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『笑う蛙』

配給:オフィス・シロウズ/メディアボックス


キャスト スタッフ データ
長塚京三
大塚寧々
ミッキー・カーチス
國村隼
きたろう
三田村周三
金久美子
南果歩
雪村いづみ
監督:平山秀幸
製作:岡本東郎
   石川富康
   升水惟雄
   飯田隆
   鎌谷照夫
   多井久晃
脚本:成島出
撮影:柴崎幸三
照明:上田なりゆき
美術:中澤克巳
原作:藤田宜永『虜』(新潮文庫刊)
エンディングテーマ: 『春夏秋冬』 (作詞・作曲・唄 泉谷しげる
※第26回湯布院映画祭特別試写作品

2002年/日本/96分/カラー/ビスタビジョン/DTS

イントロダクション
 本作は『愛の領分』で第125回の直木賞を受賞した藤田宜永の長編『虜』を原作にした、同氏にとって初めての自作の映画化。かつてエリート銀行員だった男。融資の穴を埋めようとした先物取引やマチ金に手を出し抱えた負債は8500万円。彼は立派な犯罪者となり、失踪。逃亡に疲れた後、隠れ家に忍び込んだ別荘には妻が住んでいて、彼女から一週間匿うので、出てゆくときに離婚届けの判を押せと言われる…。監督には『愛を乞うひと』『ザ・中学教師』『ターン』の平山秀幸。主人公の逸平には長塚京三。『絵の中のぼくの村』『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』『東京夜曲』をはじめ、数々の映画やTVで活躍中の実力派。『ザ・中学教師』以来10年ぶりの平山監督との顔合わせとなる。妻の涼子には大塚寧々。今回は純日本的な静謐な佇まいの内に秘めた女性的な情念を見せてゆく。その他、雪村いづみ、ミッキー・カーチス、國村隼、南果歩、きたろう等々、ひとクセもふたクセもあるキャスト陣である。サスペンスフルな設定ながら、コメディ的要素もふんだんに取り入れられている。

ストーリー
 見ていて飽きがこなく、テンポ良いストーリー展開に笑えるシーンも多いので、久しぶりに楽しめる邦画に出会ったなという鑑賞後の気分であった。それは一にも二にも主演の長塚京三の力が大きい。彼の演技は現在の日本の俳優陣の中でもトップクラスなので見ていて安心できる。もちろん、役になり切っているからこそ見ている者に伝わってくるのだけれど。大塚寧々の普段はほわ〜んとしたキャラでありながら、言うべきことはズケズケと言う(特に夫には)役柄も何だか面白い。とは言え、1つ難点はセックス・シーンで彼女が足を閉じていることである(布団で体全部は見えないのだが)。こんな体勢でセックスなどできるはずがない。プロダクション・サイドなどで“絡みのシーン”ができないのであれば監督も少しは考えてほしい演出である。それから、彼等の演技ともども、この作品を面白くしているのは原作であろう。と、筆者は原作は読んでないので確信を持っては言えないのだが。(無責任で申し訳ない)例えば、本編の中で脇の俳優がこぼすセリフには原作の持っている世界と違う悪いセンス(ギャグは笑えない)が見え隠れするので、そうではないか(そのセリフは脚本化や撮影現場の段階で付け加えられたのではないだろうか)と推量するのである。だから、先述の“絡みのシーン”といい、この細かい部分でのセンスといい、作品は面白いのだけれどそれほど過大な評価をすることができない。もっとも、原作の良さは失われてないのだから、その面では良い演出をしていると言うことはできるのだが…。
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