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『なごり雪』
配給:大映
オフィシャル・サイト:
http://nagoriyuki.com/index2.html


キャスト スタッフ データ
三浦友和
ベンガル
須藤温子
宝生舞
細山田隆人
反田孝幸
長澤まさみ
左時枝
津島恵子〔特別出演〕
監督:大林宣彦
助監督:南柱根
「なごり雪」作詩・曲・唄:
伊勢正三
2002年/日本/111分          

イントロダクション
 『尾道から臼杵へ。新世紀大林映画のスタートである。』
  大分県臼杵市は古い小さな美しい町。日本の高度経済成長期にセメント工場の企業誘致を市民運動で阻止し、開発という名の破壊から古里の緑を守った人びとが暮す町だ。市民はそれを痩せ我慢と言うが、それ故に「武士は食わねど」の背筋が伸びた、凜とした美しさが特徴的である。古里尾道を中心に二十五年に亘る「町守り」映画を作り続けて来た大林宣彦は、二十一世紀の映画活動をこの臼杵から始めた。表題となった『なごり雪』は、今から二十八年前、臼杵市の隣町津久見を古里とする伊勢正三によって、その津久見駅のホームを舞台に作られた唄だ。津久見市は豊かな資源としての石灰岩を持つ地形にあり、古くから日本有数のセメントの町として栄えた。つまり臼杵とは異なる歴史を辿った訳で、今回の物語の舞台を「臼杵駅」に移し変えた事については伊勢正三の思いもまた様ざまにあるだろう。監督は何時の日か、この津久見を舞台にした映画を、と考えつつ今回は敢えて「臼杵映画」とした。主演に50歳を迎えた三浦友和。彼の旧友・水田役に『異人たちとの夏』『水の旅人』などのベンガル。ヒロイン・雪子には新人の須藤温子が起用された。

ストーリー
 一人ぽっちで自殺願望と戯れながら、五十歳を迎えようとしている男、梶村祐作(三浦友和)を、二十八年ぶりに古里へと呼び寄せるかつての友、水田健一郎(ベンガル)、この物語はそこから始まる。「妻が、……雪子が死にかけている。……祐作、帰って来てくれないか、臼杵に」。妻?……雪子。……雪などめったに降らない温暖な町に住みながら、雪が降ると奇蹟が起きる、……そう信じて、その名前の通り雪を愛し待ち焦がれ続けた美しい少女。臼杵。……九重連山に抱かれ、豊後水道に面した、温暖で風光明媚な古い城下町。祐作はそこで少年時代を過ごし、水田や雪子と出会い、そして別れた。二十八年ぶりに古里に戻った祐作が見たものは、全身に包帯を巻かれ、やがて訪れる死を静かに待つ、かつての親友の妻、雪子(須藤温子)の姿だった。祐作の脳裏に雪子を見た最後の日が蘇る。雪子の手から剃刀を奪おうとする水田、手首を血に染めて「違う!」、と叫んだ雪子。あの夜少女に何があったのか。逃れようの無い重い現実を前に、蘇る青春の追憶。いつも自分を恋していた雪子。その気持ちを知りながら深く傷つけた自分。いつも雪子を恋していた水田。そしてまた東京の大学へ向う自分をホームで見送り、春にはきっと帰って来て、とせがんだ雪子。約束を守れなかった自分。雪子は俺が守ると言った水田の姿。自分達はこの二十八年間、何を得て、何を失ったのか。
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