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『タイガーランド』
配給:20世紀FOX
オフィシャル・サイト:
http://www.foxjapan.com/movies/tigerland/


キャスト スタッフ データ
コリン・ファレル
マシュー・デイビス
クリフトン・コリンズ・ジュニア
トーマス・グイリー シア・ウィグハム
ラッセル・リチャードソン
コール・ハウザー
ニック・シアシー
アフェモ・オミラミ
ジェームズ・マクドナルド
キース・イーウェル
マット・ジェラルド
ステファン・フルトン
タイラー・クレーヴェンス
マイケル・エドミストン
エリアン・アッシュ
ヘヴェン・ガストン
マイケル・シャノン
監督:ジョエル・シューマカー
製作:アーノン・ミルチャン
/スティーブン・ハフト
/ボー・フリン
脚本:ロス・クラヴァン
/マイケル・マクグルーサー
撮影:マシュー・リバティック
美術:アンドリュー・ロウズ
音楽:ネーサン・ラーソン
※2001年ロッテルダム国際映画祭タイガーアワード(グランプリ)&国際批評家連盟賞受賞

2000年/アメリカ/101分/ビスタサイズ/ドルビーSR・SRD

イントロダクション

 「これはベトナム戦争の映画じゃないよ。モラルについての映画なんだ。文化と切り離された場所に放り出された若者たちが、暴力的な環境に身を投じ、暴力に染まっていく過程を描いている」監督のジョエル・シューマカーの言葉だ。この映画は脚本のロス・クラヴァンが1971年にこの過酷な訓練地(“タイガーランド”はベトナム戦争用のアメリカの訓練地。ジャングルに覆われていて、兵士はここの訓練を経て前線に送られた)で体験したことに基づいて作られた。ストーリーはこの訓練地に送られた1人の若者ボズ(コリン・ファレル)がさまざまな抗議行動を起していく中で仲間の共感を得ていくもの。その主演のコリン・ファレルはこの映画を「自分たちが何者かを見出そうとする人生の段階に生きている青年たちの物語だ」と言う。そのためか他の役者も若くて、顔の知られていないアクターが多い。彼らは血のりや傷は別として全てノーメイク。さらに撮影前の2週間、新兵訓練も実際に受けている。監督は『評決のとき』や『8mm』のジョエル・シューマカー。今回は監督が刺激を受けたドグマの手法で撮られている。


ストーリー
 ドグマの手法ということで、暗い画面(自然光)、手ブレありの撮影(ドキュメントタッチの臨場感)、粗い画質などがこの作品の基本ライン。本当にあったことを基に作られているということで、その撮影方法はピッタリ。リアリティを表す効果的な使われ方をしている。本当に主人公のボズのような兵士がいて、このような行動をとったのかどうかは疑問も残るけど、本当であってほしいという希望が観ているものに湧いてくる。彼のように自分が生き残るためにあらゆる手段を用いるのが本筋だと思うからだ。戦争は国の上層部の人間が潤うだけでそれ以外の人間には痛みしか伴わない。それをわかっていて黙って見ているだけでは人間という本来、生存欲求の高い生物には似つかわしくない。でも、国家に対する反論がなかなかできなくて無駄死にしているのはアメリカだけではなく、古今東西どこにでも起こりうることである。この映画は軍隊生活ということもあって、男の物語、男の友情ばかりで占められているが、ボズも単に勇敢な男という描き方ではなく、情緒的で涙もろく、そして怖がりでもあるどこにでもいるような男を描いている。その人間的な彼だからこそ、生きることに執着して(えげつないという意味ではないですよ)自分の考えを前面に出していっている姿は感動である。願わくば、どこの国の若者でも良いから、たくさんの人に見てほしい作品でもある。そして、自分の考えをなくさないでほしいとも思う。
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