坂口拓
榊英雄
松田賢二
新井雄一郎
松本実
大場一史
片山武宏
吉原歩
上赤俊朗
増本庄一郎
谷門進士
浅井星光
渡部遼介
古宮基成 |
監督・脚本：北村龍平
製作：進啓士郎
撮影：古谷巧
音楽：森野宣彦
特殊メイク：仲谷進
アクション監督：下村勇二 |
2000年/日本/1時間59分/カラー/ビスタ/35mm/ドルビーSR
※2000年東京国際ファンタスティック映画祭出品
※2001年ジェラルメール国際ファンタスティック映画祭出品
※2001年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品
※2001年CINEASIA映画祭出品
※2001年JAPAN FILM FESTIVAL（フランス）オープニング上映作品
※2001年日本インディペンデント映画祭銀賞受賞
※2001年ローマ国際ファンタスティック映画祭出品 |
1997年。オーストラリア学生映画界出身の北村龍平監督が、製作費わずか30万円、スタッフ・キャスト合わせて6人、撮影日数10日間で製作した伝説的インディペンデントムービー、「ダウン・トゥ・ヘル」。そして1999年、劇場次回作の準備を進める一方で、第2回インディーズムービーフェスティバル記念作品として「ダウントゥ・ヘル2」の制作がスタートした。前作と高じインディペンデント体制で制作がスタートしたこの作品は当初、スタッフ、キャスト合わせ15人、10日間でビデオ撮影するというごく小さな規模の作品であった。だがこのインディペンデント作品に、次々と優秀なスタッフが集まり始めた。さらにオーディションで選び抜いたキャストの中から主演に坂口拓が決まった。このスタッフ・キャストにインスピレーションを受けた北村寵平と共同脚本の山口雄大は「ダウン・トゥ・ヘル」の世界を遥かに超越した壮絶な脚本を書き上げた。この時点で制作チームは、この作品をビテオではなく、劇場映画最新作として製作することに計画を変更し、「VERSUS」へとその名を変えた。それはクランクインわずか3週間前のこと。既成の映画製作の流れではとうていありえないこの無謀な計画変更によって、当初の数十倍の規模に膨れ上がったこの作品に集結したのは、最強のクルー達。アクション監督には香港のトップアクションスター、ドニー・イエンの門下生である下村勇二があたり、最高レベルのスタントアクションを見せる。
その男に名前はない。囚人番号KSC2-303。それが男を表わす唯一の言葉。彼は刑務所を脱獄し、囚人仲間の一人の手引きで、この森である男たちと合流することになっていた。合流し、安全な場所まで脱出してそのまま分かれる。そんなシンプルな計画のはずだった…。だが、合流地点に現れた男たちは突然彼に銃を向けた。「ボスが来るまで
ここでおとなしく待つんだ」。これは罠なのか？ボスとは何者なんだ？そして男たちが誘拐してきた謎の女・・・。この女に見覚えがあるのは何故だ？終身刑の脱獄囚と、凶暴な男たち。悪党どもの間で高まる緊張感の中、KSC2-303は一瞬のすきを突いて銃を奪い、女を連れて逃げる。脱出不可能な森で繰り広げられる壮絶な戦いの裏で、時空をこえた宿命の決戦が幕を開けようとしていた！
