『少女たちの遺言』
Memento mori
配給:オンリー・ハーツ
パク・イェジン
イ・ヨンジン
キム・ミンソン
キム・ミンヒ
コン・ヒョジン
ペク・チョンハク
監督・脚本:キム・テヨン ミン・ギュドン
製作:オ・ギミン
撮影:キム・ユンス
照明:チェ・ソンウォン
美術:イ・デフン
音楽:チョ・ソンウ
1999年/韓国/97分/1:1.85/ドルビーSRD
※2001年スラムダンク国際映画祭コダック・アワード撮影賞受賞
※2000年第36回百想芸術大賞新人監督賞女子新人演技賞受賞
※2000年第20回映画評論家協会賞新人女優賞受賞
本作は、韓国で大ヒットした『女校怪談』(98/パク・キヒョン監督)の第2弾として企画されたが、実際にはまったく関係のないえいがとなった。 <怪談>よりも<女子高>を重点に描かれた本作について、「韓国で10代の女性として生きていくということはどうゆうことなのかを課題に、自然なドラマを作りたかった。被害者として、あるいは教育を受ける側のみとして描かれてきた10代を、現在進行形の活き活きとしたイメージで描いた。エネルギーにあふれ、明るく、自分の欲求をためらうことなくさらけ出し、教師と対等な人間関係をもつ存在として女子高生を位置付けたい。」と語るのは、監督・脚本はこれが長編デビュー作となるキム・テヨンとミン・ギュドンの両監督。 女子高生同志の恋愛、交換日記、いじめ、自殺、教師との禁じられた関係、そして彼女たちがつくりだす怪談。これらのモチーフをミックスさせ、少女期特有の揺れ動く心情をみずみずしく描き出した傑作である。映画初出演のパク・イェジン、イ・ヨンジン、キム・ミンソンの3人は本作公開後、韓国で大ブレイク。また、『八月のクリスマス』で注目されたチョ・ソウンが音楽を担当し、印象的な美しいピアノの旋律で、見事に監督の要請に応えている。
女子高に通うミナ(キム・ミンソン)は、偶然学校の校庭で一冊の赤い日記帳を見つける。それは、陸上部のシウン(イ・ヨンジン)と大人びた雰囲気を持った合唱部のヒョシン(パク・イェジン)の交換日記だった。
そこには、二人の恋愛関係が克明に記されていた。だが、ある出来事をきっかけにシウンはヒョシンを避け始めていた。 そしてミナが日記を拾ったその日、ヒョシンは学校の屋上から投身自殺してしまう。ミナはその理由を求めて日記を読み進めているうちに「メメント・モリ(死を記憶しろ)」という言葉に突き当たる。やがて、彼女の周りで次々と奇怪な現象が起こり始めた・・・。
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