ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『幼なじみ』
配給:アスミック・エース


キャスト スタッフ データ
ロール・ラウスト
アレクサンドル・オグー
マリアンヌ・アスカリッド
ジャン=ピエール・ダルッサン
ジェラール・メイラン
クリスティーヌ・ブリュシェール
ジャック・ピエレ
ヴェロニク・バルム
監督:ロベール・ゲディギアン
脚本:
ジャン=ルイ・ミレジ
ロベール・ゲディギアン
原作:ジェームス・ボールドウィン
(「ビール・ストリートに口あらば」)
製作:
ジル・サンドズ
ミシェル・サン=ジャン
ロベール・ゲディギアン
撮影:ベルナール・カヴァリエ
録音:ロラン・ラファン
編集:ベルナール・サシア
美術:
ミシェル・ヴァンデシュタイン
※1998年サン・セバスチャン国際映画祭
※(審査員特別賞、最優秀脚本賞、OCIC賞)3部門受賞

1998/フランス/ヨーロピアン・ヴィスタサイズ/ドルビーSR/113分

イントロダクション
 若い二人のまっすぐな恋心と、それを見守る家族の愛情を、慈しむように丹念に描いたのは、マルセイユ生まれで、この街で映画を撮り続けているロベール・ゲディギアン監督。フランスで半年間以上のロングラン上映を続け、大ヒットとなった前作『マルセイユの恋』(97)のスタッフとキャストが再び結集して完成した作品。主役の二人を演じるのは、共にこれが映画初出演となる、ロール・ラウスト(クリム役)、アレクサンドル・オグー(べべ役)。彼らの澄んだ眼差しが胸を打ち、次々と起こる逆境を乗り越えていく姿を応援せずにはいられない。原作は、現代アメリカを代表する黒人作家ジェームス・ボールドウィンの「ビール・ストリートに口あらば」。本作では舞台をニューヨークからマルセイユに移し、大胆に脚色した。

ストーリー
 クリム(ロール・ラウスト)とべべ(アレクサンドル・オグー)は幼なじみ。いつもふたりで海で泳いだり、散歩をしたり、ケンカもするがとにかく仲がいい。毎日、マルセイユの空気を胸いっぱいに吸い込んで元気に遊んでいる。そんな幼なかったふたりも、時が過ぎ、16歳と18歳という異性を意識する年頃になり、何の戸惑いも無く自然に愛し合い結婚を決意する。このふたりの純愛を象徴するかのように、時折、映し出されるマルセイユの澄み切った青い空、静かに落ち着いた海の様子が爽やか過ぎるほど印象的である。また、彼らを取り巻く家族のキャラクターも驚くほど誠実だ。そう言ってしまうとなんだかこの映画、まるで優等生諸君の集まりの様だが、そうではない。不況、麻薬の密売、レイプ、更には人種差別の壁といったマルセイユの暗い影がしっかりと現実として描かれている。そんな社会環境の中で、べべの父親もまた様々な問題をかかえているひとりである。しかし、家族を思う気持ちはクリムの父親同様、献身的だ。
『オール・アバウト・マイ・マザー』が母性を、女を言及したのなら、本作では父性の在り方、男の哀愁に注目といったとこだろうか。子供を、家族を守る本能には、家族の暖かさ・・といったそんなほんわかとした生易しいものはない。そこには一人の人間としての存在を厳しくもしっかりと認め、尊敬にも似た互いの愛という濃厚な絆がしっかりと見て取れる。黒人ゆえに濡れ衣を着せられた恋人べべの逮捕、そんな中で彼の子供を身篭るクリムに悲壮感など微塵も感じないのは、クリムの凛とした姿勢と、何より彼女がこの家族の絆(愛)にしっかりと抱かれているからなのだろう。マルセイユの青と、本作から溢れ出る“愛のかたち”を存分に堪能してみては。是非、親子で観てほしい一作。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先