＜パート1-2：氷の愛撫＞原題：on top dwon under
2000年/アイスランド/カラー/27分
監督：フレドリック・トール・フリドリクソン
【イントロダクション】：台詞を一切使わずに、音楽と映像だけで構成されている、ファンタジック・エロス。フリドリクソン監督はアイスランドを代表する映画監督。
【ストーリー】：オン・トップ＝アイスランドの寒い冬。娘（ニーナ・グナスドトール）は夏に愛し合った青年を思い出しながら、全裸で暖かいベットに潜り込む。ダウン・アンダー＝オーストラリアの熱砂。青年は氷のブロックをトラックで運ぶ。やがて青年は氷のブロックを踏み台にして氷が熔けるとともに生命を絶つ…。

＜パート1-3：狂熱の白昼夢＞原題：sandolico
1996年/フィンランド・ブラジル/カラー/29分
監督・脚本：ミカ・カウリスマキ
【イントロダクション】：アキ・カウリスマキ監督の実兄、ミカ・カウリスマキの手掛けた本作は、構想の段階から“舞台はブラジル！”という彼のたっての願いのもと完成された、異色エロティック・ムービー。
【ストーリー】：世界的に有名な音楽指揮者エリック（アンドレア・ブルーム）は、休暇を楽しんでいるブラジル・コパカバーナのリゾートで南米の魅力溢れる、肢体滑らかなダイナマイト・ボディの女性と知り合う。彼女はサンバのダンサーだったが、街のならず者たちに追われており、エリックも巻き込まれ、彼女と2人で追われる身となってしまう…。

＜パート2-1：カーシュ夫人の欲望＞原題：the insatiable mrs.kirsh
1994年/イギリス/カラー/28分
監督・脚本：ケン・ラッセル
【イントロダクション】：イギリスの鬼才、ケン・ラッセル監督のエロティック・ショートムービー。ラッセル監督は、93年に行なわれたカンヌ映画祭でプロデューサー、レジーナ・ツィグラーの『Tales of Erotica』（＝本企画）のプロモーション・ビデオを見た後、彼女に声をかけ、本作の脚本を数週間で仕上げてしまった。
【ストーリー】：独り海岸の断崖に立っている艶かしい女性（ヘティ・ベインズ）を見た青年作家（サイモン・シェパード）は思わず彼女の後を付けていく。ホテルで食事する彼女、彼女の部屋から聞こえてくる音に、青年のエロティックな想像は膨らんでいく…。

＜パート2-2：悪魔のレッスン＞原題：devilish education
1994年/ポーランド/カラー/28分
監督・脚本：ヤヌス・マジョウスキー
【イントロダクション】：ポーランドの自然と美女の魅力をふんだんに描いた、ファンタジックなエロティックムービー。93年の映画祭でプロデューサーのレジーナ・ツィグラーと出会ったマジョウスキー監督はポーランドという国の魅カを生かした短編をつくるよう話し合い、本作の脚本が出来上がった。
【ストーリー】：美少女ゴシア（レターナ・ダンスウィック）は牧歌的な田舎で乳絞りや放牧などの日々を送っていた。全裸で川遊びをしたり、草原ではあられもない姿で昼寝をしたりと、自然にたわむれる彼女の姿は誰が見ても美しさの溜息をつくほどであった…。

＜パート2-3：マリッジ・ブルーの愉しみ＞原題：the dutch master
1993年/アメリカ/カラー/28分
監督・脚本：スーザン・シーデルマン
【イントロダクション】：ミラ・ソルヴィーノがウディ・アレン監督『誘惑のアフロディーテ』で96年のアカデミー賞助演女優賞を受賞する前の、初々しさの残る彼女を見出したスーザン・シーデルマンの手腕が存分に発揮されている作品。
【ストーリー】：テレサ（ミラ・ソルヴィーノ）はニューヨークで結婚を間近に控えた歯科衛生士。女友達と行った男性ヌードショーも婚約者とのセックスも何だか物足りず、マリッジブルーの心境で日々生活していた。そんなある日、メトロポリタン美術館に飾ってある、オランダの画家ゴッホの絵を観た瞬間、絵の中の男性に魅せられてしまう…。