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『私が女になった日』
The Day I Became a Woman
配給:ギャガ・コミニュケーションズ
    アジア・オセアニア映画グループ
オフィシャル・サイト:
http://www.gaga.ne.jp/became_women/


キャスト スタッフ データ
ファテメ・チェラグ・アザル
ハッサン・ナベハン
シャフルバヌー・スィスィザデ・アメネ・バサンド
シャブナム・トルーイ/スィルス・カフーリネジャド
マフラム・ゼイノルザデ
ヌーリエ・マヒギリヤン
アズィゼ・ゼッディギ
バドル・イルーニネジャド
監督:マルズィエ・メシュキニ
製作:モハマンド・マフマディ
    ルーホッラ・バラダリ
脚本:モフセン・マフマルバフ
撮影:モハマンド・マフマディ
    エブラヒム・ガフォーリ
美術:アクバル・メシュキニ
音楽:モハマンド・レザ・ダルヴィシ
※2000年東京フィルメックス映画祭出品作品
※2000年ヴェネチア映画祭3部門受賞
※2000年トロント映画祭最優秀新人監督作品賞受賞
※2000年シカゴ映画祭最優秀新人監督作品賞受賞
※2000年プサン映画祭最優秀アジア映画賞受賞
※2000年ナント映画祭審査員特別賞受賞
※2000年テッサロニキ映画祭最優秀監督賞受賞

2000年/イラン/78分/カラー/35mm

イントロダクション
この映画は少女・壮年・老年と三世代の女性について焦点を当てています。
  今日の若者は自由を要求します。つまり彼女たちは、自分の心と本能の命令に素直に従っているからです。しかし、彼女たちの経験は不充分なので、決断するときに過去の経験から得た教訓を活かすことを知りません。」マルズィエ・メシュキニ監督は語る。彼女は少女の他、壮年・老年と伝統に縛りつけられているイラン女性の姿を描きたかった。この映画はそのように3つのオムニバス・ストーリーとなっている。“少女・壮年・老年”とそれぞれにヒロインがいて、彼女たちのお話で進行していく。少女は9歳の日にチャドルと呼ばれる大きなスカーフを被らなければという大人への移行をよぎなくされる。若い婦人はチャドルを被った女性たちの自転車レースに出場しているが、彼女の夫や親戚連中が馬で追いかけてきて、止めるよう説得を受ける。そして老女は裕福でありながら結婚できず、寂しい老後を送る。メシュキニ監督はこれが初監督作品。夫はイランを代表する監督、モフセン・マフマルバフ。今作では脚本を担当している。キャストに関しては第2話以外は全てアマチュア役者。だからこそ、演技も瑞々しいものに映る。

ストーリー
 初監督作品ではあるけれど、演技指導や小道具を効果的に使ったりなど、細部に行き渡った演出を見せているマルズィエ・メシュキニ監督。さすがマフマルバフ・フィルム・スクールで映画を勉強しただけのことはある。このスクールだが、モフセン・マフマルバフがイランの若い才能のために作った私塾である。自分の子供たち、サミラ、メイサン、ハナもここで映画を学んだ(ちなみに3人とも先妻との子供たちである)。監督が語るまでもなく、最近ではイランなどイスラム世界の状況がテレビなどでも伝えられているから、女性の地位がかなり窮屈であろうことは想像できる。むしろ、それほどでもないという場合もあるようで(映画監督ができるとは伝え聞くところでは想像できなかった)、それはイランだけがまだ良い方なのかもしれないけど、希望はあるということである。さて、先述の小道具だが、例えば第1話で少女が正午までに帰って来なければならないということで1本の棒きれを使って時間を計るというもの。要するに日時計。土の上に真っ直ぐに立てては影がなくなってないか見ているのである。第3話では老女が町に家財道具を買いに来たのだけれど、忘れないように1つずつ指にリボンを巻いて、1つ購入するごとにはずしていく。第2話は小道具とは違うけど、ずーっと自転車レースをしているので、そこでの映像構築が面白い。画になるシチュエーションなのだ。
だろうか?いろいろな面で考えさせられる映画と言えるだろう。
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