ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『渦 』
Maelstrom
配給:ギャガ・コミュニケーションズ


キャスト スタッフ データ
マリ・ジョゼ・クローズ
ジャン・ニコラス・ベロー
ステファニー・モーゲン・スターン
ピエール・ルボー
マルク・ジェリナス
ボビー・ベシュロ
バージニー・デュポア
シルビー・モロー
マリ・フランス・ランベール
クレルモン・ジョリクール
監督・脚本:デニ・ビルヌーブ
製作:ロジェ・フラピエ
   リュック・バンダル
撮影:アンドレ・ターピン
美術:シルバン・ジングラ
音楽:ピエール・デロシュール
衣装:デニ・スペリドークリス
※ベルリン国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞
※カナダジニー賞5部門受賞 ※モントリオール映画祭2部門受賞
※トロント国際映画祭審査員特別賞受賞

2000年/カナダ/86分/ビスタサイズ/ドルビーデジタル

イントロダクション
 いきなり登場するのはまな板の上の鯉ならぬ深海魚。彼は今まさにさばかれようとしているのだが、人間の言葉をしゃべり、この奇妙な物語を語り始める。語りが全て終らぬうちに首をはねられるのだが、次にまな板にあがったものがまたしゃべる始める…。主人公は美しいビビアン(マリ・ジョゼ・クローズ)。彼女は大女優の娘であり、25歳の若さでブティックのオーナーと成功を収めているようだが、経営は思わしくなく、私生活でも中絶手術を受けるような絶不調の真っ只中。その上、彼女はひき逃げ事件を起してしまうのである…。監督のデニ・ビルヌーブは「私にとっての本作品は自分で責任をとろう、慎重でいよう、という冗談めかした呼びかけです。しかし、私の友人はこの作品を1人の女性がカオスと虚言症に落ち込む陰鬱で深刻なドラマだと言いました。とんでもありません。」と語っている。さて、みなさんは見た後、どう感じるのでしょうか?

ストーリー
 主人公のビビアンはひき逃げを起した後、これを懸命に隠そうとする。また、この被害者が自分の家まで自力で帰り、そこで死亡したため、発見が遅れ、彼女の工作も(恐怖と苦悩のため、上手くはいかないが)警察の眼を逃れることとなる。これ以上書くとネタばれになりそうだけど、こんな感じでお話は進んでいくのである。かなりご都合主義が入っている映画なのである。でも、それは作為的なご都合主義。監督のデニ・ビルヌーブは我々、観客が面白いと思うだろうという展開(あるいは監督がこう展開したら興味深いと思ってるのかもしれない)に持って行こう、持って行こうと画策しているのである。それは良いのか悪いのか…センスのない監督であったら、かなりヤバイ仕上がりになってしまったと思う。でも、魚、水、海など、画的にも感覚的にも良い描写を重ねることをして居心地の良い作品に仕上げている。監督の言う“冗談めかした呼びかけ”はまさにこの映画を楽しんで見てね!ってこと。確かに設定は深刻そうに見えるけど、見続けているうちにビルヌーブ監督の世界を堪能できる。そういう映画ファンがたくさんいてくれると嬉しいんだけど…。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先