ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『天国の口、終りの楽園。』
Y TU MAMA TAMBIEN
配給:ギャガ・コミュニケーションズ


キャスト スタッフ データ
ガエル・ガルシア・ベルナル
マリベル・ベルドゥー
ディエゴ・ルナ
ファン・カルロス・レモリーナ
アナ・ロペス・メルカード
マリア・アウラ
監督・脚本:アルフォンソ・キュアロン
脚本:カルロス・キュアロン
撮影:エマヌエル・ルベツキー
美術:ミゲル・アルバレス
音楽:ホセ・アントニオ・ガルシア
衣装デザイン:ガブリエラ・ディアケ
2001年/メキシコ/106分/ビスタサイズ/SRD

イントロダクション
 「とにかく今までとは違った映画、もっと現実的な視点から産まれる作品がやりたかったんだ」アルフォンソ・キュアロン監督はそう語る。本国メキシコでは年間興業収入第1位、数々の映画祭でも注目されたのが本作である。太陽に近い国メキシコではすべてがまぶしい。あまりにも青い空、目を射る色鮮やかな自然、乾いた空気にあふれる官能…。生と死、優しさと残酷さが交錯するこの地を旅したひとりの女とふたりの少年が見つけたものとはなにか?青春という魅惑と混乱のまっただなかに生きるふたりの少年を演じるのは『アモーレス・ペロス』のメキシコの新星、ガエル・ガルシア・ベルナルと、『夜になるまえに』のディエゴ・ルナ。彼らを魅了する女性には『ベルエポック』のマリベル・ベルドゥー。監督は『大いなる遺産』などハリウッドで活躍するアルフォンソ・キュアロン。なお、脚本はカルロス・キュアロンとの兄弟作業となっている。俳優に関して監督は「最初から俳優たちの緊張を解きほぐそうとはしなかった。気詰まりな雰囲気や内気さが、現場にそして映画にリアリティを持たせるために必要だからだ。そして3人とも徐々に打ち解けていった。みんな愉快で楽しい人柄だ。最後にはなんの不安も残ってなかったよ」とも言っている。

ストーリー
 メキシコのような貧困にあえぐ国の映画だと、なんとなくその貧困層の人々が主役になってそうなイメージがある(筆者だけかもしれない)が、この映画はそのメキシコの中上流階級の少年や女性が主役である。少年のうち1人は父親が有力政治家ということで大統領とも親しい家庭ということになっている。しかし、彼らが旅する過程において、どんどんと貧困層の地域に行くのであるが(“天国の口”という素晴らしいビーチを目指しているのだ)、そこでは日々の生活にも苦労している人々や軍隊に尋問されるシーンや時代の波に消えていった人たちの墓がたくさん描写されている。しかし、これらのことに関して、さして詳しくは教えてくれないのである。もっとも、そのことが見る者にとっては印象深く残ってしまうものであるから、良い演出であるとは言える。貧困層は貧困であることが最大の悩みであるが、裕福であるが故にまた別の悩みも抱えるものであることをこの作品は物語っているのであろう。ナレーションの入れ方や人物を背中からしか撮らないシーンなど、細かいカット割りも優れていて、この監督のセンスの良さも垣間見ることができる好作品である。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先