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『On The Way』
On The Way
配給:イメージフォーラム

キャスト スタッフ データ
マンフレッド・オットー
クーン・ヤン・ムーン
スー・ヤン・リー
ギャビー・チュン
ヤン・ヒー・パーク
テ・スーン・ジョン
製作・監督・編集: 崔在銀
ナレーション:デビッド・トゥープ
脚本:中村桂子
   崔在銀
撮影:ハンス・ロンバッハ
音楽:細野晴臣
   真壁尚也
※2001年 韓国・チョンジュ国際映画祭 Asian Indie Cine-Forum部門正式招待作品
※2001年 スイス・ロカルノ国際映画祭 Filmmakers of the Present部門正式招待作品
※2001年 カナダ・モントリオール世界映画祭 Cinema of Tomorrow: New Trends"部門正式招待作品
※2001年 東京国際女性映画祭正式招待作品
※2001年 ハワイ国際映画祭正式招待作品

2000年/日本・韓国・ドイツ/1時間12分/カラー/ヴィスタ・サイズ/ドルビーSR

イントロダクション

 『この映画は、20世紀に起こった事実を基にした、ある種のドキュメンタリーである。』
  この作品は、一人の老人を旅人として、過去の記憶 =“「閉じた」境界を産み出し続けた20世紀の人間の歴史”をふりかえり、一方で自然の姿 =“「共生」により豊かな生態系をはぐくむ生物たちの生きる姿”を見つめながら、人間を生命体の一つとして「個」に立ち戻らせ、未来=“知恵とモラルと想像力にあふれた「開かれた」存在が「共生」する新しい時代”をイメージし、その途上= “On The Way”である「今」を見つめるドキュメンタリー・ドラマだ。南北分断後初めて映画撮影が許可された板門店(共同警備区域=JSA)、いまだに死の影が色濃い室内とは対照的に花々が生を謳歌する初夏のアウシュビッツなど、ドイツのドキュメンタリスト、ハンス・ロンバッハのカメラに映し撮られた美しい映像と、心の隅々にまでしみわたる細野晴臣・真壁尚也の音楽。この作品の基本的な考え方を端的な言葉で綴る生物学者・中村桂子の詩。そしてその言葉を語る、現代音楽シーンをリードするイギリス人ミュージシャン・作家、デビッド・トゥープのナレーション。これらが心地よく溶合い、崔のアートとして、静かにそして力強くフィルムの中で息づいている。今回初めて監督をつとめる崔在銀は、76年に来日後草月流で学び、勅使河原宏氏に師事。84年草月ギャラリーで初の個展を開催し、その後も多くの個展やグループ展をはじめ、韓国大田国際万国博覧会「リサイクル・パビリオン」、パリユネスコ本部での「巴里大茶会」、第46回ヴェニス・ビエンナーレ日本代表など、彫刻やインスタレーションの枠を越えた作品で国際的に活動を続けている。


ストーリー
ここに登場する老人は、自らの経験によって人間の哀しみと愛を深く理解し、叡知にあふれた美しい人間の象徴として、また20世紀の歴史の証人として、それらを次の世代に伝える者である。そしてそれらを学び、次の世紀を、新しい時代を作る担い手の象徴として少女達が登場する。また、この映画には、いたるところに様々な自然の姿があふれている。花や木、昆虫や鳥や魚、動物たち、すべての生命体が象徴する力強く美しい「生」は、ここでとりあげる20世紀の出来事に潜む「死」との対比であり、またすべての生物が実践している優れた「共生」の方法が、次の時代を生きる道を我々に指し示してくれるのである。あらゆる生物が、それぞれが独立した多様な存在でありながら、他の生物と密接にかかわりあい、共生しているのは、彼らが「開かれた」存在であるからだ。共生は決して甘い関係ではない。人間も本来は個人や国家が各々のアイデンティティを確立しながらも、相互にコミュニケーションを図り、共生する「開かれた」存在であるはずだったが、実際には20世紀の人間社会は、外界とのコミュニケーションの中で、国家単位のエゴイズムを押し通すような、「閉じた」境界を次々に産み出してきた。この映画の中の老人による旅は、これら20世紀の人間の歴史をふりかえり、過去をみつめる旅であると同時に、豊かな生態系をはぐくみながら、長い間続いてきた、またこれからも続いて行くであろう生物たちの生きる姿をめぐる旅である。
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