『入社試験』 監督・脚本:矢口史靖 ストーリー: 今年も新入社員の季節がやてきました。「コ、コウコクのシゴトとか、 やってみたいんでっ！」と、意気盛んにパルコの面接試験を受ける花子（真野きりな） 。しかし、隣にはいかにもデキのよさそうなキリリとした東大出の男（近藤公園）…。 東大男のそつないアピールであっけなく面接は終了。全く良い所が出せなかったと、 くじける花子の前に現れた面接官になぞの封筒を渡される。「この封筒を最後まで開 けなかったら、合格ですよ…」。ん〜〜〜、開けたい、でも受かりたい！このナゾの 封筒に「いつもワケがわからない」で有名なパルコのコマーシャルの秘密が…。 他3作品。
オムニバスならではの欲張りな魅力が満載の本作。監督は『ウォーターボーイズ』の矢口史靖と、往年のライバル、そして俳優としても活躍中の鈴木卓爾。この2人が“ナウでヤングな若者が集う”パルコを舞台に、思いっきり遊んで撮った完全フィクション5話から構成されるオムニバス映画である。2人の監督は以下のように語っている。矢口「パルコの安田さんというプロデューサーと3年前にトロント映画祭で出会い、彼女が『ワンピース』が好きだというので、いつか何かやりましょう、やりましょうと言いつつ、まぁ、『ワンピース』ではなく、こういう短編映画という形になりましたけれども、そんな熱いラブコールに応えて、3年越しの恋が実った作品です。」鈴木「デパートを舞台にした映画って昔のハリウッド映画によくあって、そういった夢のおもちゃ箱をひっくり返したようなことができるんじゃないかっていう期待がすごくあったんですね。デパートの中ってある種映画で言うと、セットのようなものですから、そういったデパートを使って、ポップなものを撮りたかった。『ワンピース』とかだといつも家の中とか、家の周りとかを使って撮ってるので…。普通にやろうと思ったら、ロケ交渉とか金銭的な問題が大変なので、そういったチャンスは面白いと思ったのがきっかけです。」
『入社試験』
