じていた。ある日、ヘンリーはタキシードを身に包んだ客に銃を突きつけられ、持ち金全てを奪われてしまう。すると突然、謎の老人たちが三人、彼の前に現れ、タクシーに無理やり乗り込むと、車を出してくれとせがむ。急かされるがまま車を走らせたヘンリーだが、なんと彼らは金を一銭も持っていないばかりか、目的地すら決めていなかった。ヘンリーはこみ上げる怒りを押さえながら、この奇妙な老人たちと道中を共にすることになってしまった。旅の途中、次第に打ち解け合っていくヘンリーと老人たちだったが―。
